にっしん(@nisi_otabloger)です。
ある言葉に引っかかりました、それは「ポンコツ」です(笑)
聞いたことがない人はまずいないでしょう。役に立たない人などに対して「ポンコツ」と言ったりしますが、そもそもなんで「ポンコツ」なのか?
それ分かる人いますか?そして、そもそもの意味をちゃんと説明できる人も少ないのではないでしょうか。
これが分かれば「ポンコツ人間」というのがどういう人を指すのかが分かるでしょう。
ちなみに、僕は乗り物に乗ると眠くなって、完全にポンコツになります(笑)仕事ではポンコツではないと思いたいです(笑)
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そもそも「ポンコツ」の意味、語源、由来とは何か?
「ポンコツ」
あなたはこの言葉の意味や語源、由来は分かりますか?そもそも日本語なのか?他国の言語なのではとすらも思えます。
そもそもの意味は、
- ゲンコツで殴る事
- 破損や老朽化などといった理由で役に立たなくなったもの
を意味します。
ちなみに、起源、由来は
- 「ゲンコツ」を聞き間違えたという説
- 「ポン」「コツ」という擬音から「ポンコツ」になったという説
があるようです。
そして、昭和34年に阿川弘之さんの新聞小説「ポンコツ」の一説によって、世間一般に広まったそうです。
この阿川弘之さんは、「ビートたけしのTVタックル」にレギュラー出演している阿川佐和子さんの父親です。
仕事などで言われる「ポンコツ」は2つ目の意味の「役に立たない」という意味ですね。冒頭の僕の「ポンコツ」はこれになりますね(笑)
こう聞くとかなりネガティブに思うかもしれませんが、実際にはそうでなく、可愛げがあったり、キャラとして扱われているのではないでしょうか。
本当に役に立たないなら「役立たず」と言われたり、強い感じで注意を受けたりなど「ポンコツ」という言葉では収まらないでしょう。
ただ、基本的にポジティブな言葉としては使われませんが、アニメキャラで「ポンコツ」と言われると、「意外」「かわいい」「萌え」の対象になるようです。
デキる風の人だと思ったけど、天然ボケであったり意外と打たれ弱かったりすると言われるようです。
「ポンコツ」と言われる人の特徴
あなたの職場で「ポンコツ」と言われるような人思われるような人はいるでしょうか。
いろいろ特徴はあると思うので上げていきます。
まあ、どの人も当てはまる部分は少なからずあるようにも思うので、該当するからといって「ポンコツ」というのは違うと思いますので、参考までにです。
先に結論を言うと、つまるところ「意識が低い」ということでしょう。
気を付ければ解決または改善できるのにしない、など反省しても次に生かされなければ周りはしらけます。
そういう事に対してうんざりいて、最終的に「ポンコツ」と言われるのかもしれません。以下要素を上げていきます。
ポンコツ要素① 行動面
これらは完全な不注意や意識不足によるものです。
例えば
- 同じミスを繰り返す1
- 指示待ち(指示されないと動けない)2
- 周りの足を引っ張っていても自覚がない8
- 人の話を聞かない、メモを取らない、人の話を理解しようとしない11、1224
- ボーっとしている10
- 要領が悪すぎる22
- 敬語が使えない7
といったところでしょうか。
「最近の若者は~」っていう愚痴が聞こえてきそうな項目が多いですが、どれも気を付ければ改善できる事です。
ポンコツ要素② マインド
性格的な問題やものの考え方の部分です。
これも例をあげると
- ネガティブ
- 向上心がない
- 時間、お金にルーズ、だらしない
- 自分に甘い、すぐ諦める、泣く
- 嫌々仕事をしている
- 人の気持ちにうとい、プライドが高い
- 人の成果をさも自分の手柄にしようとする、自己顕示欲が強い
- 長期的視野で見れない(短絡的な欲求(ギャンブル)などにのめり込みやすい)
といった部分です。
要は共に「仕事に対する姿勢」という事が言えますね。行動的な問題と気持ちの問題。そういった事に対して言われる部分もあるでしょう。
むやみに使うのは良くない
ですが、色々な項目を上げても、これらを完ぺきにこなせる人はまずいないのではないでしょうか。
疲れていたり、悩み事や考え事があったら、ボーっとしてしまうでしょうし、時には自分に甘くしたくなる時だってあるはずです。
それをもって「ポンコツ」というなら、全ての人がポンコツですし、むしろ何かにつけてポンコツという人はその人がポンコツだと思ってしまいます。
心理学の用語で「投影」というものがありますが、自分がポンコツだから、他人もポンコツに見えてしまう。そんな風に僕は感じてしまいます。
職場は完璧を求めがち、でもそれがポンコツを生み出す
何かにつけて揚げ足取ったように叱ったり指導する人がいます。
それでその人が良くなればいいですが、あまり言われすぎると自信がなくなっていきます。テンションが落ちて動きが悪くなる。
そして、先ほどあげた項目に引っかかり「ポンコツ」と呼ばれる。これじゃ周りがポンコツにしたようなものです。
違う職場や部署に行くと水を得た魚のように明るくなったりする人がいますが、もしかすると周りによってポンコツにされてしまったのかもしれません。
ですが、そうではなく、言われても仕方ないケースもあるでしょう。どういったケースでも、もしそう言われたらどうしたらいいでしょうか。
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「ポンコツ」と思ったり言われたらどうするか?
周りからポンコツと言われたり、個人的に「ポンコツ」と思わなくても、「周りに迷惑をかけている」と思ったらどうしたらいいか。
僕の経験も踏まえて色々と方法をあげてみたいと思います。
もちろん、改善しよう、より良くしようという前向きな気持ち、現状を脱するために努力を惜しまないという気持ちがある事が大前提です。
これがないなら「ポンコツ」と言われたり、思われても仕方がありません。「果報は寝て待て」と言いますが、この件で寝て待って果報は絶対来ませんから。
対処法① ミスをしても、同じミスはしない
人間だれしもミスはするものです。だからこそ完璧にやろうとすると、ミスを誘発することになりかねません。
ですが、全く同じミスをしてしまうのは、注意力が足りないと言えます。意識の問題もあるでしょう。
1つのミスから学んで、どう対処したら良いかなど考える必要があります。
もしかすると、ミスにも共通していることがあるかもしれません。
- 思い込み
- 最初、最後の方でミスする
- 混雑したり、忙しくなるとミスする
- きまってこの時間にミスしやすい
- この業務の時に限ってミスが連発する
いろいろな共通点があるかもしれません。
そこを分析して埋める努力をすることで、色々と繋がり、複数のミスを防ぐ事にもつながるかもしれません。
対処法② できる事、できない事などを把握する
人間得手不得手があります。不得意な事を得意にするのは無理がある時があります。
例えば僕の場合、人の気持ちを押しのけて突き進むのはあまり得意ではありません。逆に押しが強い人がいますが、そういう役回りを僕に求めても無理があります。
それができないからと「ポンコツ」と言われてはかないません。
できる事、できない事を把握しておくことは大切です。どうしてもできない事は「仕方ない」という割り切りも時として必要です。
対処法③ 穴を埋める努力をする
もし不得手な事でも、改善可能な事はきっとあるはずです。
それを改善して、5段階評価の3くらいにもっていく努力も必要と言えますね。
初めからできないと決めつけず、やってみる事が大切ですし、意外と出来たり、逆に適性があって得意に変わるかもしれません。
対処法④ 自分の得意な事を伸ばす
③とは逆です。
自分の得意とすることをひたすら伸ばす、得意でなくても、できる事を伸ばしていく。
そうする事で周りから認められて、ちょっとの不得意な事は目をつぶってもらえる事もあります。
今、「ダメだな」と見られても堅実に仕事をしていけば認めてくれる人はいます。
僕も転職して職場が変わった時、新しい所に適応できなくて、周りから「ポンコツ」扱いを受けた時があります。
悔しかったし、辛くはありましたが、それでもめげずに続けて行く事で認めてくれる人や頼りにしてくれる人が増えていきました。
最終的に管理職も任されるくらいになって、今からしたら不思議なものです。「人の評価なんて水物だな」とも思いました。
「万物は流転(るてん)する」と言いますが、今の状況が常にずっと続くわけではありません。自ら動かす努力というものは必要です。
対処法⑤ とりあえずやってみる
あれこれ考えずとにかくやってみる事です。
僕も何んとなしに上司がやっていた仕事を勝手にやり始めたら意外にできて、最終的に「もうあの仕事をアイツに任せてるから」と言われたりしました。
正直、「大変そうだから」と好意で始めた事だったのに勝手に任されていい迷惑でしたけど(笑)
職場で何となく決まっているルールなどあると思いますが、それって絶対規則でしょうか?
もしかしたら、今の現状にそっていない内容もあるかもしれません。見直してそうでないなら崩してみる。
そして、あれこれ考えず行動してみる事で何か開けるかもしれません。
対処法⑤ 見た目を整える
服装をちょっと整えるだけでも周りからの印象が変わります。
最初は周りから冷やかされたりするでしょうが、そんなの気にする必要はありません。
先ほども「万物は流転する」と言いましたが、人の評価はすぐに変わっていきます。
それ以上に、いつもだらしない格好の人が、ピシッと決めたら「おっ!」ってポジティブに思われるはずです。
それだけでも仕事に対する意気込みがあると思われて印象が変わるかもしれませんよ。
対処法⑥ 話を聞く人を決める
何か注意を受けても、AさんとBさんの言う事が違ったら、もうどうしていいか分からなくなりますよね。
それで、Aさんの言う通りやったのに、Bさんは真逆の事を言う。それでBさんから「ポンコツ」と言われたらたまったもんじゃないですね。
「Aさんがポンコツかもしれないのに」ってなりますね(笑)
それなら誰の言葉を聞くか決めておくことです。
そうすれば、もう迷わなくて済むし、Bさんに言われても気にしないですし、「Aさんに言われたとおりにやりました」と言ってしまう事だってできます。
これは責任転嫁ではありません、「自分の基準はAさんの行った事です」といったスタンスを主張しているものなので。
今あげた事を実践して、1日でも早く「ポンコツ」から脱してください。
自分の身近に「ポンコツ」がいた場合は?
あなたの周りにポンコツがいたら困ったものですね。その場合はどうしたら良いのか?色々上げていきます。
対処法① アドバイスする
その人は本当はポンコツじゃないかもしれません。
ポンコツと決めつけないで、アドバイスしたり、話を聞いてみてはどうでしょうか。
そうせず、「ポンコツ」と決めるのはどうでしょうか。それは、その人をある程度把握していないその人がポンコツです、ハッキリ言いますが。
何かアドバイスしたり、協力すれば、喜んでそれを行動するかもしれません。
方向性が見えなくて、どちらに進むべきか迷っているだけかもしれません。
そんな時にあなたが手を差し伸べることで、状況は大きく変わる可能性もあります。
対処法② 周りと協力する、相談する
自分1人で考えたりせず、周りと話してみるのも良いでしょう。周りももしかしたら同じことを考えているかもしれません。
もし、上司がポンコツで、自分の手柄を横取りしたり自分に有利な事をしたがる人なら、もしもトラブルが起きた時の対処法なども話し合えるのではないでしょうか。
極端な話、しっかり記録を取ったり、データを残したりして証拠を残すことも必要でしょう。
対処法③ 期待しない、あきらめる
かなりネガティブですが、向上心がない、改善する気持ちが無いような人には何かを期待したり、良くなってくれると思わない事です。
これは最終的な判断とも言えますが、「この人はこういう人だ」と考えて諦めるのも方法でしょう。
これで割り切れれば、一番最良な方法かもしれません。
まとめ
ポンコツについて今回は掘り下げてみました。
そして、自分が・周りがポンコツだった場合の対処方法などについて紹介もしました。
最後の方に、周りがポンコツだった場合の対処方法なども紹介しましたが、本当の理想はより仕事ができるように周りが配慮することかもしれません。
ポンコツと実際思っていても、その人を成長させることも時として必要でしょう。そして、大きく成長してポンコツから卒業すれば、1番良いですね。
その人が成長するようにサポートをしていく、そういった環境づくりをしていくことが最高ですし、むしろポンコツによってチームがまとまる可能性もあるかもしれません。
まあ、理想論かもしれませんし、実際、どうしようもない人もいます。
でも、少しでも改善の余地があればいろいろ試行錯誤してみる事も自己成長につながりますし、仕事のキャリアにもつながるのではないでしょうか。
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