サッカーのファールの基準とは?ペナルティなどルールを徹底解説!

ファールアイキャッチ レジャー・スポーツ
にっしん
この記事ではサッカーのファールの基準について紹介しています。ちょっとわかりにくい部分もわかりやすく解説しています

 

どのスポーツにも必ずルールはあり、サッカーにも当然存在します。

 

個人的にサッカーはルールの基準がわかりにくいと思っていて、その中でもファール(反則)に関しての基準がわかりにくいなぁとい以前から感じていました。

 

オフサイドやハンド、キーパーチャージは聞いたことがありますが、他にどのようなファールがあって、その基準はなんなのか?について調べてみました。

 

ちなみに目安として、僕のレベルはオフサイドがどんなものかが分からないレベルで、他の事もサッパリなレベルです。

 

その基準でお話するので、初心者にもわかり易い内容になっていると思います。

 

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ファール(反則)の種類

まずどういったことが反則かを知る必要があります。

 

前提条件としてあるものは以下のものです。

  • 競技者によって犯されたもの
  • フィールド以内で起きたこと
  • ボールがインプレー中(試合続行中)であること

 

「インプレー」というのは、「試合が開始・続行されている状態」を意味します。

 

にっしん
要は審判が試合を止めていない状態と考えていいでしょう。

 

ファールの時は、既定の基準を満たした場合に「インプレー」と呼ぶ事があります。

 

サッカーのルールではこの「インプレー」がよく出てくるので覚えておくと良いでしょう。

 

先ほど紹介した前提条件を元にペナルティが課されます。

 

ペナルティは基本的に主審が試合を止めて、「フリーキック」というファールのあった場所での試合再開を主審が指示します。

 

悪質な場合や信販の指示に従わない、スポーツマンらしくない行為には警告・退場(イエローカード、レッドカード)させます。

 

 

まずファールの時の基本的なペナルティであるフリーキックから解説します。

 

フリーキックは「直接フリーキック」と「間接フリーキック」に大きく分かれ、ペナルティの重さは直接の方が重いです。

直接フリーキック

直接フリーキックは

不用意に、無謀にまたは過剰な力で犯したと主審が判断した場合

に与えられます。

 

ペナルティーキック(PK)は、守備側のペナルティーエリア内で与えられた直接フリーキックです。

 

ペナルティエリアというのは、キーパーが手を触れられる範囲です。こちらの赤枠内です。

ペナルティエリア

「直接」「間接」というのは、ゴールを狙う時の行動を意味しています。

 

「直接」は直接ゴールを狙えるのに対して、「間接」は敵味方関係なしにキッカー含む2人以上のプレーヤーがボールに触れないとゴールはできません。

 

にっしん
よく試合中に、1人の選手が、ボールにちょんと触れて、直接ゴールに向かって打っているのは、間接フリーキックだと判断できますね。

 

単なるパスして打ちやすい場所に動かしてたと思ったらこういう事だったりします。

 

これはほぼ直接ですが、なんでちょんと触れるのかの謎はここで解決しました(笑)

 

話は戻りますが、直接フリーキックは、次の10項目があげられています。

1、ゴールキーパー以外の選手がボールを意図的に手または腕で扱う(ハンドリング、一般的にいう「ハンド」)

 

そして以下は相手チームの選手に対してした場合です。

2、蹴る、蹴ろうとする(キッキング)

3、つまずかせる、つまずかせようとする(トリッピング)

4、飛びかかる(ジャンピングアット)

5、チャージ(チェック)する

(体当たりするということ。特にキーパーへのチャージは全て反則です。キーパー以外の場合、肩のチャージは問題ないケースもあります)

6、タックルする

(後ろから足を伸ばして行うスライディングタックル、ボールを持たない選手へのタックル、蟹挟みや両足での怪我の恐れのあるタックルなど)

7、打つ、打とうとする(ストライキング)

(要は「殴る、殴りかかる」行為です)

8、押す(プッシング)

9、抑える(ホールディング)

10、唾(つば)を吐く(スピッティング)

これらが直接フリーキックになるファールです。

 

ざっくりまとめると、

相手選手への不用意な攻撃または攻撃的姿勢、過度な妨害行為

が直接フリーキックになるということでしょう。

 

難しいのは、チャージでしょうか。審判によって判断が分かれる部分で、ボールを奪うために体をうまく入れてチャージするのは反則にはならないようです。

 

それ以外は悪意のあるプレーなので反則を取られても仕方ないでしょう。

間接フリーキック

間接フリーキックは、直接よりも反則行為としてのレベルは低いです。以下の6つで、ゴールキーパーによる反則が多いです。

ゴールキーパーに取られるものは以下の4つです。

1、6秒以上ボールを持っている

2、一度手を離して、誰もボールに触れない状態で、自ら再度ボールに触れる

3、味方から返されたボール(スローイン含む)を手で触れる

 

それ以外は以下の3つです。

4、危険な方法でのプレー

(足を高く蹴り上げようとしたり、相手が蹴ろうとしているボールにヘディングで突っ込もうとする危険な行為など)

5、相手の前進の妨害

6、ゴールキーパーがボールから手を離すのを妨げる

7、オフサイド

8、シミュレーション(反則のように装って、審判を欺く行為)

オフサイドは、ゴールキーパーが攻めている場合を除き、以下のような状態で判定されます。

  • 守備コートの中で
  • ゴールキーパーから一番近くで守っている選手Aを基準として
  • 選手Aよりも、攻撃側の選手が相手ゴールよりにいた状態
  • かつボールよりも前にいる状態でパスを受けた状態

 

 

図にすると、以下のようになり、黒い線がオフサイドラインになります。

オフサイドラインの基準になった選手が上の解説での選手Aです(オレンジ色の●)

オフサイドライン

もし、ゴールキーパーが攻めていた場合は、相手エリア内で、最後列で守っている選手とそこを基準として後列2番目の選手が上でいう「選手A」になります。

 

守備側のコートに入っているという事が前提なので、以下の場合はセンターラインがオフサイドラインです。

オフサイドライン2

これは守備も含めて全員が攻めている状態なので、滅多にありませんけどね。キーパーも攻めていて、完全無人でも同様です。

 

これを見ると、オフサイドはすごい複雑ですよね。ただ、ルールは単純なので、一度理解すればオフサイドかどうかはすぐにわかるのではないでしょうか。

 

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アドバンテージ

ほかに「アドバンテージ」というものがあり、仮にファールがあった場合でも、プレー続行の方がファールを受けたチームにとって有利な状況であれば、続行させる場合があります。

 

判断は主審で、試合を止めなかったり、続行を認めれば問題はなく、ゴールが決まっても認められます。

 

フリーキックの際は相手選手は9.15m以上離れる規定があるのですが、アドバンテージが認められればそうしなくても問題ありません。

 

それを利用して相手チームに奇襲をかける方法もあり、「クイックフリーキック」と呼ばれます。

 

以下はクイックフリーキック集の動画ですが、見ていただければどういうことか分かります。

 

先ほど、「相手チームの選手は9.15m以上は離れる」としましたが、全くそんな距離から離れてませんね。これはアドバンテージが認められたということですね。

 

審判も驚いているような感じもありましたし、完全に不意を突かれて無人レベルの状態でゴールしています。

 

中には攻められている事にすら気付いていないケースもあり、こんなこと言っては良くないかもしれませんが面白かったです。

 

やった側は「してやったり」でニンマリでしょうね。

 

もしファールがイエローカードなど、警告の必要性があったケースは、プレーが切れた段階で行われます。

 

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カードの規定

レッドカード

ファールの中で特に重い措置が、イエローカードとレッドカードです。

 

両方ともファールの中でも悪質なものに対して取られる処罰ですが、基準は以下のようになっています。

イエローカード

以下のような行為に対してイエローカードが与えられます。

反スポーツ的行為

遅延行為

言葉、言動による異議

主審の承認なしでフィールドに出入りする、復帰する行為

繰り返し競技規定に違反する

コーナーキック、フリーキック、スローインでの再開で規定の距離を守らない

(このコーナーキックなどの「規定の距離」というのは、ボール(持つ、または置く場所)からの距離を表しています)

距離は先ほど紹介しましたが、スローインなどの距離に規定は以下のようになっています。

コーナーキック:9.15m

フリーキック:9.15m

スローイン:2m

レッドカード

イエローカードよりも厳しい処罰で、サッカーでは一発退場になります。同一試合でのイエローカード2枚でもレッドカードになります。

 

以下がレッドカードの対象です。

著しく不正なプレー

乱暴な行為

侮辱行為

唾を吐く

得点に絡む場面で、得点獲得阻止のための以下の行為

・意図的な手の使用(ゴールキーパーは除く)

・フリーキックに相当するような反則を行う

出場選手に対して5枚のレッドカードを出された場合は、試合は没収され、敗戦扱いになります。

 

豆知識 グリーンカードもある

イエローとレッドは出されるカードとして有名ですが、グリーンカードもあることはご存知でしょうか。

 

グリーンカードは選手に対する教育的側面から出されるものです。

 

ですのでプロとかではなく小学生のサッカーの試合などで、

  • フェアプレー
  • マナー
  • 頑張り

を褒めるために主審が提示するカードで、選手に渡す場合もあるそうです。

 

2004年から導入され、12歳未満(U-12)の子たちに対して使われるもので、日本サッカー協会(JFA)も積極的な使用を勧めているそうです。

判定の難しさ

ファール(反則)をとった時「えー!?」みたいに観客が思ったり、選手もそうじゃないジェスチャーを見せたりしますね。

 

野球などでもそうですが、よく「疑惑の判定」などと言われたりもしますし、最近ではビデオ判定も導入されるようになりました。

 

ここは人間の判定である以上、100%納得の判定は難しいでしょう。

 

さらに相手チームによる「不用意な行為」というのもかなり曖昧な言葉という点からしても判定は難しさがありそうです。

 

そして、サッカーを観ているだけであれば、よりどういった基準かもわからないでしょうからなおさらかもしれません。

 

 

選手は、ボールを取るためのファールギリギリのプレーもしていかなければいけないで時もあるでしょう。

 

ファールを恐れていてはプレーもできませんし、そこがより判定を難しくしていると言えそうです。

 

にっしん
その判定も含めて試合と考えれば、それもプレーの1つと取ることもできますね。

 

野球でも、ストライクの判定が審判によって場所が微妙に異なるようですし、テニスでもラインに入っているか否かで判定に疑義が入ることもあったりと、スポーツには必ず判定の難しさが絡んでいます。

 

サッカーでは実際に映像を見せて、どういう判定か、そしてその判定にしたのはどうしてか、といった問題やテキストもあるそうですが、全問正解は実際の審判資格を持っている人でも非常に難しいそうです。

 

それだけ判定が変わりやすい事と、常にアクティブに動くスポーツのサッカーだからこそ難しいというのがあるんでしょうね。

 

もしかすると無責任な発言かもしれませんが、それを含めてサッカーの魅力なのかもしれません。

 

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まとめ

サッカーのファールの基準、それによって与えられるペナルティに関してよく分かったのではないかと思います。

 

動画でもレッドカードプレー集のようなものもありますし、実際のプレーを見てみる事でよりわかると思います。

 

こういった点を押さえるだけでもサッカーをより楽しめるのではと思います。

 

次、サッカーの試合を見る時はそういった所にも気を付けてみたいと思います。

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