サッカーPK戦のルールは細かい!反則基準や先攻後攻の有利性まで紹介

PK戦ルールと戦法 レジャー・スポーツ
にっしん
この記事ではサッカーのPK戦でのルールや先攻と後攻のどっちが有利なのかなど色々と紹介します。

 

サッカーの試合、特にワールドカップのような世界規模の試合は手に汗握りますね。

 

その中でも最後まで決着がつかなった時に行われるPK(ペナルティーキック)戦は特に緊張する場面でしょう。

 

今回はそのPK戦についていろいろと調べてみました。

 

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PK戦のルール

以下のようにPK戦は行われます。

  1. コイントスで勝った側が使用するゴールを選択(勝った側のゴールを使用する)
  2. 再度コイントスを行い、先攻後攻を決める
  3. 両チーム5本ずつキックする

まずこれが基本ルールです。

 

そして、以下のルールがあります。たくさんあってわかりにくいと思うので「〇」を付けたのはごく一般でも知られていると思われるルールです。

〇両チーム交互に蹴る

〇ゴールポストなどに当たるなどゴールに入らなければ失敗

〇5本のキック終了前に勝敗が決まった場合は、その時点で終了

〇5本終了時点で同点の場合は勝敗が決まるまで交互に蹴る(サドンデス)

 

一巡するまで同じ選手が蹴ることはできない

一巡後は同じ選手が蹴ることが可能で、順番を変えても良い

キックの順番は主審に知らせなくても良い

 

PK戦出場可能選手は、試合終了時点で出場していた選手のみ(控えや退場選手は不可)

両チーム人数は揃える必要があり、退場などで人数が減った場合、多い方はそれに合わせる(減らす選手は主審に通知義務あり)

もしPK戦の時にゴールキーパーが負傷した場合は交代可能(上記で減らした選手から交代してもOK)

 

フィールド上にいることができる人は、キッカー、両チームのゴールキーパー、審判のみで、それ以外はセンターサークルの中にいる

にっしん
こんなにめちゃくちゃあるなんてビックリですよね

 

控え選手が出れないこと、人数は合わせることというのは驚きでした。

 

控えも含めて自由に選べると思ったら、結構縛りがあったんですね。あくまで試合と同じ形式でやるという考えということでしょうか。

PKでの反則行為

イエローカード

PKで蹴る前にもルールがあり、それを破ると場合によっては警告(イエローカード)になります。

反則行為① フェイント

助走段階で、タイミングをずらすのはOKですが、助走後の蹴る時にフェイントをかけるのは反則です。

反則行為② 二度蹴り禁止

PK戦なら当たり前と言えば当たり前ですが、試合中のPKでも、ポストなど跳ね返ったりしたボールは、キッカーが蹴ることはできません。

反則行為③ キーパーが前に出る

キーパーはゴールライン上なら動いても良いですが、前に出るのは反則です。

 

キッカーが蹴るまではゴールライン上でしか動けません。

 

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PK戦でのゴールとやり直しの判定

どういった時にゴールと判定されるのか?

 

ゴールネットを揺らせばゴールなのはご存知の通りですが、キッカー、キーパーの反則行為によってはやり直しが命じられます。

 

これは「実際にゴールしたか?」で判定が異なります。

ゴールした場合

キッカーの違反:失敗

ゴールキーパーの違反:成功

両方が同時に違反:失敗

ゴールしなかった場合

キッカーの違反:失敗

ゴールキーパーの違反:やり直し

両方が同時に違反:やり直し

 

違反者には警告(イエローカード)されます。

 

試合中のPKなら、守備側、攻撃側の選手が違反したかも左右しますが、ゴールかどうかの判定は

攻撃側→キッカー

守備側→ゴールキーパー

と同じ扱いになります。

 

にっしん
どういう理由であれ、キッカーが違反を起こした場合はノーゴールになり、キーパーが違反をしたかで成否が判定されるということですね

PK戦は先攻が有利?

PK戦は先攻、後攻がそれぞれありますが、どっちが有利なのかどうかって考えたことはないでしょうか。

 

にっしん
個人的には後攻の方が有利だと思っていました。精神的に相手の成功失敗がわかるので気持ち的に楽かなと

 

そして色々調べてみましたが、ある研究によると、先攻チームの勝率は60%だそうです。

 

にっしん
先攻有利!!

 

ということは、もう先攻後攻のコイントスの時点から勝敗が多少なりと左右していると言っても過言ではないですね。

 

現に、コイントスでも95%が先攻を選んでいるようです。

 

これは先攻がゴール決めた時のプレッシャーが、後攻チームに影響を与えているようです。

 

この解消のために、日本では2018年に

先攻→後攻→後攻→先攻…

という「ABBA方式」が取られたそうですが、国際大会では採用されなかったため、2019年には元の方法(先程のルール)に戻るそうです。

 

良い方法のように思いますが、個人的に思うに、それをやってしまうとコイントスの意味がなくなってしまいますよね。

 

なので、従来の方法に戻したのは個人的に良いように思います。

 

コイントスもPK戦の1つの勝負であると考えれば、それは仕方のないことでしょう。

 

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ゴールの選択はどう考えているか?

はてな

最初に行うコイントスは使用ゴールの選択(使用ゴールの決定)です。

 

正直、これを知った時に意味あるのか?と思いました。

 

もちろん日中のゲームなら、日の当たりなど考えればどちらを使用しようかってなりますが、夜の試合なら光の度合いは同じ。

 

にっしん
だから「正直どっちでも良いんじゃないの?」と思いました。

 

そこで調べてみると、選択するのは自チームのサポーターが多くいる方のゴールだそうです。

 

サポーターは相手チームのキックの時は色々とプレッシャーをかけてくるからです。

 

僕の調べた範囲だと、自チームのサポーターの多いゴールを選んだ方が、ゴール決定率や勝率も高いようなので、最初のコイントスも非常に重要と言えそうです。

 

ということは、最初の先攻有利説ですが、

自チームのサポーターの多いゴールを選択した場合

相手チームのサポーターが多いゴールを選択した場合

とでは結果が変わってくると考えることができます。

 

どちらかが優勢かはおそらく、2回目の先攻後攻のコイントスの方でしょう。

 

いくらサポーターにプレッシャーをかけられても、それを力に変える選手もいるので、極論、選手のメンタルや性格による部分が大きいと思います。

 

そこまで考えると、正しい統計を取るのはほぼ不可能でしょうから、総合的な勝率を出すのは無茶なのかなと思います。

 

なので観戦している場合は「先攻を取る方が有利」と考えて観戦するのが一番なのではないでしょうか。

試合中にPKになる場合は?

PK「戦」ではなく、通常の試合の時にPKが行われる時がありますよね。ここではその点について紹介します。

 

PKとなる条件とは何なのか?それは

ペナルティーエリア内の反則で直接フリーキックが与えられた場合

です。

 

間接フリーキックの場合はPKになりません。

 

 

この時に試合中PKとなります。

 

では、直接フリーキックはどう言った条件で起こるのか紹介します。

直接フリーキックが起こる条件

直接フリーキックが起こる条件は以下の通りです。偶然やってしまったというケースもありますが、悪質なものが多いですね。

1、ゴールキーパー以外の選手がボールを意図的に手または腕で扱う
(ハンドリング、一般的にいう「ハンド」)

2、蹴る、蹴ろうとする(キッキング)

3、つまずかせる、つまずかせようとする(トリッピング)

4、飛びかかる(ジャンピングアット)

5、チャージ(チェック)する(体当たり)

6、タックルする

7、打つ、打とうとする(ストライキング)

8、押す(プッシング)

9、抑える(ホールディング)

10、唾(つば)を吐く(スピッティング)

中にはレッドカードで一発退場させられるものもあるくらいです。

 

フリーキックについて詳しくはこちらをご覧ください。

フリーキックアイキャッチ

サッカーのフリーキックのルールは複雑!?特殊なケースも徹底解説!

 

「直接」に対して「間接」というのがありますが、間接フリーキックについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。

フリーキックアイキャッチ

サッカーの間接フリーキックとは?直接フリーキックとの違いを解説!

 

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まとめ

PK戦にも意外と多くのルールがある事が分かりました。

 

見ていてごく当たり前と思える事もあったと思いますが、中には「え!?」って思うものもあったと思います。

 

ルールブックを見ても、結構細かく規定されているので、把握していないと何で審判がホイッスルを吹いたのかわからない時もあると思います。

 

勝負の決まる瞬間で緊張がピークですので、サッカーを楽しみたいならこの部分のルールだけでもしっかり把握しておくと良いでしょう。

 

僕も次見る機会があったら今回の事を思い出して見たいと思います。

 




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