ウミウシとアメフラシはどう違う?似た他の生物とも比べてみました

ウミウシアメフラシ 生き物

 

にっしん(@nisi_otabloger)です。

 

ウミウシは一時期人気が出ていて、色々な種類がいることが紹介されました。

 

ウミウシは良いんだけど、

「似たのにアメフラシっていたよな」

「で、ウミウシとアメフラシってどう違うのか?」

って事を同時に思いました

 

同じナメクジっぽいし、でも両方とも海にいそうだし、謎生物だなと(笑)

 

そして、ちょっと考えて似た感じのヤツ、カタツムリとかクリオネとかと違いがあるんだろうかとも考えてしまいました。

 

ということで、今回はウミウシとアメフラシ、そして他の生物について調べてみました!

 

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ウミウシとアメフラシの違いと共通点

まず、この両者の違いと共通点について紹介します。

ウミウシの方が小さく、大きさに関しては以下の通り

・アメフラシ
多くが15cmほど、大きいと30cm、かなり大きい種は75cmのもいる

・ウミウシ
数mmから20~30cmまでとアメフラシより小さめ

見た目は大きく異なり、ウミウシは可愛いのがあったりと人気がある

アメフラシはワカメなど海藻を食べる。→食べる海藻で毒を持つ場合もある

ウミウシは海綿、コケムシといった動物を食べることが多い(草食性もいる)

アメフラシは刺激を受けると紫色の液体を出すが、その紫色の液体は、制ガン作用があるとして研究の対象になっている。

ウミウシは鮮やかで派手な種が多いので観賞用として人気

もっと特徴はあるでしょうし、同じウミウシでも、アメフラシ同士でも違いがあるようなので、キッチリ分けるのは難しいと思います。

 

アメフラシは、島根県の隠岐島などで昔から酒のつまみなど食用として食べている地域もあります。

 

内臓などをさばいた状態で1時間くらい醤油で煮込み、食べると貝類に似た歯ごたえがあり、高野豆腐のような感じもするようです。

 

ウミウシは専門家でも分類学的に簡単に説明が難しく、混乱も生じるようです。

 

そして、アメフラシの仲間にウミウシがいるのかなども学者さんによって回答が分かれるようで、明確な線引きが相当難しいようです。

 

ただ、いまでは、アメフラシ類はウミウシ類の中の1つのグループという見方をされていることが多いそうです。

 

なので、アメフラシとウミウシの違いは上に示した通りであると考えた方が良いかもしれません。

 

ウミウシはかわいらしい種類もあり、動物や食べ物、ピカチュウなどのキャラクターになぞらえたようなウミウシもいます。

 

それを集めた書籍も出ているくらいなので、人気は断然ウミウシが上でしょう。

 

ナメクジやカタツムリとの違い

地上にいる、ウミウシやアメフラシと似ている生物にナメクジやカタツムリがいますね。

 

ナメクジはいないでしょうが、カタツムリは飼った事がある人もいるのではないでしょうか。僕は小さいころ、よく捕まえては飼っていました(笑)

 

これらとウミウシ、アメフラシとの違いは「生息地域の違い」と考えていいでしょう。厳密には違うかもしれませんが、分類学上は途中まで同じようです。

 

ですので、ナメクジもカタツムリもウミウシもアメフラシも近縁関係にはあるということです。

 

ちなみに「カタツムリ」というのは、日常語であって特定の分類を指しているわけではないようです。生物学的な分類では多くの科にまたがってしまうので厳密な定義はないようです。

 

クリオネとも近縁

水族館でも大人気なクリオネ。あの可愛らしいクリオネ(捕食シーン以外は(笑))も分類上途中まで同じ種類です。

 

海中を舞う姿は、ウミウシやアメフラシと大きく違うように感じますが、近からず遠からずな近縁種のようです。

 

要は

  • アメフラシ
  • ウミウシ
  • ナメクジ
  • カタツムリ
  • クリオネ

これらは近縁で似た者同士ということです。
(厳密には違うと思いますが、先ほど書いたように分類が非常に難しいようです)

ウミウシとアメフラシ、共通すること

共通することは「貝の仲間」だということです。

 

ナメクジっぽく見えますし、貝なんてないように見えますが体の中にわずかに貝殻が残っています。

 

貝殻はウミウシもアメフラシも貝殻がないものや中にあるものまでと、貝殻で分類することはできそうにないです。

 

そして他には、1匹のからだの中でオスとメスの役割をしています。

 

豆知識 ウミウシは海牛ではない

ウミウシに漢字を当てはめるとしたら「海牛」でしょうが、これだとジュゴンやマナティーを示すのが通常だそうです。

 

漢字で書かれた時は「うみうし」ではなく「かいぎゅう」と読みます。

 

食用には向かない

先ほど少し触れましたが、たまにテレビ番組などでアメフラシを食べたりする企画があったようですが、美味しくないという結果のようです。

 

アメフラシは海洋生物学者でもあった昭和天皇が、研究のためと甘辛く煮付けて食べたそうです。

 

ですが、無味で噛みきれないようでやはり食用に向かないようです。

 

そして、ともに毒を持っていることがあります。それぞれが食べる生物に毒を持つ場合、後発的に自身も毒を持つようになります。

 

ですので、食用には向きません。アメフラシは卵など食用にする地域もありますが、それは食べる生物に毒を持つものがいないためです。

 

確認した範囲ではウミウシを食用にした記載はありませんでした。

 

ウミウシは本当に色々な種類がいるので、食べているものが不明ですからね。

 

人間にとって毒になるものをウミウシが食べていれば、そのウミウシ自体は毒を持つので、それを考えると食べるべきではないでしょう。

まとめ

ウミウシとアメフラシの違いは

  • 大きさ
  • アメフラシは紫色の液体を出す
  • 食べるもの

といった点です。

 

明確に分けることのできるものはなく、専門家でも難しいものとなっています。

 

無責任かもわかりませんが、専門家でない素人判断だと、近縁で似た者同士の親戚関係という認識しかないのかなと思います。

 

あとは

ウミウシ:観賞用

アメフラシ:食用としても可能

といった点でしょうか。

 

少しでも参考になれば幸いです。

 

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