アイスコーヒーは海外ではどう呼ぶの?発祥は?違いを歴史から見てみた

アイスコーヒーアイキャッチ 衣食住
にっしん
にっしん(@nisi_otabloger)です。

 

僕はほぼ毎日アイスコーヒーを飲みます。

 

仕事に行く時も、朝挽いてもらったコーヒーから濃いめに落として氷を入れ、タンブラーに入れて持って行っています。

 

コンビニでいまなら豆挽き立てを108円で買える時代ですが、自分で落とした方が安上がりだったりするのでそうしています。

 

で、ちょっと調べたら

「アイスコーヒーは日本で始まった」

「海外でアイスコーヒーは通じない」

みたいな記載がありました。

 

冷たいお茶ならまだわからないでもないですが、日本が発祥ってちょっと信じられませんよね。

 

そこでアイスコーヒーは海外ではどう扱われていたのか。まず歴史から調べて、今現在海外ではどうなのかなど色々調べてみました。

 




アイスコーヒー自体は150年以上の歴史がある!

歴史

実際海外でアイスコーヒーがどのように誕生したのか調べてまとめてみました。

 

結論から言うと、アイスコーヒーは150年以上の歴史があります。

 

コーヒーを冷やして飲む習慣が知られたのは、1840年ごろ、アルジェリアにいたフランスの兵士が発見したようです。

 

アフリカ地方のアルジェリアでコーヒーに水を入れて冷ましていた事が最初で、以前からこのように冷ましていたことから1840年以前から行われていたということですね。

 

アフリカならではな飲み方と言えますね。そして、それまでは「コーヒーは温かい飲み物」という考えだったと考える事も出来そうですね。

 

そして、そのアイデアを持って帰ったフランス兵士らがリキュールと砂糖を混ぜて(マサグラン)飲むようになったようです。

 

ちなみに日本に「コーヒー」自体が伝わったのが江戸時代中期(1700年頃~1750年頃)で、オランダ人によって持ち込まれたようですが、一部の通訳や役人のみで普及しませんでした。

 

本格的に普及したのは明治時代、1888年(明治21年)に初めてコーヒーのお店「可否茶館」が開店して以降です。ただ、このお店も数年で店じまいをしています。

 

コーヒー自体がそのくらいなので、アイスコーヒーが日本発祥だったというのは眉唾モノと言えそうですね。

 

ちなみにコーヒー自体は13世紀ごろにコーヒー豆を炒るようになり、15世紀にはコーヒーが飲まれていたという考古学的資料が見つかっているようです。

 

この点からどんなに遅くても15世紀(1401~1500年)にはコーヒーが飲まれている事が分かります。

 

なのでコーヒーはホットで飲むという文化というか、先ほどあげたように「コーヒーはホット飲料である」という意識が長かったと考えることができそうです。

 

アイスコーヒーが認識されるまで約400年、コーヒーの歴史自体長いし、アイスコーヒーはコーヒー史の中では比較的後に誕生した事もわかります。

 

にっしん
まとめると

  • コーヒー自体は15世紀から、アイスコーヒーに近いものの認識が最初にされたのは1840年頃。
  • 日本ではコーヒー自体が江戸時代中期(18世紀ごろ)、普及は明治時代
  • アイスコーヒーが日本発祥というのは間違い

日本でのアイスコーヒー誕生は後程紹介します

実際に日本ではいつからアイスコーヒーが登場したのか?

日本ではいつからアイスコーヒーが飲まれるようになったかを調べてみると、古い記録だと1891年(明治24年)だそうです。

 

名前は「氷コーヒー」というメニューだったようです。

 

字を見ると「コーヒーに氷を入れている」と思えますが、そうではなく、ガラス瓶に入れたコーヒーを井戸水で冷やしたものと推測されているそうです。

 

でも立派なアイスコーヒーですね。後ほど紹介しますが、これはアメリカよりも100年近く早く、文明開化で海外の文化を取り入れ始めた時代ですが、それでもかなり早いですよね。

 

実際に広く普及したのは1970年代以降ですが、それでもアメリカより早いです。

 

もしかしたら元々ホットで伝わったのが、日本人のアイデアで「冷やしたらいいんじゃないの?」ってなって始まったかもしれませんね。

 

自動車も本家のアメリカよりもいいものを作って貿易摩擦を起こしたくらいですから、日本人のアイデアや行動力なら考えられなくもなさそうな気がします。

アメリカでアイスコーヒーを流行らせたのはあの有名店

アメリカでは第1次世界大戦ごろの1914~1915年にコーヒー協会が水出しコーヒーの作り方をキャンペーンしたりしましたが流行らなかったようです。

 

ですが、その半世紀後の1990年代に、日本でも有名なスターバックスが扱うようになってからアイスコーヒーが認知されるようになったそうです。

 

今も、スターバックスは新しいフレーバーのフラペチーノが出ると長蛇の列を作り、売り切れ店が続出するくらい人気がありますが、昔から影響力のあるカフェだというのがここでもわかりますね。

 

アメリカでのアイスコーヒーの火付け役はスターバックスで、歴史は約30年。意外と歴史が浅い事に驚きです。

 

にっしん
ここもまとめると以下の通りです。

  • 世界初の暑くないコーヒーは1840年頃(それ以前の可能性も十分にあり)
  • 日本では1891年頃に認識され、普及したのは1970年代
  • アメリカは1990年代

それぞれ違った形でコーヒーが冷やされて提供されてきたのかもしれませんが、日本は最初ではなさそうです。

 

少なくとも日本は比較して、世界の中ではアイスコーヒーが飲まれるようになったのは早い事は事実のようですが、発明したり、考えついたりしたという認識は違うように思います。

 

『世界的に「冷やして飲んでも美味いんじゃない?」って思った人たちがやってみた』と考えるのが正しいように感じます。

 

それが、時期的にそれぞれ近かった、というだけではないでしょうか。

 

ただ、ハワイのワイキキや東南アジアの高級ホテルでは、日本人観光客のリクエストに応えてアイスコーヒーをメニューに入れたようで、日本のアイスコーヒーは少なくとも海外の一部に影響を与えた事は間違いないようです。

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海外で「アイスコーヒー」というとどうなるか?

注文

日本ではアイスコーヒーというと「冷たいコーヒー」となりますが、海外ではどうなるのか?

 

英語圏の国の一部は「アイスコーヒー」というと、「コーヒー味のアイスクリーム」が出てきたりするそうです。

 

アイスクリームを扱っているお店なら、それが出てくるという事になるかもしれません。

 

もし、アイスクリームを扱っていないカフェで「アイスクリームください」って言われたら嫌な顔されそうですね。

 

日本なら「申し訳ございません、アイスクリームは取り扱っておりません」と接客してもらえるでしょうが、海外ならため息つかれて呆れられそうな気がします(笑)

 

英語だと「iced coffee」というそうです。「ice」は動詞として使われるので、その受身形(間違っていたらすいません)の「iced(冷やされた)」を使用するのが正しいのでしょう。

 

「ice」だと「アイスクリーム」と解釈されてしまうのかもしれませんね。日本人には難しい…。

 

ただ、英語圏でもオーストラリアは、ブラックコーヒーを「Long black(ロングブラック)」と呼ぶそうで、アイスコーヒーは「iced long black」と言わないとダメそうです。

他の国ではどうなのか?

英語圏でない他の国ではどうなのか?

 

例えばスペインでは、氷の入ったグラスにコーヒーを移し替えるそうです。

めちゃ難しそう…。日本なら移し替えた状態で出てきそうなものですが、そこはお国柄かもしれないですね。

 

ギリシャでは「フラッペコーヒー(カフェ・フラッペ)」が人気のようです。作り方の動画が紹介されていますが、これ美味しそうですね。日本のカフェでもやればいいのにって思いました。

 

家で作れるのが家庭的で良いですね^^

 

イタリアでは「シェケラート」というもので、シェイカーでシェイクするというオシャレなコーヒーです。こういうの見ると本当に国によってアイスコーヒーは違うんだなと思いますね。

自分の国のアイスコーヒーは海外では全く通じないというのが分かります。面白いですね ^^

 

他の国も調べてみたのですが、特徴的なのはこの3国のようです。

 

コーヒーの呼び名は複雑ですね、現地でアイスコーヒーを飲む予定の方は言葉をちゃんと確認する必要がありそうです(笑)

 

 

ただ、ここから推測すると

『「アイスコーヒー」という呼び名・用語は日本だけ』

と考えると、

『「アイスコーヒー」を一番最初に考えたのは日本』

と解釈する事も可能です。

 

「アイスコーヒーの発祥は日本」「発明したのは日本」と書かれているケースもありますが、これは正しくは

『「アイスコーヒー」という呼び名・用語で冷えたコーヒーを出したのは日本が最初』

という、個人的に思うに、どこかこじつけな解釈をすれば「日本の発明」という言い方は正しいと考えることができます。

 

でも

『「アイスコーヒー=冷やしたコーヒー」という解釈』

なら日本が最初ではないと言えます。

 

言葉の問題ですね。僕は「日本が最初ではない(要は後者)」に1票です。あなたはどうでしょうか。

 

豆知識 アイスコーヒーと似ているけど違う「水出し」

よく豆を販売しているような、こだわってコーヒーを提供しているカフェなどでは「水出しアイスコーヒー」というものがあります。

 

これは、通常熱湯で抽出しているのを水で抽出したものです。熱湯よりもかなり多くの時間を要しますが作れるようで、味は熱湯を急速で冷やしたものよりも酸味や苦みが少ないようです。

 

アイスコーヒーの苦みが苦手な方には良いかもしれませんね。

 

ちなみに英語では「cold brew coffee」です。

アイスコーヒーに使用する氷にも違いがある

個人的にアイスコーヒーは、濃いめにコーヒーを落として、それを氷で冷やしてアイスコーヒーにすると思っていました。

 

実際コンビニのアイスコーヒーも、アイスクリームなどが置かれているコーナーと一緒に容器に氷だけ入ったものを会計後にマシンで落とすといった方法です。

 

ですが、それだけでなく、アイスコーヒーを凍らせたものを使用して薄くならないようにしている場合もあるそうです。

 

最近では、中に水が入った氷くらいの大きさの容器を凍らせ、それで冷やす方法もあり、そう行ったものは100円ショップなどでも売られるようになりました。

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まとめ

アイスコーヒーが海外でどう扱われているのかなど、コーヒーの歴史を踏まえて紹介しました。

 

歴史を見ると、600年以上の歴史がある飲み物ですが、冷やしたものは150年程度というコーヒーの歴史の中ではかなり浅いと言えます。

 

そして呼び名が違う、「アイスコーヒー」は日本独自の呼び名で、海外ではそれぞれ独自にアイスコーヒーが楽しまれている点はちょっとした発見でした。

 

ですが、海外に行った時の楽しみのひとつになるかもしれませんね。

 

たかがコーヒー、されどコーヒー、色々見てみると奥が深くて面白い事が分かりました。

 

アイスコーヒーを飲むときの意識が少し変わったのではないでしょうか。

 

参考になしましたら幸いです。




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