にっしん(@nisi_otabloger)です。
僕は球技の中で1番好きなのは野球ですが、プロ野球のシーズンの最後は日本シリーズですね。
日本一を決める試合ですが、同点といった試合が続いた場合延長は何回までなのか気になりました。
昔と比べると、表裏の回は短くなったことはわかるけど実際は具体的に延長何回まで行われるのか?
そして補足情報として色々な記録についても調べてまとめましたので、よろしければ合わせてご覧ください。
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日本シリーズの延長は12回まで
2018年のシーズンは、日本シリーズの延長規定を15回から12回までに変更しました。
12回終了時まで同点の場合は引き分けとし、規定の第7戦までに決着がつかなかった場合は8戦以降も行い、決着がつくまで無制限で行います。
要は第7戦目終了時に3勝3敗1引き分けの場合は、第8戦目を行います。
第8戦目は回数から試合時間も無制限になるので、必ず第8戦目で勝負がつきます。
日本シリーズの試合方式の移り変わり
実は、日本シリーズの試合方式はかなり移り変わっています。本当に変わりすぎて、まとめてて頭が混乱しました。
過去の形式を紹介します。
1966年まで 1964年以外日没まで(全試合デーゲームのため)
(1964年はナイトゲームだったので22時30分以降新しいイニングに入らない)
1967~1981年 17時30分以降新しいイニングに入らない
1982~1986年 試合時間制限4時間30分
1987~1993年 第7戦まで延長18回まで、第8戦以降は回数無制限
1994~2017年 第7戦まで延長15回まで(1994年はデーゲームもあり、その時は18回まで)
実際に長引いたことはあるのか?
実際に日本シリーズで延長したことがあっても15回とかまで延長したことはあるのか?って思う人もいたはず。
延長の最高記録は15回までだそうです。2010年11月6日に行われた、ロッテと中日による日本シリーズ第6戦です。
延長15回2ー2の引き分け、23時54分終了の5時間半以上の試合でした。
2番目が1986年の西武と広島による日本シリーズです。
当時は試合の時間制限制があったため14回で終了しましたが、15回まで延長していたかもしれません。
この時のスコアも2ー2です。
第8戦になったのは?
第7戦を超えたのは、1950年からスタートして過去に1度だけです。
先ほどの14回と同じく、1986年、西武と広島による日本シリーズです。
この年の日本シリーズの勝敗は3勝3敗1分。先ほどの14回で時間制限終了した1分です。
第8戦は3-2で西武が優勝しています。
余談ですが、この日本シリーズは他にも記録があって、第5選で西武がサヨナラ勝ちしているのですが、このサヨナラ勝ちは投手の工藤公康投手によるものです。
自らヒットを打ってサヨナラ、そしてそのまま勝利投手になるという試合で、この事例はこの試合以後出ていない記録です。
ただ、この試合の30年後、2016年に大谷翔平選手が投手登録でサヨナラヒットを打っているので、「投手」としての記録はありますが、この試合はDH(指名打者)として出場しています。
二刀流の選手なので、この試合は打者として出ているということです。
工藤投手のは、試合ではリリーフ投手として出場して、自分が投げている時にサヨナラヒットを打つという記録だったので、2016年の記録とは別物になっています。
このシリーズで工藤選手は、先発1試合、リリーフ3試合出場し、防御率1.20、しかも自ら勝利投手になったということで最高殊勲選手(MVP)になっています。
滅多にない記録の多いシリーズで、しかも西武は3連敗からの3連勝、引き分けの後の勝利、いわば「死闘」と言っても良いシリーズでした。
日本シリーズ最長試合時間は?
先ほどの2010年第6戦、ロッテと中日での15回、試合時間5時間43分の試合です。
投手は特に大変だったと思います。
そして、この試合で出場した選手は44名。スタメンはパ・リーグの指名打者のシステムで試合をしても20人からなのですごい人数ですね。
この44名、日本シリーズ1試合で出場した選手数最高記録でもあります。
1つの記録が生まれると、他の記録も生まれるんでしょうかね。色々調べるとゴロゴロ出てくるので面白いです^^
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延長規定はころころ変わっている
ちなみにペナントレース(公式戦)だけで言っても延長規定はころころ変わっています。
こっちの方がまとめてて頭が混乱しました。ザックリとまず説明すると、
- 数年単位で変わっている事がある
- セ・リーグ、パ・リーグでルールが異なっている事がよくある
ということです。
僕も野球は好きですがここまでは知りませんでした。よくもまあここまで違うルールで同じ「プロ野球」って言ってたなと突っ込みたくなるくらいに(笑)
だから、延長に関して日本シリーズだけでなく「いったい何回までなんだろう?」という疑問が浮かぶのだと思います。
延長について1972年からまとめて書いていくと
1972~1973年 3時間20分(ダブルヘッダー第1試合の場合は延長11回まで)
1974~1982年 3時間(19時以降の試合は22時まで、パ・リーグのみ1987年まで)
1983~1987年 3時間20分(セ・リーグのみ)
1988~1989年 4時間(パ・リーグのみで、セ・リーグは時間制限なし)12回までは共通(パ・リーグは93年まで延長)
1990~2000年 延長15回まで、時間無制限(パ・リーグのみ90~93年は4時間まで、94年以降は時間無制限にして延長12回まで)
2001~2010年 12回まで、時間無制限
2011~2012年 12回まで、試合時間は3時間30分
2013年~ 12回まで、時間無制限
これを見るに、リーグで本当にバラバラです。2001年以降にやっと両リーグ共通になりました。
何度も見返しましたが、もし間違っていたらすいません…。
メジャーリーグでは?
メジャーリーグは、原則回数・時間無制限ですが、あまりにも試合が長引いた場合は、サスペンデッドゲームになることがあります。
サスペンデッドゲーム
競技中に天災、施設の事故・故障、照明のない競技場での日没などで競技の続行が不可能と判断された場合に、後日中断前から再開することにすること。
昔のプロ野球のパ・リーグの試合でもこれはあったようです。セ・リーグでは規定に元々なく、今は両リーグとも全廃されています。
なので日本の場合は、コールドゲーム(その時点で終了。有効試合かはスコアなどで決定)となります。
ここはメジャーとプロ野球の大きく違う点です。
回数の最長記録は?
1942年5月24日の大洋と名古屋の試合の延長28回です。
長いように見えますが、時間は3時間47分です。
メジャーリーグでは1920年に26回というのがあります。時間は3時間50分です。
昔の試合はラッキーセブンなどのイベントなどもなかったでしょうから、サクサク進めていたのかもしれませんね。
試合の最長時間は?
1992年9月11日の阪神とヤクルトの試合です。時間は6時間26分で延長15回3ー3の引き分けに終わりました。
やはり投手が1番大変だろうなと思います。リリーフするにしても、次の試合を考えなければいけないし、かなりつらそうですね。
まとめ
今現在の日本シリーズの延長規定は12回までです。これも今後変わるかもしれませんね。
そして実際に延長した日本シリーズの試合はあり、最大は15回でいわば「死闘」ともいうべき試合ですね。
そして、試合時間や出場選手数、勝ち方など他の記録も生まれています。
この試合を観に行った人はかなり興奮したのではないでしょうか。次の日仕事、学校や連れていかれて仕方なく観ている人にとってはかなり辛かったかもしれませんけどね。
でも記録が記録を呼ぶ。そんな試合になっていたことを知るととても面白くもあります。
今度、好きなスポーツでの記録がどんなものか探してみてはどうでしょうか。きっと面白い発見があると思いますよ^^
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