野球のルールは難しい?最低知っておくルールはたったの2つです!

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にっしん(@nisi_otabloger)です。

 

そろそろプロ野球が開幕したりなど、野球を楽しめるシーズンですね。

 

実際にプレイする方も楽しみでしょうが、観戦する方も楽しみな時期なのではないでしょうか。

 

僕自身野球が好きなので、中継がやっていると見てしますのですが、「つまらない」という人の中に「ルールがわからない」という人がいます。

 

「そんなに複雑じゃないのにな」と思っているのですが、もしかすると僕もわかっているようでわかっていないかもしれない、そう思いました。

 

そこで今回は、野球のルールについて、本当にルールが難しい、わかりにくいかどうか調べてみました。

 

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何が野球をわかりにくくしているのか?

野球でわかりにくい事と言えば、

  • ストライクとボールの判定
  • アウトの判定方法
  • フェアとファウルの違い
  • 盗塁
  • 犠牲フライ(タッチアップ)、バントなどによる犠打
  • 点数の入り方

といったところでしょうか。

 

サッカーのようにゴールネットを揺らせば特典、試合の流れが見えにくいという点で分かりにくいと感じているかもしれません。

 

得点になるまでも選手に大きな動きもないので、これがさらにパッと見、状況を分かりにくくし、野球を分かりにくくしているかもしれません。

 

例えは下手かもしれませんが、

野球は武士の一対一の決闘

サッカーはバトルロワイアル

って感じかもしれません。

 

端から見た状況は、バトルロワイアルの方が分かりやすいかもしれませんね。

 

ルールや魅力が分かれば野球の面白さが分かるのですが、もしルールとかが分からない状況なら、下手をすれば野球は意味不明に写るかもしれません。

 

もし野球を観る機会がある、付き合いで観戦しなければいけないなどがあるなら、今回紹介する内容をさらっとでも良いので見てみる事で多少なりと楽しめると思います。

 

少なくとも

どうやったら点が入るか?

アウトになる条件は?

この2つだけ押さえれば、後のルールは追々で十分なくらいです。

 

サッカーで言えば

得点になるケース

キーパー以外は手を使わないでプレーする

この2つだけだと思います。

 

それでは以下から色々な基本的な部分を紹介します。

 

ちなみにサッカーを複雑にしているのはファールの規定だと思います。僕もかなり頭悩ませました(笑)

フリーキックアイキャッチ

サッカーのフリーキックのルールは複雑!?特殊なケースも徹底解説!

基本的な用語

まず基本的な用語について解説します。この辺りがわからなくてルールが意味不明となる人もきっといると思います。

 

一つずつ紹介します。

塁(ベース)

アウトかどうかの判定基準や打ったバッターが向かう先は、このベースです。それぞれ、1塁、2塁、3塁、本塁(ホームベース)があります。

ダイヤモンド

打ったバッターや走者は、1塁→2塁→3塁→本塁と進み、本塁まで進めば1点獲得になります。

 

基本的に走者をアウトにするときに守備の選手はベースを踏んでアウトにします。

 

他のアウトの方法は後述しますが、ボールを持った状態で、ベースに触れていない走者にタッチする事でもアウトになります。

進塁・帰塁(しんるい・きるい)

それぞれ塁を進める(進めようとする)ことを「進塁」、元いたのベースに戻る(戻ろうとする)ことを「帰塁」と言います。

 

進塁と帰塁の指示は、1塁と3塁にいるコーチャーからされます。走者はそれに従って動いています。

 

プロ野球ならコーチ、高校野球などは控えの選手などが行います。

帰還・生還(きかん・せいかん)

ランナーがホームベースまで進み得点を挙げることを「帰還」と呼んだりします。

 

「生還」と呼ばれることもあります。無事戻ってきたという事ですね。

記録

打ったものがどういう判定なのかを表す時に使う用語です。

 

ヒットなのか?ヒットなら何塁まで進んだヒットなのか?

犠打なのか?

守備のエラーによるものなのか?

際どい判定になる時に、これらを判断する時「記録は?」と言ったりします。

 

例えば2ベースヒットという記録なら、3塁まで進んだとしても、記録上残るのは「2ベースヒット」です。

 

もし「エラー」という記録になれば、ヒットとして認められず、アウトになった時と同じ扱いとなり、打率も下がります。

 

「エラーをしなければアウトだった」という考えになるということです。

打率・打数

打率は字のごとく、ヒットを打った確率です。打数は打った回数です。4回打って1回ヒットを打っていれば、4打数1安打となります。

 

打率は1/4なので、0.25となります。よく打率表記で「.250」とありますが、これは「0.250」ということです。

 

日本語的には「2割5分(にわりごぶ)」となります。要は「25%」ということですね。

 

例えば「.253」なら「2割5分3厘(にわりごぶさんりん)」と読みます。小数点第3位は厘となります。

 

3割以上の打率があれば、かなりヒットを打てる選手と見られることが多いです。

 

後述しますが、もしバントをしたなど「犠打」として記録されれば、打数にカウントされません。

犠打

自らが犠牲になって、走者を進塁させることです。バント(送りバント)も犠打です。

 

あとはフライを上げて、守備選手が補給したあとも進塁可能ですが、これによって進塁した場合も犠打で「犠牲フライ」といいます。

 

この時に進塁することを「タッチアップ」といいます。

 

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ダブルプレー・ゲッツー

一度に2つのアウトをとった時に言います。2つのアウトをゲットしたことから「ゲッツー(ゲット・ツーということです)」とも言います。

 

一度に3つのアウトを取れるケースもまれにありますが、これはトリプルプレーといいます。

 

ちなみに「ゲッスリー」とは言いません(少なくとも僕は聞いたことありません)

走者一掃

打ったヒットによって、そのバッターの時点でいた走者が全員ホームまで帰還し、得点を挙げた状態です。

スコアリングポジション(得点圏)

これは2塁、3塁にランナーがいることです。ヒットが出れば、ホームへ行ける(得点が入る)状態のためそう呼びます。

 

「得点圏」とも言います。得点圏打率が高いバッターはチャンスに強いバッターと言えます。

バッタースボックス(バッターボックス)

バッターが打つ時に立つ場所です。バッターによって立つ場所が違い、バッタースボックスの範囲で動くことができます。

 

打ちにいく時も、足はバッタースボックスを出ないようにします。出てボールを打った時点で打者はアウトになります。

 

例外はあって、バントの時くらいでしょうが、バットにボールを当てに行こうとして飛び込んだ場合は、足が宙に浮いていると判断されアウトにはなりません。

 

正式名称は「バッターボックス」ですが、「ス」を抜いて「バッターボックス」と呼ぶのが一般的です。

ネクストバッターズサークル

次の打者(バッター)が控える場所です。ここでバットに滑り止めをかけたり、素振りしたりできます。

ゴロ

バウンドを繰り返して転がることです。よくアウトの記録に言われることがあります。

 

記録が「2塁ゴロ」なら、ゴロゴロ転がったボールを2塁の守備に取られてアウトになったことを言います。

フライ

打たれたボールが高く上がった時にいいます。落とさず取れば打者をアウトにできます。

バント

走者を次の塁に進塁させるために、自らが犠牲になってあえてゴロにするためのバッティングです。

 

簡単なようで意外と難しく、バントの上手い選手は重宝されます。

 

世界最多のバントをしているのは日本人のプロ野球選手で、川相昌弘選手です。川相選手は「バント職人」「バントの神様」と言われています。

 

色々呼び名があります。

セーフティーバント:バントした打者もセーフになろうとするバント

プッシュバント:少し押し込むようにして通常のバントよりも勢いのあるバント

ドラッグバント:左打者が一塁線に転がるようにしたバント

スクイズ:三塁に走者がいる状態でバントすること

犠牲フライ(タッチアップ)

走者を進塁させるために行うヒッティング(打つこと)を「犠打」といいます。

 

フライによる犠打は「犠牲フライ」と言われ、フライを守備選手が捕球後、ランナーは進塁できます。

 

これを「タッチアップ」といい、3塁にランナーがいた場合、実況などが「最低でも外野フライが欲しいところ」というのはタッチアップによる得点を期待しているということです。

 

外野フライなのは、距離的に3塁ランナーが生還できやすいからです。ちなみに内野フライでもタッチアップは可能ではあります。

 

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フィルダースチョイス

例えば1塁にランナーがいて、打者がゴロを打って、打者をアウトにできたのにもかかわらず、2塁に投げてダブルプレーを狙ったが失敗、打者もアウトにできなかったというプレーに対して言われます。

 

記録でも「フィルダースチョイス」というのがあり、電光掲示板では「Fc」と記録されるとこれになります。

 

英語で訳すと「選択ミス」。これがわかればわかりやすいのではないでしょうか。

指名打者

パ・リーグでは守備を守る9人の選手以外に、「指名打者」という打者としてのみ出場する選手もいます。

 

要はパ・リーグは1チーム10人出場して試合をします。

 

ただ、実際に打つのは9人で、ピッチャーはバッターにならないといったルールです。

 

セ・リーグは指名打者のシステムがないので、ピッチャーも打者をします。

振り逃げ

2ストライク時にストライクを取れば三振になりますが、

キャッチャーがボールを落とした、取り損なった、落球した

ピッチャーのボールをバウンドして取った

といった場合は、三振したバッターは打った時と同じように、1塁に向かって進むことができます。

 

一塁にランナーがいない場合に限りますが、2アウトの場合はランナーは関係なく振り逃げ可能です。要は打った事と同じとみなされるということですね。

 

走れるものの、補給したキャッチャーにタッチされる、一塁ベースカバーでアウトにする事ができます。

インフィールドフライ

故意のダブルプレーやトリプルプレーを防ぐ目的でとられます。

 

1、2塁、満塁など塁が埋まり、ダブルプレーが可能な状況の時に内野に上がったフライは、捕球しようとしても、その前に無条件でバッターアウトが宣告されます。

四球・死球(デッドボール)

両方とも打者が1塁に進むことができます。

 

違いは、四球がボール判定(ストライクとボールのボールです)を4つされた場合です。

 

死球はデッドボールのことです。意図せず打者の身体にボールを当ててしまった場合です。

 

顔や頭部にデッドボールした場合、非常に危険な投球をしたと判断されます。そして、意図しなくても投げた投手は「危険球」と判断され、一発退場になります。

ストライクとボール、アウトの判定

ストライクとボールの判定は審判が行います。

 

ストライクは

  • 空振り
  • バットを止めても空振りと審判が判定する(ヒッティングとみなす)
  • ストライクゾーンにボールが入る

と判定され、ストライクカウントは1つ増えます。

 

3つストライクを取ると三振となりアウトとなります。

 

他にもストライクカウントが増える場合は、打ったがファウルボールだった時です。

 

この時もストライクカウントは1つ増えますが、2ストライク目の時は三振にならず、2ストライクのままプレイを再開します。

 

ボールは「ストライクゾーンに入らなかった」場合で、4つたまると「フォアボール」となり、1塁に進めます。

 

もし進む先にランナー(走者)がいた場合は、ランナーも進塁できます。

アウトの判定方法

アウトの場合はいくつかあります。

  • 三振した
  • 打ったが進もうとしているベースをタッチしている状態で捕球された(ベースカバー)
  • ベースから離れている状態でボールを持ってタッチされた(タッチアウト)
  • 打ったボールをノーバウンドで守備選手にボールを取られた
  • 2ストライクの状態でバントをファールにした(スリーバント失敗)
  • インフィールドフライを宣告された

帰塁するベースがない(1塁へ進塁する場合)、帰塁するベースにランナーがいた時は、ベースカバーによるアウトが成立しますが、帰塁するベースがある場合は、タッチアウトでないとアウトになりません。

 

ここが難しいでしょうか。以下は走者が挟まれている状態の動画ですが、タッチしてアウトにしていますね。

 

ベースカバーでアウトにできないので、タッチしようとしています。

フェアとファウルの違い

野球ではファウルラインがあり、それを超えるとファウルとなり、打ったことにはなりません。

 

ファウルラインを越えなければフェアとなり、打ったバッターや走者は進塁できます。

 

ファウルラインは下の画像の青い線の部分です、ノーバウンドでこの線を越えてボールが落ちた場合はファウルになります。

 

サッカーで言えば、打ったボールがインプレーになるか、アウトオブプレーになるかということです。

 

フェアラインは下の画像の赤い部分です。一部しか載せていませんが、1塁、2塁、3塁の後ろの茶色い部分と緑色の部分との境目がフェアラインです。

フェアとファウルライン

もし赤い線(フェアライン)を越えて青い線(ファウルライン)を越えずにノーバウンドでボールが落ちてバウンドした後に青い線を越えた場合はファウルではなくフェアとなります。

 

赤い線を越えずに青い線は越えないでノーバウンドでボールが落ちてから青い線を越えた場合はファウルとなります。

 

要は、バウンド後に青い線を越えてフェアかファウルになるかの判断は、最初のバウンドが赤い線を越えているかどうかが判断基準となります。

 

一つの良い例がありますので、ご覧ください。これは青い線を越えなかったのでフェアです。もし青い線を越えていればファウルでした。

 

あえて捕球せずにファウルを狙ったものの、途中でボールは止まり、これで試合が決まりました。

盗塁

ランナーがいる時に、ランナーは隙を見て進塁できます。

 

盗塁できるタイミングは、審判がプレイスタートの合図をかけてからです。

 

なので、ピッチャーがボールを投げる前からでも盗塁しようと思えば可能です(ほぼ確実に無理(アウトになる)なのでやる選手はいませんが)

牽制

ピッチャーはボールを投げる前に、走者のいるベースにボールを投げて走者を警戒させることができます。

 

いわば威嚇行為のようなもので、盗塁しそうな足の速い選手に対してはよくされます。

 

ランナーはリード(ベースから離れて進塁する用意をすること)しているので、うまくいけばアウトにできます。

 

この時のアウトの仕方は「タッチアウト」で「ベースカバー」ではアウトにできません。

 

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守備番号

今はあまり言われなくなりましたが、それぞれのポジションに番号がついています。

 

1~9があり

1投手(ピッチャー)

2捕手(キャッチャー)

3一塁手(ファースト)

4二塁手(セカンド)

5三塁手(サード)

6遊撃手(ショート)

7外野手(レフト:外野の左側(3塁後ろ))

8外野手(センター:外野の真ん中(2塁後ろ))

9外野手(ライト:外野の右側(1塁後ろ))

となっています。

 

指名打者は「DH」と表され、番号ではありません。

 

たまに実況が、「6-4-3のダブルプレー」という場合がありますが、これは守備のボールの回し順を表していて

「ショート→セカンド→ファーストの順にボールを回してダブルプレーにした」

という意味です。

 

先ほどの動画でもダブルプレーの場面がありましたが、これは「5-4-3のダブルプレー」です。

コールドゲーム、ノーゲーム

試合途中、雨などで試合が9回までやらなくても試合終了するケースがあります。

 

何かしらの理由で試合続行が不可能と判断されて、再開不可能と判断されれば試合が打ち切られます。

 

プロ野球では5回が成立していれば試合成立、5回以前ならはノーゲーム(無効試合)となります。

 

試合続行するかは審判が判断しますが、30分経過してからが中止するかの判断になるようです。

 

メジャーリーグでは、中止した時点から後日再開する「サスペンデッドゲーム」がありますが、現在日本プロ野球はそれは行いません。

 

有効な試合となって負けた場合、負けたチームは悔いが残りますが、天候などの不可抗力にはさすがに勝てませんね。

まとめ

以上が基本的に知っておきたいルールですが、どうだったでしょうか。

 

一番の方法は知っている人と野球観戦をして、その都度教えてもらうか、大まかなルールを知って、疑問に思ったら調べてみるというのが一番わかりやすいと思います。

 

この記事を読んで1回で理解できる人はほぼいないでしょう。

 

最低限分かっておくと良いのは

  • どうやったら点が入るか?
  • アウトになる条件は?

この2つさえ押さえていれば問題ないと思います。

 

かなり最小限ですが、これだけで試合はわかるでしょうし、ルールを完ぺき把握していなければ観れないなんて事もありません。

 

ルールはある程度、さわり程度だけで良いので把握して、楽しむことが一番だと思います。

 

何か少しでも参考になれば幸いです^^

 

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