にっしん(@nisi_otabloger)です。
日本語に漢字はつきものですが、完璧に読み切るのは難しいですよね。
クイズ番組にもなるくらいですし、世界の中で日本語が難しいと言われるのも不思議ではないですよね。
そして、難しくて読めないだけでなく、自分では正しいと思っていても、実はが間違っていたというのは赤っ恥ですよね。
僕は「相殺」という字を最初「あいさつ」だと思っていました(笑)
(正解は後ほど)
このように何かしらの間違いをしたことのある人もいるでしょう。
そこで今回は必ず知っておきたい、日常会話でも使用頻度の高いであろう字を50個選出してみました。
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日常出てきそうな漢字
日常でも使ったり、出てきそうな感じをチョイスしました。
小説などなら出てきても不思議はないような字になると思います。
欠伸
◯あくび ×けっしん
眠い時とかに起きる、あのあくびです。漢字にするとこんな感じになります。
灰汁
〇あく ×はいじる
料理をしたり、鍋をしたりすると出るものです。
元は、灰を水に浸して上澄みをとった液の事を意味するのでこの字になったようです。紛らわしいですよね(笑)
話し言葉ならわかりますが、漢字でドンって出てきたら「えっ???」ってなりそうな字ですね。
あり得る
◯ありうる ×ありえる
パソコンで変換すると、「ありえる」でも出てくるんですよね。現代としては「える」でも正解かもしれませんが、正確には「うる」です。
行脚
◯あんぎゃ ×ぎょうきゃく、こうきゃく など
「お礼行脚」とか言いますが、元々は
「僧が諸国をめぐり歩いて修行すること。徒歩で旅行すること。」
を意味しています。
依存心
◯いそんしん ×いぞんしん
これ僕も「いぞんしん」だと思っていました。濁点は付けないそうです。
これもパソコンで変換しても得るので間違えやすい言葉ですね。
間髪を入れず
◯かんはつ ×かんぱつ
これも使う事のある漢字でしょう。「かんぱつ」とも呼べそうですし、これもパソコンで変換可能です。
間違ってもパソコンで変換可能なのは、個人的にどうなんだろうと思うのは僕だけでしょうか。
パソコンで変換できても正しい読みではありません。
琴線に触れる
◯きんせん ×ことせん
これは意味も間違って覚えられている言葉で、僕も間違っていました。
「怒りを買う」ような意味で取りがちですが、これは誤りです。
正しくは
「良いものや、素晴らしいものに触れて感銘を受けること」
です。要は「感動したり共鳴すること」です。
意味とセットで覚えておくと良い言葉ですが、「怒りを買う」という意味で使われているケースもあるので、会話の中でこの言葉が出てきたら注意ですね。
境内
◯けいだい ×きょうない、けいない
「神社の敷地の中」を意味します。「だい」とは読みませんよね。
でも、おひなさまで飾られる「おだいりさま」は「お内裏様」です。「だい」という読み方がある事に注意ですね。
御用達
◯ごようたし ×ごようたつ
『有名人「ごようたし」』って言いますね。これを聞くとわかりますが「御用達」単独だと途端に読めなくなりそうですよね。
相殺
◯そうさい ×そうさつ、あいさつ
冒頭のやつです(笑)差し引きして帳消しにすることをを言います。
措置
◯そち ×しょち
しょちは「処置」ですね。どちらもほぼ同じ意味を持っています。
違いとしては「完了させているか」の違いです。措置は「物事の始末をつけるよう行動する事」、処置は「その状況下でできる事をする事」です。
重複
◯ちょうふく ×じゅうふく
厳密には「じゅうふく」です。ですが、今では「じゅうふく」でも問題ないとされていますし、これもパソコンで変換可能です。
「慣用読み」という、時代の変化と共に新しく定着した読み方ですね。
なので、どちらでも今は良いですが、正しい読み方は把握しておいて損はないでしょう。
貼付
◯ちょうふ(てんぷ) ×はりつけ
「てんぷ」だと「添付」が一般的ですが、今は「てんぷ」でも通用しますね。
あー、本当に日本語って難しいですね。
他人事
◯ひとごと ×たにんごと
話し言葉で「たにんごと」という事もあるでしょうか。読むときは正しくは「ひとごと」です。
続柄
◯つづきがら ×ぞくがら
手続きとかで良く書く項目ですね。よく「ぞくがら」と言いますが「つづきがら」が正解です。
僕も「ぞくがら」だと思っていましたし、9割くらいは「ぞくがら」らしいです。
見ることのある漢字で間違える率ナンバーワン漢字かもしれませんね。
ご利益
◯ごりやく ×ごりえき
お参りに行った時に言う言葉でしょうか。話の流れで「利益(りえき)」という意味でいう場合は「ご利益」と、「ごりえき」というかもしれません。
それであれば間違いではないかもしれませんが、ごりやくが正しい読みです。
行灯
◯あんどん ×ぎょうとう
昔の人がよく使う照明道具の1つです。「行燈」とも書きます。
塩梅
◯あんばい ×えんばい、しおうめ
物事の度合いを表す言葉ですね。「いい塩梅にできている」みたいに使います。
許嫁
◯いいなずけ ×きょこん、ゆるこん
蚊帳
◯かや ×かちょう
のけ者にされている時に「かやのそと(蚊帳の外)」とかと言いますね。
心太
〇ところてん ×しんた、こころぶと
あの食べ物のところてんです。
「しんた」だと人の名前になるし、「こころぶと」となると「心が広い」的な意味になりそうですね(笑)
中国から伝わったテングサの俗称が「こころぶと」と言われていて、なぜこの漢字が当てられたかはよくわかってないようです。
じゃあ『「こころぶと」でもいいじゃん!』って気もしますが、「ところてん」なんですね。
知っていると話のネタになると思うので知っておくと良いでしょう^^
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仕事で使いそうな漢字
仕事で読み間違えると恥をかきそうな漢字を集めてみました。
当たり前と言われそうなものもありますが、中には油断してると読み間違えそうな漢字もあると思うので注意が必要なものばかりです。
御中
◯おんちゅう ×ごちゅう
会社員が他社に手紙を送ったりするのに使う言葉ですね。「様」とかにあたる言葉になります。
読み方としては「ごちゅう」になりそうですが、「おんちゅう」です。会社勤めで読み間違えたくない漢字ですね。
出納
◯すいとう ×しゅつのう
「出納帳」とか言いますね。お金や物の出し入れ。お金なら収支のことです。
まあ「すいとう」とは読めませんよね(笑)社会に出たら気を付けるべき漢字の1つでしょう。
完遂
◯かんすい ×かんつい
「遂(つい)に夢が実現した」とか読むときに使うので「かんつい」となりがちですが、「かんすい」です。
これだから日本語って難しいですよね(笑)
暫時
◯ざんじ ×ぜんじ、ずいじ
「しばらくの間」という意味で、これも読み間違えやすいでしょうか。
間違った読みはそれぞれ
「ぜんじ」は「漸次」(「次第に、だんだん」という意味)
「ずいじ」は「随時」(「好きな時にいつでも、時々」という意味)
です。
汎用
◯はんよう ×ぼんよう
「ぼんよう」は「凡庸」です。平凡な事を意味します。
汎用は、「色々な方面に使う事」を意味します。
発足
◯ほっそく ×はっそく
はっそくと読めそうですよね。似た言葉に「発赤(ほっせき:皮膚が赤くなること)」というのがあります。
老朽化
◯ろうきゅうか ×ろうちくか
「くちる」と読む「朽ちる」はありますが、ここは「ろうきゅうか」です。
早急
◯さっきゅう ×そうきゅう
パソコン変換でも、辞書にも「そうきゅう」はあるので、受け入れられつつありますし、あるアンケートでも9割が「そうきゅう」と読んでいますが、正しくは「さっきゅう」です。
異名
◯いみょう ×いめい
「ゴッドハンドとの異名を持つ」などと使ったりしますね。「いめい」と読めがちですが「いみょう」です。
遵守
◯じゅんしゅ ×そんしゅ
「そんしゅ」と読みそうですよね、僕も読んじゃうと思います(笑)
正しくは「じゅんしゅ」で、「法律を遵守する」とかって使います。
「法律などに背かず守る事」を意味します。
既出
◯きしゅつ ×がいしゅつ
「既読(きどく)」とかと同じ読みです。「がい」にするのは「概要(がいよう)」とかの読み方と思っているのかもしれません。
LINEとかの「既読スルー」と同じ字です。
会釈
◯えしゃく ×かいしゃく
「かい」と呼んじゃいそうですよね。これは「えしゃく」と読んで「一礼する事」を意味します。
各々
◯おのおの ×かくかく
時代劇とかで「各々方(おのおのがた)、覚悟はよろしいか」とかって使うでしょうか。
今ではあまり使われないかもしれませんが、仕事では使う事があると思います。
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シチュエーションによっては使う漢字
日常会話としては出てくる機会はないものの、なにかにつけ出てくることの多いであろう漢字をピックアップしました。
七回忌
◯しちかいき ×ななかいき
仏教の通例では、七を「しち」と呼ぶそうです。
「ななかいき」と言ってもお坊さんなどには通用するそうですが、これは「しちかいき」で一般的に呼ばれているので間違えないようにしましょう。
疾病
◯しっぺい ×しつびょう
僕は医療の仕事をしているので読み間違えることはありませんが、そうでなければ読み間違えたかもしれません。
「病気」という言葉を少しお堅くした言い方なので、わざわざ「病気」を「疾病」という人は少ないですからね。
ただ、生命保険のCMなどで「五大疾病(ごだいしっぺい)」といったフレーズは聞いたことがあるかもしれませんね。
老舗
◯しにせ △ろうほ ×おいほ
これは知っている人は多いでしょうか、「老舗旅館(しにせりょかん)」などと言いますね。
意味は「数代続いて繁盛・有名になっているお店。昔から長く続き信用あるお店」ということです。
「ろうほ」という読み方もあるそうですが、意味は同じですが、一般的ではないですね。
少なくとも「おいほ」とは読まないようにしましょう。
出生率
◯しゅっしょうりつ ×しゅっせいりつ
「しゅっせい」とも読めますよね。でも「しゅっしょう」が正しい読みです。
一定人口に対する、その年の出生数の割合の事です。最近低下して、少子化が叫ばれていますね。
定礎
◯ていそ ×じょうせき、じょうそ
「じょうせき」は「定石」です、「決まったやり方」といった感じの意味です。
「定礎」はデパートや大きな建物に書かれていたりしますね。これは「工事を始めること」を意味しています。
踏襲
◯とうしゅう ×ふしゅう、
「踏む(ふむ)」という漢字を使うので「ふしゅう」と読んでしまうかもしれませんが「とうしゅう」です。
「過去のやり方を受け継いでその通りやる事」です。
乳離れ
◯ちばなれ ×ちちばなれ
これ、かなり間違えやすいんじゃないでしょうか。僕は普通に間違えていました。
ただ、これもパソコンで両方とも変換可能なんですよね。でも正しくは「ちばなれ」です。
知っているだけでも、ちょっと時間できるかも、でもこのフレーズをどう話題にするかが1番難しい問題かもしれませんが(笑)
手繰る
◯たぐる ×てさぐる
「探る(さぐる)」と似ているから読めてしまいそうですよね。でも「繰り出す(くりだす)」とかの字です。
「操作(そうさ)」の字と似ていますが、これはてへんです。色々な意味でフェイクな字ですね。
古文書
◯こもんじょ ×こぶんしょ
歴史とかの授業で出てくるでしょうか。「文言(もんごん)」とかの読みと同じですね。
「古」を抜いて「文書」なら「ぶんしょ」ですから、下手をすると引っかかりますよね。
大舞台
◯おおぶたい ×(△)だいぶたい
「一世一代の大舞台」(生涯の中でもっとも極光を浴びる瞬間の事)、「大舞台の甲子園で~」などと使うでしょう。
何かの大会やオリンピックなどで使われているかもしれません。
ですが、「だいぶたい」「おおぶたい」を使い分けているケースもあるようなので、一概に間違いとは言いにくいようです。
厳密に言えば「おおぶたい」です。
居候
◯いそうろう ×いこう、きょこう
誰かの家に住み込んだりするときによく使う言葉ですね。
ただ、そのまま読んだら「いこう」とか「きょこう」になるかもしれませんね。
話し言葉で「いそうろう」って言われれば分かりますが、漢字で出てくるとわからなくなる時の1つかもしれません。
牛車
◯ぎっしゃ △ぎゅうしゃ
僕もそうですが、今は使わない言葉かもしれません。
意味で読み方が変わるようで、乗り物としてなら「ぎっしゃ」、農作業などで牛が引く場合は「ぎゅうしゃ」のようです。
用法の意味を持つもので「うしぐるま」と呼ぶときもあるようで、どれが正解かはフレーズだけではわかりかねるかもしれません。
ですが、日本で呼ぶ場合は「ぎっしゃ」で良いのかなと思います。発展途上国など、牛を引いて荷運びする事があるのでこれは「ぎゅうしゃ」と呼ぶかもしれません。
もしかすると、今回の記事の中で一番難しく、正解のあいまいな漢字かもしれません。
功徳
◯くどく ×こうとく
善い行いや、世のため人のためになる行いのことです。神社仏閣では「ご利益」を意味します。
あまり使う用語ではないかもしれませんが、読む時のシチュエーションは静かで形式的な場かもしれないので、読み間違いのないようにしたいですね。
暦
◯こよみ ×れき
単独なら「こよみ」ですね。前に何か言葉が付いたら「れき」と読むでしょう。
「歴史」とかで使われる「歴」とは違います。
違いは「暦」は「年、月、週」など分割して数える物に対していいます。(例:今年のお盆休みは「暦(こよみ)」通りになる)
「歴」は、過去に起きた史実などを表したり、履歴書の経歴などで使われるように経験や出来事の有無を表すものです。
要は「過去」といったところでしょうか。「暦」は過去ではなく、休みの日など何年経っても決まっている事なので区別する事が出来ます。
声色
◯こわいろ ×こえいろ、せいしょく
「声色が変わる」など使ったりするでしょうか。役者さんや芸人さんが声を買えたりする場合はこの読みです。
ただ、「せいしょく」と呼ぶ場合もあって、「物を言う時の声と顔色、様子、態度を表す」ばあいで使います。
でも「せいしょく」は僕も初めて知りました。ここまで知っていたら相当博識だなと思いますが、使い分けることができなくても大きな問題にはならない気がします。
建立
◯こんりゅう ×けんりつ
平城京、平安京などが建立したのは~みたいに、寺院などを建てることをいいます。
京都など歴史ある所に行ったときは読み間違えないようにしたいですね。
まとめ
どのくらい分かっていたでしょうか。
僕もぱっと見わからないのも多くあって、僕も勉強になりました。
中には、本来はこの読み方だったけど、異なる読み方が一般的になって、その読み方になった言葉もあります。
もうこんがらがってしまうのまでありましたが、オーソドックスと言える読み方は知っておきたいものですね。
シチュエーションによっては笑って済ませることができる時もありますが、失笑を買う場面もあると思うので、僕もそうですがお互い気をつけましょう!
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