紫外線注意の時間帯は夕方!?日中や朝と同じくらい対策が必要です

紫外線量アイキャッチ 雑学
にっしん
この記事では夕方の紫外線量について紹介しています。日中と比べて夕方は紫外線量は減るものの油断は禁物です。この記事を読めば夕方も要注意ということがわかります

 

まず、紫外線量の多い時間帯は午前10時~14時ごろになります。

 

その時間以外は比較的低めではありますが、夕方くらいの紫外線量はどのくらいでしょうか。

 

日焼け止めを塗る必要はあるのか?そこまでの必要はないのか。夕方だしそんなに必要ない気もするけど…って思いますよね。

別に夕方は気にしなくて良いんじゃないの?
にっしん
全然そんな事ありません!むしろ夕方が危険!

 

夕方は油断するだけに要注意なんですが、他にも季節によってどうなのか気になるはずです。

 

そこで同じ夕方でも季節などの条件によって異なるのかということも色々と調べてみました。

 

調べてみて、夕方はかなり油断ならない事が分かりました。美容に気を遣いたい方は要チェックです。

 

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紫外線は時間帯が夕方でも注意が必要!

夕方なら紫外線は大丈夫と思うかもしれませんが、季節によっては油断なりません。

 

特に気をつけたい季節はいつだと思いますか?

 

これは多くの方が予想するでしょうがです。

 

1年の中で紫外線量の多い月は7~8月であり、この頃はどの地域でも油断禁物と考えていいです。

 

以下は観測されている場所である、札幌(北海道)、つくば(茨城県)、沖縄(沖縄県)のデータです。

札幌2017.08.07 つくば2017.08.07 沖縄2017.08.07

引用:気象庁「時別UVインデックス(観測値)の毎日の推移グラフ」
(http://www.data.jma.go.jp/gmd/env/uvhp/link_uvindex_obs.html)を加工して作成

札幌と沖縄は2018年1月で観測を中止しているので、2017年のデータにしています。沖縄のみ8月15日(他は8月7日)としたのは、沖縄の8月7日は天気が悪かったのか、紫外線量が少なかったので多い日を例として出したかったからです。

 

冬は確かに夕方でも問題ないのですが、真夏は夕方でも油断できないということがわかります。

 

ちなみに、右側のUVインデックスというのは、紫外線が人体に及ぼす影響の度合いを数値化して表したものです。

 

環境省ではこのUVインデックスに応じた紫外線対策方法が示されています。先ほどのグラフの右側の数字と色に対応しています。

UVインデックス引用:気象庁「紫外線環境保健マニュアル2015」
(http://www.env.go.jp/chemi/matsigaisen2015/full.pdf)を加工して作成

沖縄は相当高いという事が分かりますね。そして、どの地域も真夏の時は日焼け止めは必要になってきます。

 

肝心の夕方ですが、仕事の行き帰りくらいなら大丈夫でしょうが、夕方に屋外に長時間出ていたり、仕事の帰りでも家までの距離があったり、晴れている日であれば紫外線量も多いです。

 

そんな時であれば日焼け止めを塗る必要はあります。そして、夕方ならではの注意点があります。

 

「つくばや札幌なら、それほど注意しなくて良いのでは?」と思った人もいるでしょう。その油断が日焼け、紫外線の被害に繋がります。

 

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夕方は西日による紫外線の直撃に要注意

西日

太陽は東から登って西へと落ちていきます。そして夕方は落ちかけの西日が直撃します。

 

昼間の上から照りつける状態と異なり、横から直撃します。

 

その横の直撃はちょうど顔の部分なので、美容に気を遣っている人にとっては、もしかすると日中より怖いかもしれません。

 

熱中症などの観点から健康面だと日中ですが、美容面では夕方と言っても良いかもしれません。

 

もちろん、UVインデックスは少ないので、紫外線量的には問題ありませんが、陽の向きが直撃しているので問題となります。

 

良い例えかはわかりませんが、ホースを使って放水攻撃される場合、上からよりも横からの方が辛いはずです。

 

それを紫外線で考えれば、横からの西日の方が怖いと感じるはず。

 

しかも夕方で、油断するからこそ知らぬ間に顔が火照るようになってきたなんて事もあるかもしれませんし、そういったケースも実際あるようです。

 

さらに、日傘などで防ぐことも非常に難しいことを考えると、日焼け止めを使用するというのがベストでしょう。

 

ただ、18時以降であれば、どの地域でも紫外線量は少なくなるので、陽が落ちていなくても気にしなくても大丈夫だと思われます。

 

日焼け止めも、一例としていくつかピックアップするとこんなものもあります。

 

虫よけ効果のあるスプレーで、紫外線カット効果を示す指標のSPFとPAが最高値の50と++++なので、外を出歩いたり、ビアガーデン、アウトドアには良いと言えますね。

他に美白効果のある日焼け止めもあります。

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肌を気にしたりするのであれば、こういった製品を探してみるのも方法かと思います。

曇っていたりしても注意が必要

先ほどのUVインデックスは晴れている日を使ったものですが、もし曇っていたりした場合は大丈夫?って思った方もいると思います。

 

これに関しては、雲の状態次第です。薄曇りの場合は、紫外線が雲によって反射を繰り返し、晴れている日よりも多くの紫外線が降り注ぐ可能性があります。

 

ただ、夕方の場合は横から照り付ける形になるので、雲の影響は少ないと思われます。

 

ただ、天気予報上、「薄曇り」は「晴れ」とするようなので、天気予報で夕方が晴れといっても、薄曇りの可能性もあるので、気持ち注意するに越したことはありません。

 

一般的には天候によって紫外線量は軽減します。快晴の時を100%として、

うす曇り:約80~90%

曇り:約60%

雨:約30%

と紫外線量は低下します。

 

天候の悪い日や雨が降るような雲(雨雲)の場合は紫外線量は減ります。

 

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地表面の状況次第では注意が必要

地表面、要は地面の状況次第では注意は必要なケースもあります。

 

例えば、アスファルトなのか下が土かでも反射率は異なります。これは雲の状況とは異なり、紫外線が跳ね返ってくることで顔に直撃する事もありうるので注意が必要です。

 

反射率は以下のようになります。

新雪:80%

砂浜:10~25%

アスファルト:10%

水面:10~20%

草地・土:10%以下

雪は特に反射しやすく、ウィンタースポーツをされる方ならお分かりかと思いますが、天気の良い日にスキーやスノーボードをすると顔が日焼けしているのは、この反射による照り返しによるものです。

 

例えば、つくばと札幌の3月のデータがありますが、当然つくばの方があったかいにもかかわらず、紫外線量は逆転している日もありました。

つくば2017.02.05 札幌2017.02.05引用:気象庁「時別UVインデックス(観測値)の毎日の推移グラフ」
(http://www.data.jma.go.jp/gmd/env/uvhp/link_uvindex_obs.html)を加工して作成

時間的には逆転していない時もありますが、一般的に紫外線がピークの12時ごろは札幌の方が高い数値となっています。

 

冬の時期は、そもそも紫外線量が少ない上に夕方なので、地表面を気にする必要性はほぼないと思います。

 

ですが、地表面次第で紫外線の影響がある、という事だけは覚えておいて損はないはずです。

 

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まとめ

夕方の時間帯の紫外線量は日中のピーク時より落ち着くものの、

  • 日の向きが顔に直撃する
  • 日傘などの対策が困難
  • 夕方だからと油断する

という点で言えば日中よりも注意が必要な時間帯だと言えます。

 

特に真夏の時は、日も落ちかけたし大丈夫などと思わないで、対策をしたいとお考えであれば紫外線対策は必要です。

 

紫外線はビタミンDを作るのに必要と言われていますが、実際に当たる必要のある時間は、天候次第ですが5分程度です。

紫外線時間アイキャッチ

紫外線を浴びる時間は3分でいい?日焼け対策はどこまで必要か?

 

日光自体のメリットは、上に紹介した記事にも書いてあるように他にもあります。ですが、紫外線によるメリットはそれほどありません。

 

ですので、やはり美容など気にあれる場合は対策をすることが大事と言えます。夕方だからと油断せずにしっかり対策されることをおすすめします。




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