にっしん(@nisi_otabloger)です。
サッカーでファールを取られた時に行われるのがフリーキックです。フリーキックには「間接」と「直接」があります。
ルール上、分かりにくいのは「間接」だと思います。分かりにくいのは関節フリーキックになる基準と、行う上での規定です。
今回は間接フリーキックについて中心に紹介します。
フリーキック自体についてはこちらで上げていますので、間接フリーキック以外の事も知りたい方はこちらをご覧ください。
さらに以前、ファールの基準などに関しての記事も書いていますので併せてご覧ください。
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間接・直接の違いはゴールを狙っても良いかどうか
ご存知の方もいると思いますが、直接フリーキックと間接フリーキックの違いは、一言
「ゴールを狙うのが直接か、パスなどワンクッション置くか」
の違いです。
直接フリーキックは、直接その地点からゴールを狙うことができます。
映像で見ていただくとこのような形で直接ゴールに向かって蹴っていますね。
間接フリーキックは2人以上のプレイヤーがボールに触れないといけません。ちなみに最初はキッカーになりますが、ボールに触れる2人目は敵味方関係ありません。
仮に間接フリーキックで、自陣のキーパーにパスするつもりがゴールしてオウンゴールになった場合は無効になりますが、相手チームのコーナーキックになります。
(もしキーパーが1度でもボールに触れた場合はオウンゴールになります)
他にもフリーキック集なるものがあったので、併せてご覧いただくと違いが分かると思います。
間接フリーキックで行っているのは10位と7位の映像になります。残りは「直接」です。
どういう時に間接フリーキックになるか?
間接フリーキックは、直接よりも反則行為としてのレベルは低いです。以下の6つで、ゴールキーパーによる反則が多いです。
ゴールキーパーに取られるものは以下の3つです。
1、6秒以上ボールを持っている
2、一度手を離して、誰もボールに触れない状態で、自ら再度ボールに触れる
3、味方から返されたボール(スローイン含む)を手で触れる
それ以外はこちらです。
4、危険な方法でのプレー
(足を高く蹴り上げようとしたり、相手が蹴ろうとしているボールにヘディングで突っ込もうとする危険な行為など)
5、相手の前進の妨害
6、ゴールキーパーがボールから手を離すのを妨げる
7、オフサイド
8、シミュレーション(反則のように装って、審判を欺く行為)
この中で一番わかりにくいのはオフサイドでしょう。
詳しい人やプレイヤー、実際の審判の方でさえも意見が分かれたり誤審なども起こりやすいようで非常に見極めの難しい反則です。
オフサイドに関しては、解説するとこれだけで情報が大量になるので、詳しく知りたい方は以下の記事をご覧になってください。
直接フリーキック
直接フリーキックは
不用意に、無謀にまたは過剰な力で犯したと主審が判断した場合
に与えられます。
ペナルティーキック(PK)は、直接フリーキックの一種で、守備側のペナルティーエリア内で与えられた直接フリーキックです。
ペナルティエリアというのは、キーパーが手を触れられる範囲です。こちらの赤枠内です。
コーナーキックなどで両チームせめぎ合いが行われる空間ですね。
直接フリーキックは、次の10項目があげられています。
1、ゴールキーパー以外の選手がボールを意図的に手または腕で扱う(ハンドリング、一般的にいう「ハンド」)
そして以下は相手チームの選手に対してした場合です。
2、蹴る、蹴ろうとする(キッキング)
3、つまずかせる、つまずかせようとする(トリッピング)
4、飛びかかる(ジャンピングアット)
5、チャージ(チェック)する
6、タックルする
7、打つ、打とうとする(ストライキング)
8、押す(プッシング)
9、抑える(ホールディング)
10、唾(つば)を吐く(スピッティング)
これらが直接フリーキックになるファールです。
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間接フリーキック応用知識
ペナルティエリア内で直接フリーキックの場合はPK(ペナルティキック)となりますが、間接フリーキックの場合はどうなるのか気になりますよね。
かなり近くだし、間接ならかなりの数の相手選手がゴールを守っています。もちろんですが、PK(ペナルティキック)にはなりません。
どうなるかというと、元の地点に最も近い、ゴールラインに平行するゴールエリアのライン上の地点まで下げます。
通常10ヤード(9.15m)以上離れることになっていますが、この場合近いので、9.15m離すことは出来ません。
ですので、守備の選手はゴールライン上であれば、距離の規定はなくなり、この時は何人立っても良いことになっています。
先にお出しした動画を今一度見てみましょう。ここでは、守備側がゴールラインにずらっと並んでいる部分を見てください。イメージがつかめると思います。
なかなか攻撃側としては難しいですが、
- 壁を突き破るように守備側に当ててゴールする
- 動きでかく乱して、上手くゴールする
方法があります。
壁(守備側選手)に当たっても、間接は間接です。最初の方に、
ボールに触れる2人目は敵味方関係ない
と書きましたが、壁に当てる方法はそれを利用した方法です。まあ実際に、そんな強行突破する選手も少ないとは思いますが…。
そして、壁以外の相手選手は9.15m以上離れる必要があります(味方選手は当然距離の規定はありません)
ただ、後ほど説明する「アドバンテージ」の規定にもあるように、9.15mはそれほど厳守しなければいけないというものでもないと思われます。
逆に攻撃側がペナルティエリア内でファールになった場合は、守備側はペナルティエリア内の好きな位置からスタートできます。
これはゴールキックと同じということですよね。
この場合、以下の条件があります。
- 敵チーム選手は距離の規定9.15m以上離れる
- ボールがペナルティエリアから出るまで(インプレーになるまで)は、他の選手がボールに触れてはいけない(=ペナルティエリア内に敵選手はいることはできない)
通常「インプレー」というのは、コートの中にボールが入った時点を意味します。
例として、スローインでボールを中に入れたことがインプレーとなり、インプレーとなるまでは、味方含めどの選手もボールには触れられません。
ちなみにスローインで、敵選手はスローインでボールを投げる選手の2m以内に近づくことはできないのと、スローインした選手は、敵味方関係なしに他の選手がボールに触れるまでは、自ら触れることはできません。
ここを考えればスローインも一種の間接フリーキックと考えてもいいかもしれません。
基本的なフリーキックの知識
そもそもフリーキックについて基本的はルールはないのか?と思ったのでそこも紹介します。
フリーキック全般の話になりますが、色々規定があり、以下のような決まりがあります。
- ボールは静止した状態で、もし風などで動いた場合は置き直し
- ペナルティエリア内でのフリーキックの場合は距離の規定がなくなる事がある
- ファールを受けたチームにとって有利な状況であれば、試合続行も可能(アドバンテージ)
- オウンゴールした場合は自爆点に必ずしもならない
といった事があります。
詳しい内容をもし知りたかったら、フリーキック全般の記事に載せていますので、気になる方はそちらをご覧になってください。
まとめ
間接フリーキックと直接フリーキックについて、違いからそれらが起こる状況についてまとめました。
そして、アドバンテージのように、例外となるようなケースも併せて紹介しました。
サッカーは常に動きのある流動的なスポーツですので、判定などは非常に難しいように思いますし、観ている僕らならより判定は難しいでしょう。
ですがルールを理解する事でより深く、興味深く楽しめるのではないでしょうか。
サッカーは好きだけど、あまりルールを知らないのであれば1度簡単にでも良いので勉強されてみてはどうでしょうか。
この記事でも良いですし、他にも記事がありますので併せてご覧なってください。
少しでも参考になれば幸いです^^
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