カビは50度のお湯、ドライヤーで死滅!すぐ実践可能な方法を解説

カビ撃退方法アイキャッチ 衣食住
にっしん
この記事ではカビを安全で手軽な方法で処理する方法を紹介しています。そもそもカビとはどんな環境で生きているかも紹介しながら処理する方法を書いています。

 

僕は前に住んでいた所は結露がすごく、本当に悩まされました。

 

内装はリフォームしていたので綺麗でしたが、基本的に古い建物なので換気があまりしかっかりしていない状況。

 

そのおかげで以下のような状況。

  • 冬は結露が特にすごい
  • 壁の角の部分からカビが発生
  • 壁は水分を含んでブヨブヨになる部分もある

 

にっしん
退去の数週間前には水漏れしてすごいことになりました(最上階だったので雪止め水が落ちてきた状況)

 

管理会社に連絡して、風呂場の換気をすることで改善されやすくなるとのことで、実行してマシにはなりましたが、言っても「マシ」です。

 

カビは改善されなかったので、漂白剤でやっつけたりと、常にカビに悩まされて過ごしていました。

 

にっしん
もう二度と済みたくない場所です

 

カビは酸でやっつけるというイメージでしたが、意外な方法があることがわかったので今回は紹介したいと思います。

 

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カビは50度で死滅!?手軽で安全な方法はあるのか?

ドライヤー

基本的にカビは塩酸など含む漂白剤で死滅させることが可能です。テレビCMでもそう言った製品のCMをよく見かけますね。

 

例えばこういうの。月1回、僕も使っています。

カビキラー、電動もあるんですね、知らなかった…!!

 

ですが、気体となったものを吸うのは危険ですし、肌の弱い人は手荒れの原因にもなり得るという意味では扱いにくいものといえます。

 

にっしん
便利ですが、お子さんのいる家庭だと注意が必要ですよね。

 

それに、漂白剤でもカビの根っこまでは難しいです。何を考えても悩ましいですね…。

 

ですが、実はそんなカビもある温度条件下では死滅してしまいます。なぜそうなるのか?それはカビのことを知ればすぐにわかります。

カビが生きられる環境は夏場の気温くらい

カビも生物なので、生きられる温度というものがあります。具体的にいうと

生育可能温度:0~40度

最適温度:25~28度

となります。

 

要は0度以下、40度以上では生育不可能ということです。

 

にっしん
人間に近いですよね。

 

0度以下、凍っている状態では増殖はしませんが、生存はしているので、温度が上がれば活動は再開します。

 

逆に温度の高い状態、50度くらいになると5分程度で1/10(麹カビの場合)なります。

 

時間をかければ死滅させることも可能ということです。

 

ただ、60度以下の水だと効果がないという場合もあるようなので、全て改善できるわけではないようです。

 

カビの種類のよっても耐熱性が異なるということですね。

 

ちなみに、乾熱(乾燥状態での加熱)の場合は、死滅させるには120度で60~120分程度必要なので、本などの濡らせないものに対しては不可能です。

 

にっしん
家庭で120度は難しいですよね。

 

ただ、これらのことを言えば、特にお風呂場というのはカビにとっては最高の生育環境になるということですね。

 

豆知識 温度を固定するには?

50度やら60度やら温度を書いていますが、それを調節するのが難しかったりしますね。

 

主に方法は4つでしょうか。

  • 給湯器の温度をその温度にする
  • IHを使って温度指定する
  • 電気ポットの温度のモードを近いものにする
  • 熱湯にして、同じ量の水を加える

 

これらの方法だと難しくなく近い温度が出せると思います。給湯器や、IHで保温モードであれば確実でしょう。

 

ただ、給湯器の場合、食器の洗い物などで同居人が使った場合ひどい目にあうので使用することは伝えるなど注意は必要です。

 

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簡単に高温にするならドライヤー。でも…

高温にしたければ、熱くしたお湯を使えば簡単ですが、場所によっては水浸しになって使えないところもありますね。

 

それなら、すぐに加熱できるドライヤーを使えば良いでしょう。

 

ドライヤーなら高温で50度以上にして攻撃することも可能です。

 

ただ、

  • 電気代がかかる
  • 高温になることで傷む素材がある
  • すぐに乾燥してしまう(死滅させられない)
  • 風でカビの胞子が飛び散る可能性がある
  • 感電の可能性がある(風呂場など水分の多い場所)

これらの点ではちょっと不向きかもしれません。

 

ただ、高温にしたタオル(熱湯に少し浸したタオル)をカビの部分に当ててしばらくおき、温度が下がったらドライヤーで小時間利用。

 

これならドライヤーで使用も可能ですし、熱は約120度なので、小時間でもかなりの効果があると言えるでしょう。

他の対策方法

まず、ティッシュなどでとり除けそうな部分は取り除き、取りにくいものを50度以上の水やドライヤーで始末する。

 

あと、畳などはアルコールで死滅させることも可能です。

 

お湯などが無理な場合はアルコールという選択肢もあります。

 

あとは、

割り箸にティッシュを巻きつける。

漂白剤をティッシュにつける(手につかないように注意)

溝などに塗りつける

これで、改善することも可能です。

 

にっしん
僕は家の中の結露のせいで壁際の端にカビが生えて大変だった時にそうしました。

 

あとは50度のお湯の話に戻りますが、カビが成長する前の成長段階に

50度のお湯を5秒かける

ことをすれば予防することが可能のようです。

 

これも60度必要なものもあるので、可能なら60度にするといいかもしれませんね。

 

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基本的に必要なのは十分な換気

換気

湿度が高い場所をカビは好みます。ですので、十分な換気を行うことでカビが生育できにくい環境を作ることがベストと言えます。

 

ただ、インフルエンザなどの風邪に関係するものは、乾燥している状態でかかりやすいという、カビとは真逆の性質を持つので難しいところではありますね。

 

ということは、

  • お風呂場などのカビが発生しやすい場所では十分に換気する
  • 居間などよくいる場所は湿度を保つ
  • 外出して帰ってきたら手洗いうがいをする

といった対策が必要です。

 

カビ対策と風邪対策は湿度の点で言えば逆ですからね。自然と共存しているとは言え、ある意味戦っている状態ですね…。

 

押し入れ、クローゼットも出来る限り空気を循環させて乾燥させておくと良いです。

 

ただ、構造上難しいでしょうから、乾燥剤を使用したりすると良いでしょう。

 

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まとめ

今までの事をまとめるとこんな感じです。

①まずは50~60度のお湯をかけれるところにかけるか、ドライヤーを小時間かける
(濡らせないところは蒸しタオルなどを押し当てる)

②残ったところはアルコールや漂白剤を使用する

③日々のメンテナンスのために、1週間に1度は50~60度のお湯を当てる

(風呂場なら可能ですが、他の場所は出来る限り行って、湿度に気をつける)

④そして普段は十分な換気をするなど対策をする。

⑤やけどに注意し、事故防止のため、周囲の人にも気をつけるように注意喚起する。

といったところでしょうか。

 

場所などによってとれる対策や方法は異なるので、できる方法でカビに対処しましょう。

 

下の記事は理想的な湿度の考え方について書いています。一緒に合わせてどうぞ。

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