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不要なものを出品、または欲しいものを購入できるサイトはいろいろあります。
その中でも特に大きなサービスはヤフオク!とメルカリではないでしょうか。
僕もこの両者は使い分けていて、特にヤフオクに関しては15年以上、メルカリも3年以上の使用歴があります。
使い方はいらないものの出品と、欲しいものの購入です。
基本的に僕はオタクなので、グッズの販売、購入に当てることが多いです。
その中で今ではメルカリの方を使うことが多くなっていますが、両者の違いや良いところと悪いところを紹介します。
利用料金に関して具体的な計算も紹介していますが、販売するものや販売数量でどちらがお得かは変わる可能性があります。
実際に販売(出品)される場合はしっかり確認した上で行ってください。
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利用する上での基本情報
メルカリとヤフオク、どう使っていったら良いか迷っている人もいると思います。
まず基本的なことを押さえると、まずは「利用する上での手数料」ではないでしょうか。
利用するだけでかかる料金からまず紹介します。
利用料金、手数料
まず結論から言うと、購入するのを主とするなら料金的にはどちらでも問題ありません。
メルカリ、ヤフオクともに購入側なら手数料などは一切不要だからです。
問題になるのは出品した場合です。
以下、この記事で「手数料」と記載しているのはヤフオクなら「落札システム手数料」、メルカリなら「販売手数料」と捉えてください)
一部のカテゴリーでは、ライセンス料などもかかるケースもあるので以降は一般的な場合と捉えてください。
メルカリは手数料は10%です。
ヤフオクはちょっと複雑で、Yahoo!プレミアム会員かどうかで手数料は変わります。
会員なら8.8%、非会員なら10%です。
Yahoo!プレミアム会員は、月額508円(税込)の有料サービスです。
会員になることで、ヤフオクでのトラブル補償やYahoo!メールを無制限で使えるようになったりします。
ですので、この508円をどうとらえるかはその人次第ですが、僕はメールだけでも非常に重宝しているので価値はあると思っています。
会員か非会員かで差は1.2%。そしてそれはメルカリの出品手数料の差にもなります。
1.2%は1000円に対して12円お得になるという計算です。
もしその1.2%分だけでプレミアム会員費をまかなうとしたら、以下のような計算になります。
X(円)×0.012(1.2%) ≧ 508
X ≧ 42333.333…
要は42334円以上の出品を行うことで、プレミアム会員費をまかなえるということになります。
もし全く同じものを送料などを全く同じ条件で出品し、購入されるとしたら、42334円以上の出品をすればヤフオクの方が安く済みます。
何を売るかによりますが、4万円以上の出品はなかなかないのではと思います。
僕のように元々プレミアム会員で、会員でいることに利便性を感じている場合はそのまま8.8%だととらえても問題ないですが、登録したことのない人はこのあたりを一度考えてから判断しましょう。
もし、プレミアム会員費を払い続けても良い場合、ヤフオクの方が良いじゃないかと思いがちですが、それは早計です。
手数料も大切ですが、最も重要なのは「売れるかどうか」です。
どんなに手数料が安くても売れなければ意味がありません。
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商品数と売れる手応えとしては今はメルカリ
結論を先に言うと、今はメルカリのほうが感覚的に売れやすいと思っています。
商品数を見てもメルカリのほうが数が非常に多いです。
もちろんジャンルなどによっては逆転するケースもあるでしょうが、僕が使ってきた感じではメルカリの方が多いです。
それだけに参加者も多いので、その分売れやすくなります。
売れるスピードで言えばメルカリでしょう。
業者、お店から買いたいならヤフオクかも
こう見たら、ヤフオクは見なくても良いのかとも思いますが、そうではありません。
ヤフオクの良いところは、お店でやっているところかどうかがすぐに分かるところで、ちゃんとしたところから購入したいと思った場合はお店から購入可能です。
調べ方はプロフィールに「STORE」「ストア」と書いていればお店としてやっているところです。
または検索結果画面の絞り込みから「ストア」を選ぶ欄があります。
ヤフオクは個人もストアも混じっている状態で、場合によってはわかりにくいケースもありますが、ストアかどうかの見分けがしやすいです。
この辺を気にする方はヤフオクが良いかもしれません。
次は実際に購入した場合、どちらが安いかも紹介します。
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ヤフオクとメルカリ、購入金額と売却金額の違い
ヤフオクとメルカリの購入及び売却の違いについて紹介します。
細かく言えば、どちらが高く売れて安く買えるかということです。
まずは購入(ヤフオクなら落札)からです。
ヤフオクvsメルカリ 購入(落札)編
購入編と書きましたが、出品者、購入者両方の目線で総合的に紹介します。
メルカリは送料込みのケースが多いので、購入の際に支払う金額が非常にわかりやすいです。
もちろん、確認は必要ですし、発送方法を指定する場合は出品者と交渉する必要があります。
ヤフオクは僕がやり始めた15年以上前から送料は抜きでの金額指定が主なので、落札後に指定する配送方法で支払い金額が変わります。
特に定形外郵便の場合、予想と送料が多少前後するケースがあります。
これも送料を記載すれば購入者(落札者)は安心しますが、それでも支払金額の明瞭会計さではメルカリに軍配が上がります。
出品者も相手に送料を払ってもらわなくても良いので、送料を伝え間違えて送料が思った以上にかかってしまったということもないので、出品者からみても安心です。
もう一つ言えば、発送や送料のことがわかっていない初心者の人の場合、送料でトラブルが起きる心配もありません。
これはヤフオクでの話ですが、ゆうパック指定などにして送料が高すぎるという理由で取引キャンセルしてくる人もいます。
それだけならまだ良いですが、中にはそれで「送料を高く請求された」などという人がいます。
これは送料を把握していないという、失礼ながら購入側の無知さが最大の原因ですが、購入側は被害者意識を持っているので悪いとは思っていません。
ですが、これで悪い評価をされようものなら、出品者側からしたらいい迷惑です。
こういった点で送料の件で揉めにくいというのもメルカリのメリットと言えます。
ヤフオクはキャンセルした場合は、キャンセルの非がある方に自動で「非常に悪い」の評価が付きます。
ですが、「キャンセルしただけなのに悪い評価をされました」など書かれ報復評価されるケースもあり、そういった人に当たると本当に面倒です(笑)
メルカリは運営からの警告だけで終わります。
僕も最初は送料のことはわかりませんでしたが、自分で調べて色々勉強して学びました。
送料の件で質問する場合は、ある程度の知識をつけることが大切ですし、無用なトラブルを防ぐことにもつながります。
なので、購入の際は特定の配送方法はどのくらい送料がかかるかは把握しましょう。
ヤフオクvsメルカリ 販売(出品)編
販売に関しての手数料に関しては先ほど紹介したとおりです。
そして、販売側として一番問題になるのは配送でしょう。
ヤフオクの場合、対応可能な発送方法から落札者から選んでもらって、それに応じて発送します。
メルカリの場合は、送料込みで金額設定されているケースが多いので、発送方法はある程度出品者の自由にできます。
もちろん、商品ページに表示している発送方法と異なる方法の場合は一声かける、購入者と相談するのがマナーです。
その点を考えると、メルカリのほうが発送の自由度は高い意味で扱いやすいです。
ただ、配送方法に希望があった場合、メルカリはコメント欄で相談する必要があるので、配送方法に希望がある場合はメルカリは手間です。
購入者目線に立った場合はヤフオクのほうが優しいのかもしれませんが、そこまで配送にこだわる人はほとんどいないので、あまり問題にならないでしょう。
初心者の場合、発送について詳しくないなら、購入者に発送方法を指定してもらって、それに応じればいいという意味で、配送方法の指定範囲が広いヤフオクが良いと言えるでしょうか。
ここは難しいかもしれませんが、総合的に考えるとメルカリのほうがやりやすいと僕は思っています。
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ヤフオクとメルカリ、使用感など総合的な違いは?
購入、販売としてのそれぞれ分けて紹介しましたが、使用感としてどうなのかなど細かいところも紹介します。
一昔前なら、ヤフオクが王様のような感じがありましたが、今はメルカリなどいろいろなサービスが出ていて、そんな王様の時代は終わりました。
結論を言うと、今はメルカリなのかなと思いますが、ヤフオクも使い方によってはメルカリより良いポイントがあります。
ヤフオクは「Yahoo!カード」と連動可能
ヤフオクはクレジットカードのYahoo!カードと連動しています。
引き落とし口座をジャパンネット銀行にすれば、カードの使用額に応じて多くのTポイントがもらえます。
そのポイントをうまく利用すれば、欲しい物も安く手に入れる事ができます。
今はPayPay(ペイペイ)とも連動しているので、TポイントとPayPayを併用しながら支払いすればタダと同じようなレベルで欲しい物が手にできるかもしれません。
メルカリもメルペイでポイントを貯めることができますが、Yahoo!カードのポイントの方が大きいです。
(もちろんカードの使用状況によって変わってくるので一概には言えません)
ヤフオクの最大のメリットはTポイントが使える、PayPayが使用できるという点で、ここはメルカリより勝っている点だと思います。
メルカリは即購入が可能(購入)
ヤフオクはオークション、メルカリはフリマ(フリーマーケット)です。
オークションは終了時間が来るまで購入(落札)はできません(即決を除く)が、フリマは購入すればそれでOKです。
ヤフオクは終了まで待つ必要がある意味で、終了時間あたりに拘束されます。
基本的に終了5分以内に入札があると5分終了時間が延長されます。なので余計時間的に拘束されます。
ただ、メルカリよりも安く購入が可能なケースもあるので、ちゃんと調べた上で損のない購入をしていくと良いでしょう。
どちらが安くなるかの判断が難しいときもありますが、すぐに購入して手に入れやすいのはメルカリと覚えておくと良いでしょう。
発送の指定がやりやすいのはメルカリ(出品時)
発送の際、匿名発送の場合は各サイトの手続き画面から発送の手続きを行います。
基本的にQRコードを発行して、コンビニや郵便局などに荷物を持ち発送を行います。
その手続きをする際、使用感としてメルカリの方が使いやすいなと感じます。
アプリ内で余計な画面を開かずQRコードを出せるので、発送が非常に楽です。
ヤフオクももちろん使いやすいですが、メルカリと比較するとメルカリが使用しやすいと感じます。
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メルカリは値下げ交渉がしやすい
ヤフオク、メルカリ共に値下げ交渉機能はあります。
ですが、ヤフオクの値下げ交渉機能はあまり機能していないように感じます。
そもそもヤフオクはオークション形式なので、値下げ交渉をするという考えがあまりありません。
メルカリは値下げ交渉、まとめ購入による送料分の値引きなど、様々な方法で購入前に安くすることが可能です。
(ヤフオクも同じ出品者から複数落札した場合、「まとめて取引」を申請し承認されれば、まとめることが可能です)
交渉が失敗するケースもありますが、値下げ交渉のしやすさはメルカリのメリットの一つだと思います。
検索結果画面は一長一短
今はヤフオクも改善されましたが、商品検索結果画面はメルカリの方が見やすいです。
僕はヤフオクを15年近く使用するヘビーユーザーの状態から、メルカリをメインに今は変えていますが、メルカリを最初に始めた時に感じたのはこれです。
今はヤフオクも検索結果画面は見やすくなりましたが、正直、メルカリを意識したような画面のように感じました。
改善されていても、結果画面は直感的に見やすいメルカリの方が見やすいと思います。
これは個人の好みがあるので難しい部分はありますが、少なくとも僕はそう思っています。
相場・時期をチェックするならヤフオクが見やすい
前の項目で検索結果画面はメルカリの方が見やすいと解説しましたが、出そうと思っている商品について知りたい時はヤフオクの方が見やすいと思います。
出品者側からしたら見やすいのはヤフオクかもしれません。
- どのくらい売れているか
- 金額はいくらか
- どの時期に売れたか
これらはヤフオクの方がわかりやすいです。
売れた商品だけを見る機能は絞り込み検索をかけた後、商品ページを開いて時期を確認、と手間がかなりかかります。
ヤフオクは落札相場から見れます。
メルカリは絞り込みで見ることができます。
販売状況から売り切れにチェックします。
これでメルカリも売れたものをチェックすることが可能ですが、ヤフオクより手間です。
そして、ヤフオクはメルカリよりも歴史がある分、過去の履歴のデータが多く相場を調べるにはわかりやすいです。
これはメルカリも年数を重ねればカバーできると思いますが、それでも総合的にはヤフオクの方がチェックしやすいと言えます。
この辺りはヤフオクが優っていると感じています。
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高額商品はヤフオクの方が安上がりケースがある
ヤフオク、メルカリの出品手数料は先ほど紹介した通り、ヤフオクはプレミアム会員時は8.8%、メルカリは10%です。
差は1.2%ですが、送料が含まれているケースの多いメルカリは、送料分の手数料も引かれていると考えても、もし同じ金額ならメルカリの方が割高になります。
安いものならそれほど差にならないでしょうが、高額の場合は送料分がまかなえるくらいの差になるでしょう。
それにYahoo!カードでクレジット決済をすることで高額商品は多くのポイントが付きます。
出品時は相場を調べて手数料を考えた上でどちらで出品するか考えた方がいいでしょう。
評価後のやりとりはヤフオクの方がやりやすい
ヤフオク、メルカリ共に評価を行うことができます。
もしトラブルや評価で納得がいかなかった場合は、共に運営に報告することができますが、それほどでないケースもあります。
その場合、ヤフオクは評価の部分に返信機能があり、評価のページから取引相手と交渉ができます。ネット版のみの機能で、アプリからは確認できませんでした。
誤解があったり、評価に問題があった点を指摘する場合、その評価の部分から弁解も可能です。
ですが、メルカリは一方通行で評価して終わりなので、弁解したりすることができません。
ちゃんと取引していれば、その必要はありませんが、いざという時の柔軟性はヤフオクの方があるように感じています。
やりとりの多さはメルカリかも
よくメルカリでは、終始購入後のあいさつなどがなかったという理由で悪い評価がついているケースがあります。
機械的に取引しても問題ありませんが、それを良しとしない人もいます。
何かしらのあいさつをする、というのがメルカリの中では暗黙の了解になっているかもしれません。
それが煩わしいと感じる人もいるかもしれませんし、それが嫌であればヤフオクの方が使いやすさがあると言えるでしょう。
そして、メルカリは値下げ交渉の際もコメント欄でやりとりするケースが多いので、対応が面倒と感じる人もいるのではないでしょうか。
メルカリはアプリで参加しやすいだけに、低年齢層の参加も多く、ぶしつけなユーザーもいます。
そんなぶしつけなユーザーに対応する必要もあるので、そういった意味でも面倒くさいと感じるケースもあります。
それを割り切ったり、ぶしつけな人は対応しないなど、自分なりの基準を決めてクリアにできないとメルカリはストレスに感じるケースもあるかもしれません。
即金性の高さはヤフオク
ヤフオクは取引終了時に指定口座に振り込まれます。
自動的に振り込まれるので面倒な手続きは不要です。
メルカリは、キャッシュレス払いの「メルペイ」を使用すれば手数料などかからずに売上金を使用できますが、口座に振り込む際は200円の手数料がかかります。
それなりに貯めてからでないと不便ですし、200円の手数料は決して小さな金額ではありません。
それに振込の手続きもちょっと面倒なので、売上金を現金にしたい場合はヤフオクの方が良いと言えます。
ただ、メルペイを使用するなら、その問題は解消できます。
PayPay(ペイペイ)など他のキャッシュレスサービスを使用しているならメルペイを使用することはないでしょうが、メルカリを使うならメルペイも併用すると良いと思います。
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まとめ
いろいろとメルカリとヤフオクの違いについて紹介しました。
総合的に見ると個人的にはメルカリかなと思いますが、以下のような場合はヤフオクかもしれません。
- わずらわしい取引連絡や価格交渉などをしたくない
- 出品しようとしている商品の相場が知りたい
- プレミアム会員になれば、もしもの時に補償がある(もしもの時に補償してもらいたい)
- 個人ではなく、お店から買いたい
- ペイペイを普段から使用している場合
それぞれ特徴があるので、両方使ってみて使いやすい方を使うと良いと思います。
少しでも参考になれば幸いです。