誰もが目にしたことがある植物のひとつにクローバーがありますね。
そして、よく「四つ葉のクローバーを見つけると幸せになれる」ことからクローバーが密集している所を探して四つ葉を探したりした人も多いと思います。
そして、花言葉も色々あり、1つの品種で花言葉が最も多い植物かもしれません。ホントに多いです。
そして、道端にでも生えているクローバーですが、どんな植物か知っているでしょうか。知ると意外と奥深い事が分かりました。
内容的には花言葉はもちろんの事、それ以外の「クローバーとは何なのか」そして、クローバーと似た植物があるのですが、その違いやクローバーの種類など紹介します。
この記事で分かる事
- クローバの事全般が分かるようになります。
- クローバーと似た植物の区別がつくようになります
- クローバーの花言葉やクローバーの新発見ができます
スポンサーリンク
三つ葉のクローバーの花言葉
早速ではありますが、クローバーの花言葉を紹介します。
三つ葉のクローバーの花言葉は以下の通り。
- 私のものになって
- 幸運
- 約束
- 復讐
深い愛情といった感じを受けますが、それが重くなり、愛の反対は憎しみ、そこから復讐心があるという感じを受けますね。
流れとして
「私のものになって」:告白、片思いの状態
「幸運」「約束」:両想いになり、将来を誓い合う
「復讐」:それが破れて、愛から憎しみに変わる
といった感じでしょうか。
「1つの恋の始まり」と、「愛の終わり」という一連の人間関係を表すような花言葉ですね。
クローバーだけで1つのストーリーをイメージできる花言葉なので、プレゼントする人も少ないかもしれませんが、もしプレゼントするなら注意が必要と言えるかもしれません。
実際の意味は…
実際には、ちゃんと意味があってついています。
幸運
2つ説があります。
- イブがエデンから追放される時に四つ葉のクローバーを持ち出した
- ナポレオンが四つ葉を見つけて摘み取ろうとした時に、頭の上を銃弾が飛んで行った
1は、四つ葉は楽園のものなので「幸運」を象徴するもの
2は、言わずもがな幸運ですよね。
そこから幸運がクローバーの花言葉に入っているようです。
約束
キリスト教の布教をしていた聖パトリック(パトリキウス)がアイルランドの布教活動に三つ葉のクローバーを用いて、キリスト教の教えの基礎の三位一体を説明していました。
聖パトリックは「アイルランドの使徒」と呼ばれ、アイルランドの守護聖人にもなった人です。
布教活動は成功し、命日の3月17日にはミサが行われ、三葉のクローバーをモチーフにした飾り付けや服を身に付けたりする習わしがあります。
(アイルランドでは3月17日は「聖パトリックの日」という祝祭日になっています)
「約束」はこの聖パトリックの日に行われる習わしとされています。
復讐
四つ葉は、キリスト教では十字架を意味します。
十字架というのは、「キリストの処刑」も意味するので、そこから人々の「復讐」につながったのだと考えられています。
私のものになって
これはアイヌの人たちの間で言われている、シロツメクサに対する花言葉「復讐」にもちなんでいるようです。
ある部族にイルチヤロという美しい娘がいました。近くの沼に神とも魔物とも恐れられた沼の主「カムイ」がいました。
その沼の主のカムイは、イルチヤロに一目ぼれをし、若者の姿になってイルチヤロに「私のものになって」と思いを告げます。
お互いに会うようになりましたが、他にイルチヤロが好きなチタライに付き合っている事がばれ、チタライは、イルチヤロの父親の酋長(しゅうちょう)に報告します。
酋長は怒り、チタライと協力してカムイを暗殺しました。
ですが、暗殺した直後に竜巻が起こり酋長もチタライも巻き込まれ、イルチヤロも悲しみのあまり沼に身を投げました。
そして、近くの川では魚が獲れなくなり、沼のほとりにシロツメクサが咲くようになったそうです。
ここから言えるのは、「私のものになって」と「復讐」はセットで考えても良いかもしれません。
そして、最初に上げた花言葉のストーリー、このカムイとイルチヤロの話に合わせれば全部合致すると考えることもできますね。
誕生花とされる日も設定されています
余談ですが、シロツメクサ、アカツメクサは誕生花とされる日もあって、それぞれ
- シロツメクサ:6月17日、8月31日
- アカツメクサ:4月7日、4月18日
です。
スポンサーリンク
三つ葉や四つ葉の他にある、葉数による花言葉はこれ!
花でなくても、三つ葉や四つ葉にも花言葉はあります。
それでなく実は七つ葉まであるのって知っていましたか?四つ葉自体、確率は1/1万~1/10万だそうです。
パーセンテージにすると、0.01~0.001%になります。相当すごい確率ですね。
何気に偶然見つけた人はこの確率を引き当てた人です。「せっかくなら宝くじに…」なんて思ってはいけません。僕は少し思いましたが(笑)
なんで四つ葉になるの?
四つ葉のクローバーになる仕組みは2通りあります。
①三つ葉が小さい芽の段階で傷つき、その外傷からの分裂によるもの
②突然変異
この2パターンであり、もし②なら、遺伝的に四つ葉が群生している可能性があります。
そのため、確実に四つ葉になるクローバーの株もあります。
そして地域性もあり、奈良県、岩手県のクローバーは四つ葉率が高いそうです。
四つ葉を探したくなった、これから探そうと思っている方はこちらをご覧ください。
ギネス記録は56枚葉!!?
クローバー、かなりの複数葉になるようで、ギネス記録は2009年に岩手県の男性が発見した56枚葉になります。
世界に広がっているクローバー、ギネス保持者が日本人なのが嬉しいですね^^
でも、もう56枚とか意味不明ですね(笑)
ちなみにこの方は、自宅でクローバー研究をしており、過去にも
- 18枚
- 21枚
- 27枚
- 33枚
の枚数のクローバーを発見しているそうです。
もう、2桁だし、四つ葉なんてかわいい世界です、はい。
ちなみに、五つ葉以上の確率は
5: 1/100万
6: 1/1600万
7: 1/2億5000万
だそうです。
もう宝くじ1等よりもすごいです。
それぞれの花言葉は?
ちょっと脱線したものの、クローバーの葉の数による花言葉です。
一つ葉
困難に打ち勝つ、始まり、開拓、初恋
二つ葉
平和、調和、素敵な出会い
三つ葉
先ほど紹介した、
私を思って、幸運、約束、復讐
四つ葉
私のものになって、幸運
四つ葉はそれぞれ葉っぱに意味があり、
愛、名声、富、健康
となり、真実の愛になるそうです。
完全な幸せの象徴ですね。
五つ葉
財運、経済的繁栄
六つ葉
地位と名声
七つ葉
無限の幸福
ちなみにそこから先もあるそうですが、七つ葉は究極すぎてヤバい。まあ、1/2億5000万をつかめば、無限の幸福は手に入るでしょうか(笑)
ロールプレイングゲームで言えば、確実に物語の主人公とか、勇者ですね。
ちなみに、「五つ葉を見つけると不幸になる」と言われていますが、実際そうでもないようです。
スポンサーリンク
そもそもクローバーってどんな植物なの?
鋭い方は
『クローバーって葉っぱなのになんで「花」言葉なの?』
って思った事でしょう。
無理もありません、クローバーはいろんなところで見ることができますが、詳し事を知っていますか?
クローバーは、マメ科シャジクソウ属の植物の総称で、全世界の約260種類もあります。
語源は、ローマ神話に出てくるヘラクレスが持っていた棍棒が3つの葉に似ていた事からだそうです。
「棍棒」は、ラテン語で「グラバ」といい、それがなまって「クラブ」そして「クローバー」になったそうです。
トランプの「クラブ」は元々「棍棒」だったということですね。
シャジクソウは漢字で「車軸草」、放射状に出る小葉が車軸に似ているためその名前が付きました。
ですが、もともと日本の植物ではなく、ヨーロッパから明治時代に牧草として移入されたのが広まったそうです。
1度根を張ると乾燥にも強いので、繁殖力が強く、日本の風土も育つ環境が合っていたので、次第に日本中に広まりました。
さて、クローバーには花言葉があるのはなぜか?それは簡単です。花があるからです。どんな花だと思いますか?
それはこちらの花です!
きっと見たことあると思います。これ、クローバーの花なんですよ。
日本でなじみ深いクローバーの花は「シロツメクサ」です。名前は聞いたことあると思います。
シロツメクサは漢字で「白詰草」。オランダからの献上品のガラス製品の緩衝材として詰められていたことに由来しています。
植物を緩衝材にしていたんですね。むしろそっちが気になりますよね(笑)
でも、そういう人も多いのではないのかなと思います。
他にもシロツメクサの赤バージョン、「アカツメクサ」もあります。これです。
これも見たことあるので花でしょうか。
日本では主にこの2種類のクローバーがあります。他にはベニバナツメクサというものもあります。
意外と日本でもなじみの深い植物、それがクローバーです。これだけでも十分に面白いですね^^
アカツメクサに関しては以下のページで色々と書いていますのでご覧ください。
クローバーもどき「カタバミ」があります!
クローバーに似た植物で「カタバミ」というのがあります。
「もどき」というと悪い言い方かもしれませんが、「四つ葉のクローバー見つけた!!」って思ってもカタバミだったらノーカウントですよ(笑)
じゃあカタバミはどんなものなのか、これです。
はい???
って感じですよね(笑)ちなみにもう一度、クローバーです。
わかりますか?ちなみに花になれば一目瞭然です。カタバミの花です。
でも葉っぱの状態からではまるで間違い探しですね。ざっくり言うと違いは「形」です。
カタバミはハート形なのに対して、クローバーは丸っこくハート形ではありません。分かりにくい可能性もあるでしょうから、花を探したら分かるでしょう。
クローバーより強い繁殖力がある事から雑草扱いを受けていますが、形から悪い意味では取られておらずかわいらしい花ですし、家紋にもよく使われる植物でもあります。
カタバミの花は他にも
花だけ取ればカタバミの方が勝っているかもしれません。
花はキレイですが、「四つ葉のクローバー」を探しているなら、カタバミを探さないように注意が必要です。
カタバミも四つ葉があったりしますし、それに三つ葉の植物を総じて、英語で「シャムロック(shamrock)」と言ったりもします。
よくよく考えてみれば、カタバミを見つけてクローバーと思い込んでいた事ってある気がします。この間違いをした人も非常に多いと思います。
共に繁殖力が強く、色々な所で生育しているのでなおの事ですね。でもハート形をしているカタバミもかわいらしいし、どっちでもOKな気もしますけどね(笑)
詳しくはこの記事で解説しているので合わせてご覧ください。
スポンサーリンク
まとめ
何となくその辺にあるクローバー、かなり深くて面白い植物だという事が分かったのではないかと思います。
何気ないものでも注目してみるととても面白いですし、雑学としてはとても楽しいのではないのかなと個人的に思います。
カップル同士での話のネタにも良いかもしれませんよ、今回の話、少し覚えてデートに役立ててくだされば幸いです^^
そして、公園とかで見つけたら、五つ葉あたり探してみてはどうでしょうか?もし男性が見つければ、その人と一緒になればお金に困らない事でしょう(笑)
あわせてチェック