金魚すくいの金魚の寿命が短いのはなぜ?根本的な理由と原因とは?

金魚すくいの金魚アイキャッチ 生き物
にっしん
にっしん@PokeRoki))です。

 

金魚すくいは誰でもしたことはあると思います。

 

取れないってことはあると思いますが、取れなくても必ず1匹はもらえたりして、持って帰った人も多いと思います。

(今は取れなかったらもらえないってところが多いみたいですが)

 

その中でも、持って帰ったはいいけど長生きしないで死なせてしまったりしたのではないでしょうか。

 

「金魚すくいの金魚は長生きしない」

と言われたり、どこからか分かりませんが

「金魚すくいの金魚は不良品だから寿命は短い」

みたいなことを聞いたこともあります。

 

本当かどうか分かりませんが、今回は金魚すくいの金魚の寿命について色々調べてみました。

 

そこから、少しでも金魚を長生きさせるコツも紹介していますので合わせてご覧ください。

 

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金魚すくいの金魚の寿命を決めるものは?

まず「金魚すくいの金魚が」というよりも前提として知ってほしい事です。金魚自体の寿命にかかわるのは何か?

 

結論を言うと、金魚すくいに限らず、金魚の寿命に関わるのは「環境」です。これは人間でも同じはず。

 

いくらペットショップなどで購入した金魚でも環境が悪ければ長生きしません。

 

ですので、金魚すくいの金魚でも環境が整えば長生きしますし、実家で飼っていた金魚すくいで取った金魚も3年以上生きたので間違い無いと思います。

ペットショップの環境はそんなにいいのか?

金魚を手に入れる方法はどのような方法があるでしょうか。

 

  • お祭りの金魚すくい
  • ペットショップ
  • 金魚を育てている卸のような所から直接購入

こんなところでしょうか。

 

最後の卸のような所からは僕は購入したことはないので詳しい事は分かりませんが、環境や育て方も聞けるでしょうし最高の環境でしょうね。

 

ですが、たくさんあるわけではないし、ちょっと現実的ではないのかなと思います。

 

となると、金魚すくいかペットショップですね。

 

金魚すくいの金魚は寿命が短いという考えならペットショップの金魚は長生きなのか?

 

ですので、まずペットショップの環境について考えてみます。

 

僕自身、小学生の時に金魚にはまっていた時期があって、常に金魚の本を読み、図書館でも金魚について調べたりした時期があります。

 

当時数冊自分で買った金魚の本を毎日読み、色々とメモしていました。

 

なので、ペットショップに行くと、売っている金魚の品種の他に、その飼育環境を見たりします。

 

にっしん
これは今でも無意識にやってしまうことです。つい見ちゃうんですよね(笑)

 

だいたいは基本的にちゃんとしていますが、中には

  • 病気でも放置・見落とし
  • 寄生虫が付いていても放置・見落とし
  • 中の金魚が水面をパクパクしている
  • ヒレの状態(張っているか、ちぎれていないかなど)
  • 泳ぎ方(元気よく泳いでいるか)

など見るポイントはあります。

 

僕は好きのレベルで、専門家ではないから偉そうなことは言えませんが、そういった部分を見ます。

 

さらに、棚の下を見ると、病気の金魚を薬の入った水の中に遊泳させている場所も見ますが、病気の金魚がちょいちょいいたりします。

 

病気の金魚がいると言うことは、ペットショップの金魚でも病気になると言うことです。

 

金魚すくいの金魚はペットショップの金魚よりも悪い環境とも言えますが、ずっとあの簡易的な水槽にいるわけではありません。

 

ですので、金魚すくいの金魚が寿命が特別短いとは言いにくいのかなと思います。

 

大事なのは購入後の環境をどう整えるかに限ります。

 

にっしん
金魚は身体が小さいので、環境変化による影響は強く受けます

 

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金魚すくいの金魚が長生きしないのは?

でも、金魚すくいの金魚を死なせてしまったりするケースは多く、そこから

「金魚すくいの金魚は長生きしない」

と言われるのではないでしょうか。

 

環境が悪いと1週間と持たずに死んでしまい、そういったケースが大半のようです。

 

環境さえ整えば長生きすると書きましたが、長生きしないと思えるのはどうしてでしょうか?

 

いくつか可能性を上げていきます。

 

こちらの動画を先にご覧になってから以降見てもらえると理解が深まると思います。

 

長生きしない原因① 取りやすい金魚は弱い

まず1つ言えるのは

「取りやすい金魚を取っているから」

ではなでいしょうか。

 

「取りやすい金魚」とはどういった金魚か。

 

それは一言で言うと「弱い金魚」、見た目的には「泳ぐのが弱々しい金魚」と言えます。

 

弱々しい金魚は

  • 病気になりかかっている
  • ヒレがちぎれている
  • 寄生虫がついている

といった事があげられます。

 

仮にそうでなくても、体質的に弱かったりなどあるかもしれません。

 

そういった金魚は取りやすいですが、もともと弱いので長生きできなかったり、病気になりかけなら持って帰ってしばらくして本格的に病気になれば長生きはしないでしょう。

 

元気に泳いでいる金魚は動きが早いので、よほどうまくなければ取るのは難しくなります。

長生きしない原因② 基本的なミス

金魚は水道水では生きていけません。脱塩素剤(ハイポ)を用いるか、汲んだ水を置いて塩素を抜く作業をしなければ金魚は死んでしまいます。

 

水道水に含まれる塩素は金魚にとって毒であり、水道水の中で死んだのは一種の毒死です。(正確には窒息死)

 

金魚を飼う際には、ごく当たり前とも言えることかもしれません。

 

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ですが、知らなくても、魚とかを飼う上での知識なので、生きて行く上では困ることではありません。なので、知らずにいると言うことも十分あるでしょう。

 

そうだったとしても、ここは重要なポイントなので、もし金魚すくいで撮ってきた金魚を買うなら一緒に揃えましょう。

 

これで死んでしまうなら、どこで取ってきても買ってきても同じことです。

 

脱塩素剤は、金魚すくいの所で売っているケースもありますし、決して高くないので一緒に購入してもいいかと思います。

 

どうしても至急必要ならミネラルウォーターでもいいですが、飼育水に使用するなら国内の軟水の方が良いです。

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なので国内の水を使って一時しのぎするといいでしょう。水のラベルに硬水・軟水または原産国名が記載されているはずなのでチェックしましょう。

 

ですが、基本的には使わない方が良く、酸素もあまり含まれていないので、エアー(酸素を送るもの)は必要になります。

 

 

他には、水温を合わせるために、入れる予定の水槽に水を浸して、持って帰った袋ごと水槽の水に浸し、次の日に脱塩素剤を入れて飼うという事も大切です。

 

言葉で言うのは簡単ですが、どういった事かはこちらの動画が非常にわかりやすかったので1度ご覧ください。

 

熱帯魚での話をされていますが、この辺りは金魚も熱帯魚も同じです。

これは次に紹介しますが、温度変化を防ぐ意味でも有効です。

 

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長生きしない原因③ 温度変化

金魚は温度変化に弱い生き物です。数度近いだけでも金魚にとっては大ダメージです。

 

そして金魚を飼う環境がある場合、水を汲んで脱塩素剤を入れ環境を整えても、そのまま金魚を入れるのはNGです。

 

汲んだ水と金魚すくいの水の温度は異なります。その差で極端な場合、ショック死することもあるそうです。

 

人間でも急激ない温度変化で、脳梗塞などになって亡くなるケースがあり、特に冬のお風呂場では起こり得ます(ヒートショック)

 

人間でも起こるのですから、それより小さい金魚にとっても大きなショックになります。

 

ですので、②で上げた、飼育予定の水槽の水の中に、金魚すくいで入れてもらった袋ごと入れて最低30分くらいは置くのが大切です。

 

そして、餌を与えない方がいいとも言われています。

 

金魚はしばらく絶食が続いても死ぬような生き物ではないですし、ストレスのかかった状況で餌を与えると消化不良を起こします。

 

これらは金魚や熱帯魚を好んで飼育している人にとっては常識と言えることですが、これも知っている人というのが少ないと思います。

 

この辺も気をつけるといいのではないでしょうか。

長生きしない原因④ 水質悪化

水槽に水草や砂利を敷くのは金魚が生きるための環境を作るためです。それがない状態では環境が悪化しやすくなります。

 

人間で言えば、空気が淀んでいるのと同じで、空気が淀めば肺や呼吸器の病気になります。

 

それは金魚も同じで、水質が悪くなるというのは、金魚が生きられなくなる環境になるということです。

 

環境を整えても、餌やフンによって水質が悪化してしまうことがあります。フンはもちろんの事、餌を食べ残して、それが水質を悪化させてしまいます。

 

これがかなり深刻な問題で、大多数の金魚の死因はこれだと言われています。

 

最初、買ってきた餌を与えても慣れてないせいか、食べてくれないことがあります。それが残ると水質悪化につながります。

 

なので最初の餌は、ほんの少しだけ入れて様子をみるといいでしょう。そして、水槽に入れたての時は、しばらく絶食でもいいくらいです。

 

先ほど書いたように、簡単に餓死することはないので、環境に慣れさせてから餌を与えるといいでしょう。

 

餌に関しては色々あるので、長生きさせたければそれなりのものを選ぶ事をおすすめします。

実際に金魚はどのくらい生きるのか?

寿命

金魚はどのくらい生きると思いますか?金魚の平均寿命は10~15年ですが、長いと30年以上生きると言われています。

 

にっしん
もちろん、品種によって寿命は異なります

 

ただ、一般的な飼育環境だと3~5年とも言われているように、平均寿命通りに生きるわけではないようです。

 

ただ、祖先のフナに近い形の金魚の方が長生きするように、品種によっても大きく異なるので一概には言えません。

 

個体差もあるでしょうから、なかなか難しいと思いますが、ちゃんと環境を整えて長生きさせたいですね。

 

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金魚の飼育は思ったよりも難しい

金魚は言わずもがな、水の中で生活する生き物です。

 

水質や水温などの環境は人が感じることは非常に難しいですし、金魚は体が小さい分、環境悪化の影響を受けやすいです。

 

犬や猫のように様子を把握するのも難しいです。そういった意味では金魚は飼育の難しい動物と言えます。

 

ただ、金魚すくいなどで手に入れやすいので、お子さんと飼う場合は、良い教育の場になるのではないでしょうか。

 

僕は小さいころ、子ども図解を毎日のように見ていて、教えてもらっていなくても色々な事を自然と学びましたが、親御さんが色々教えてあげることは大切かなと思います。

 

学びの場にもなりますし、コミュニケーションの場にもなると思います。たかが金魚すくいの金魚かもしれませんが、されど金魚すくいの金魚です。

 

お祭りなどで取ってきた金魚を捨てるわけにはいきません。できる限りの環境を整えて、少しでも長生きするようにしてあげてほしいなと思います。

 

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