にっしん(@nisi_otabloger)です。
親族や親戚に関しての記事を以前上げました。
今回は「いとこ」絡みの記事です。まず、いとこに似た言葉に「はとこ」とありますが、これは何なのか?
「いとこ」「はとこ」
違いなど考えれば考えるほど複雑ですし、訳が分からなくなりますね。
その辺りを整理できるように書いていますので、迷っていたら1度是非ご覧ください!
いとこの子供ははとこではない!なんて呼ぶのか?
まず、結論から先にいきます。いとこの子供ははとこではありません。
とりあえず、親族や血族の分かりやすい図があるので載せておきます。
引用:https://mama-osigoto.com/money/meaning-maintenance/2/
これを見ながら考えるとわかりやすいかと思います。
「いとこ」と「はとこ」。非常に呼び名は似ていますが、関係性は異なります。それぞれどういった関係性なのでしょうか。
いとこは「両親の兄弟の子供」のことです。要は「おじ・おば(叔父叔母)の子供」ということになります。
はとこは「祖父母の兄弟の子供の子供」です。「両親のいとこの子供」ということです。
もう1つ付け加えれば、「おおおじ・おおおば(大叔父・大叔母)の孫」がはとこです。
血は繋がっているものの、
いとこ:祖父母(おじいさん・おばあさん)から枝分かれしている
はとこ:曽祖父母(ひいおじいさん・ひいおばあさん)から枝分かれしている
といったら少しはわかるでしょうか。
なので、分かれる元が異なるので、いとことはとこは違います。
「いとこ」と「はとこ」の違いを分かりやすくすると…
これ、色々定義を説明しても分かりにくいと思います。
ですので、マンガでも家系図がしっかりしている「サザエさん」で例えます。
引用:http://www.sazaesanitiba.com/kakeizu3.html
これをタラちゃん(タラオ)基準で見ます。はとこはイクラちゃんです。
はとこは「祖父母の兄弟の子供の子供」です。
タラちゃんから見たら、
祖父母:波平
祖父母の兄弟:海平、なぎえ
祖父母の兄弟の子供:ノリスケ
祖父母の兄弟の子供の子供:イクラ
となります。
ちなみに、祖父母のフネさん側の「ナナコ」はノリスケさんと同じポジションになります。
じゃあ、そこは何て呼ぶのか?って思いませんでしたか?
要は祖父母の兄弟の子供(両親から見たら「いとこ」、大叔父・大叔母の子供)です。
はとこは別の言い方があります。
それは「またいとこ」です。「いとこ」とつきますが、先ほど解説した通り「いとこ」の子供などではないです。
曽祖父母の子供の子供は「いとこちがい」
祖父母の兄弟の子供
両親のいとこ
大叔父・大叔母の子供
先程、解説したとおり、この3つは同じことを言っています。
「はとこ」からしたら、両親にあたる人です。
(先ほどの「サザエさん」の話なら、タラちゃん基準だとノリスケさんやタイ子さんです)
これはなんて呼ぶのでしょうか?
答えは「いとこちがい」です。なんか動物でいう「~モドキ」みたいですね(笑)
漢字にすると
自分より年上:従伯父・従伯母(じゅうはくふ・じゅうはくぼ)
自分より年下:従叔父・従叔母(じゅうしゅくふ・じゅうしゅくぼ)
となります。
「はとこ」は「またいとこ」とも言いますが
年上なら:再従兄(さいじゅうけい)、再従姉(さいじゅうし)
年下なら:再従弟(さいじゅうてい)、再従妹(さいじゅうまい)
といいます。
タラちゃんからしたら
ノリスケ:従伯父(いとこちがい)
タイ子:従伯母(いとこちがい)
イクラ:再従弟(はとこ)
となります。
ちなみにタラちゃんのいとこは、右側にいるノリオです。
そしたら、いとこの子供はどうなるの?って思いますね。
いとこの子供も「いとこちがい」
ここが、呼び名の面白いところなんですが、いとこの子供も「いとこちがい」です。
別の呼び名は「いとこ甥・いとこ姪」です。
ただ、漢字は異なり
男:従甥(じゅうせい)
女:従姪(じゅうてつ)
と言います。
ちなみに、従甥・従姪からみた自分は「いとこおじ・いとこおば」になります。
ちなみに、いとこの孫は「孫」とついて、
従姪孫(じゅうてっそん)
といいます。
確認できた範囲では、「姪」で「甥」ではないようです。
さっきの「サザエさん」で考えると、サザエさん、カツオ、ワカメ基準で見たイクラちゃんです。これが「いとこちがい」です。ノリスケさんは「いとこ」になります。
はとこと結婚はできるか?
近いようで遠い、親のいとこの子供、通称はとこ。
親戚とのつながりが薄ければ、親族と知らずに出会ってしまうというケースも十分にありえますね。
もし、その人と恋仲になって結婚するってなった場合どうなるんでしょうか?
恋仲になっても、はとこの関係だからって一緒になれないのは辛いですよね。
ですが、これは他の記事でも書いていましたが、結婚できます。
民法上、結婚が認められないのは
直系血族(祖父母、両親、子、孫)
3親等内の傍系血族
です。
傍系血族というのは「同じ始祖から分かれ出た血族」のことで、兄弟姉妹、叔父叔母、甥姪、いとこなどを指します。
要は、ご先祖が同じならみんな傍系血族ということです。
そして民法では「3親等内」と位置付けているので、6親等のはとことの結婚は問題ありません。
親のいとこの子供のところまで行くとかなり複雑な家系図。
もし、続柄を書くことになった場合はどうなるのか?それは「縁故者」でいいそうです。
「はとこ」「再従~」でも通用するでしょうが、あまり遠い関係などはこの「縁故者」でもいいそうです。
今では「同居人」でも通用するそうなので、書類を提出する職員に関係性を聞かれても説明できれば問題ないということですね。
まとめ
はとこについてまとめてみましたが分かりましたでしょうか。
かなり複雑だし、人物が特定できれば。あの人がはとこで、この人はいとこ…って言えるのですが、定義まで考えると難しいですね。
頭で考えると難しいので、図で書くととても分かりやすいので、混乱したら図で書いてみてはどうでしょうか。
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