にっしん(@nisi_otabloger)です。
寒い季節、暖房器具は離せませんよね。
- こたつ
- ファンヒーター
- クーラー
- ストーブ
- 床暖房、ホットカーペット
と暖房器具がありますし、地域によっても使うものが変わってくるでしょう。
ちなみに北海道でコタツを使っている家庭はほとんどないでしょう。真冬にマイナス気温が当たり前の北海道でコタツは生活できません(笑)
逆に夏は窓を開けていれば、数日扇風機だけのクーラーなしで生活できるのは良いところですけどね。
(違う場合もありますが、少なくともウチの場合はそうです)
暖房は、燃料費がバカにならないので、かなり設定温度を抑えて、毛布にくるまりながら着込んで生活しています(笑)
我が家は設定温度15~17度くらいで生活していますが、年末年始で実家に奥さんと共にいて、そのことを話すとびっくりされました。
実家はストーブの設定温度が22度で、僕と奥さんは15~17度に慣れていたので暑くてのぼせそうでした(笑)
で、「一体暖房の設定温度って平均何度なの?」って思いましたので調べてみました。
これは地域もありますし、住んでいる人の体感温度、部屋の間取りや方角によっても変わってきますが、一般的なものを調べました。
ちょっとびっくりするようなことも分かったので是非ご覧ください。
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目安は22度、推奨は20度
空調の設計は22度で機器の必要能力を計算し、省エネの観点から環境省からは室温20度が推奨されています。
これは、地域ごとではなく全国的な推奨温度です。
ですが、この推奨は全国的に達成できていないようです。
九州地方の方が設定温度が高い!?
暖房器具の設定温度、高いのはどこだと思いますか?
ほとんどの人は北海道や東北のような寒いところだと回答するのではないでしょうか。
僕もそう思っていました。実家でさえ22度。もっと高い家もあるでしょうし、平均は22度よりも高いと思っていました。
ですが違うようです。
ウェザーニュースが2017年12月14日~15日に10193人にエアコンの設定温度の調査を実施した結果があります。
その結果を見ると、
1位 沖縄 24.6℃
2位 佐賀 24.5℃
3位 鹿児島 24.4℃
4位 高知 24.0℃
5位 石川 23.9℃
…
43位 青森 22.6℃
44位 北海道 22.6℃
45位 徳島 22.6℃
46位 和歌山 22.3℃
47位 長野 22.2℃参照元:https://weathernews.jp/s/topics/201712/150055/
そして、平均温度は23.2度だったそうです。
九州と沖縄の設定温度が高く、北海道、青森といったところ、盆地で寒く豪雪地帯になりやすい長野は北海道よりも低い結果になっています。
これはウェザーニュースでは「エアコン」の設定温度の平均で寒い地方はホットカーペットや灯油ストーブをうまく活用しているとありました。
あとは、家の構造、寒い地域の過ごし方の工夫もあるのかなと思っています。
これは確かに、と思いました。
寒い地方の家は寒さ対策がされている
北海道の場合で他の地方までは把握が難しいですが、基本的に北海道の家の窓は二重サッシです。
窓は必ず二重になっており、寒さを通しにくい構造になっています。
関東などでも、それを知っている人は寒さ対策で二重サッシを取り入れている人もいます。
そして、北海道は断熱材などを用いる断熱工法をとり入れるのが他の地域よりも早かったのでなおのことでしょう。
ですが、道外の暖かい地域は基本的には窓1枚だけで、構造も寒さに適応できていない作りのため、冬は非常に寒いと聞きました。
そのため、エアコンの設定温度が高いと考えることができます。
ちなみにですが、個人的に北海道の人は「寒さに強い」とは思っていません。むしろ雪国出身者の方が寒さに弱いと思います。
北海道はストーブの前でアイスを食べるのが楽しみの1つで、冬期間のアイス消費量は北海道がトップなのもうなずけます(笑)
あとは寒さ対策がされている
家の構造以外にも、住んでいる人の知恵があるのかなと思います。
特別なことではありませんが、
- 暖かいものを着る
- 暖かいものを作って食べる
ような、普段からの寒さ対策への意識も高いように思います。
それが結果的に設定温度の低さにつながっているのかなと思います。
環境省は「室温」の推奨温度を設定しています。一方、ウェザータイムのは「設定温度」です。
この違いは
室温:人間の座った高さの温度
設定温度:エアコン付近の温度
を意味しています。
もし、環境省通りの推奨温度にしたければ、エアコンから離れて、人が座った高さでの温度を計る必要があります。
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設定温度を下げるためのすぐにできる対策法
もし、環境省の推奨温度より高かった場合、そしてそれに近づけたいと思った場合どうするのが良いか?
単純に「設定温度を下げれば良い」といってしまえば簡単ですが、それだと寒くて生活に支障が出ます。
それで風邪を引いたりしては元も子もないです。インフルエンザウイルスも気温が低いほど生存率は高くなります。
なので、僕の経験も踏まえて対策を紹介したいと思います。設定温度を抑えられれば節電になって家計に良い影響もあるので1度はご覧になってください。
対策① 湿度を上げる
加湿器やお湯を沸かす、暖かい料理を作ることで湿度を上げることで、室温を上げる方法です。
体感温度も
湿度10%で室温27度
湿度50%で室温23度
での体感温度は共に22度弱と同じという結果が出ています。
4度も下がっているのに体感温度が同じなのってびっくりじゃないですか?
そして、冬場はインフルエンザが流行る時期で、ウィルスは乾燥している環境を好みます。インフルエンザ対策という点でも、湿度を上げるのは効果的です。
ですが、上げすぎるとカビやダニが発生しやすくなるので50%程度が望ましいです。
美容も視野に入れて考えると60%程度でしょうか。
これに関しては、関連記事があるのでそちらも併せてご覧ください。
対策② 室内できるものを工夫する
寒さを感じやすいのは手足などの末梢(身体の端っこ)の部分です。そして、付近の手首、足首と首の部分です。
そこを温めるために
- タートルネック
- レッグウォーマー
- 厚手の靴下、ルームシューズ
などを着用すると違います。
さらに対策するなら、屋外でも切られるようなウィンドブレーカーなどを着ると良いです。
「えー!?家の中でそんなの着るの?」って思うかもしれませんが、家の中です。
毎日、家の中でファッションショーが開かれたりするなら別ですが(笑)、家の中です。
来客が多い人は難しいかもしれませんが、そうでないならかなり効果的です。
ホームセンターに行けば屋外作業用のジャンパーなどが安く売っているので1度見てみてはどうでしょうか。
今はオシャレなものも増えているので、抵抗なく着れるものもどんどん出ています。
ここまでやっておけば、冬の北海道でストーブを切っても過ごすことができたりします。
5年くらい前に、ストーブをどれだけ入れずに過ごすことができるかチャレンジしたことがありますが、1シーズンで入れたのはたったの3回(笑)
2月には、最高気温でもマイナス気温になる北海道でです。
バカみたいなチャレンジですが、着込んでやろうと思えばできます。僕がそれを証明していますから(笑)
なので、環境省が推奨している20度も十分達成できると思いますし、僕は今でも設定温度17度なので、決して難しくない設定だと思っています。
やや脱線しましたが、着込めばかなりクリアになります。
暖房費、電気代が節約できるので、着込むためのアイテムを買っても、下手すれば1ヶ月で元はとれますのでオススメです。
対策③ 湯たんぽをフル活用
「古臭い」と思われがちで、のけ者にされがちな湯たんぽ。でも、節約しながら寒さ対策するなら最強アイテムだと思います。
1度温めて、入れておき、毛布の中に入れておけば半日は温かい状態を保ってくれます。
実際に夜用意して、布団の中に入れたままにして、仕事から帰ってきたらまだ暖かかったので1日は持たせようと思えば可能です。
(温度は当然下がるので使用可能なのは半日が良いところだと思いますが)
家の中で生活して、テレビを見たり、本を読んだりして動かないなら、毛布と湯たんぽがあれば暖房を入れる必要性はありません。
僕は声高々に湯たんぽの重要性を見直すべきだと言いたいです。
節電が求められている時期、湯たんぽは寒さ対策に大きく貢献してくれると思います。
唯一注意点は、低温やけどです。「低温」という名前だけに大したことないと思いがちですが、やけどのランクで言えば重度のやけどの分類です。
湯たんぽを肌に触れたまま寝てしまう。そうなると最悪病院に行くことになってしまいます。
実は僕も経験があるのですが、治るのに1ヶ月以上かかりましたし、治っても、あざみたいな形で形は残っています。
なので、寝る際は
- 湯たんぽを外して寝る(布団の中を温めるだけに使用する)
- 湯たんぽを入れる袋に必ず入れるか、肌に間違っても触れないようにする
- 袋に入れた上で、温度を低めにする(50度くらい)
これらの事で低温やけどは対策できると思います。
僕は熱湯を入れても、湯たんぽを買った時に付いてきた袋に入れて、薄い毛布の上に置いてます。そこまでやれば低温やけどの危険性は回避できます。
(絶対大丈夫とは言い切れませんが、2枚でガードしているので問題は今のところありません)
それだけ気をつければ、湯たんぽは本当に強い味方になってくれます。
対策④ サーキュレーターを利用する
要は扇風機。夏場に使うものですが、エアコンを使用している時に温かい空気を循環させるためには最適なアイテムです。
温かい空気は上に溜まる性質があるので、それをサーキュレーターで循環させるという事です。
対策⑤ 窓やカーテンを工夫する
北海道の家のように二重サッシにできるなら良いですが、賃貸なら無理ですよね。
もしできても、かなりのお金がかかります。なら、簡単にできる方法を考えましょう。
- 窓にプチプチ(エアパッキン)をつける
- カーテンを断熱カーテンにする
といった方法で家の中を温かい状態に保つと良いでしょう。
暖房温度を1度低くするだけで、消費電力が10%削減できるそうです。
電気代が10%ダウンするわけではありませんが、チリも積もればですし、3度下げればもっと効果は期待できます。
先ほど対策法を書きましたが、温度を下げて電気代を浮かしましょう!
1日1時間冷暖房の使用時間を減らすだけでも省エネになるので、余裕があれば意識的に暖房を切るのも良いでしょう。
まとめ
設定温度や室温の基準は平均的に高めになっていますが、暖房器具に頼らなくても良い方法うぃろいろ紹介しました。
対策① 湿度を上げる
対策② 室内できるものを工夫する
対策③ 湯たんぽをフル活用
対策④ サーキュレーターを利用する
対策⑤ 窓やカーテンを工夫する
全ては難しいでしょうが、どれか1つでもできる事はあると思います。
何かやってみることで少しでも快適に過ごせるかもしれません。ぜひやってみてください。
そして他に方法がある方は教えてもらえると嬉しいです^^
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