野球とサッカーは、日本では二大人気球技と言ってもいいでしょう。僕も小学生の時は野球派かサッカー派かで分かれていました。
ちょうどJリーグが開幕したころなので、サッカー人気の勢いがすごかったです。
あとは中学生くらいになるとバスケットボールかバレーボールが入るでしょうか。ちなみに中学生の頃はバスケマンガの「スラムダンク」全盛でした。
ただ、テレビ中継を見ても、野球とサッカーはよく中継される事が多いですよね。
その点からも年齢問わず、この二競技は人気があると言えそうです。そこで今回は野球とサッカーの人気に関して色々調べてみました。
スポンサーリンク
競技人口から見る野球とサッカーの人気
まずは野球とサッカー、それぞれの競技人口を見ていきます。
日本国内では
サッカー:750万人
野球:730万人
となっています。ほぼ同じと言っても良いですね。
世界では以下のような感じ。
サッカー:2億5000万人
野球:3000万人
確かに野球が盛んなのは、日本や韓国などのアジア、野球の本場アメリカ、キューバといったところでしょうか。地域が限られていますね。
ヨーロッパでは野球のチームはあるものの、メインはセリエAなどサッカー中心ですし、ボール1個で出来てしまう手軽さも人気の秘密かもしれません。
世界的には圧倒的にサッカーの方が上
世界的な競技人口では圧倒的にサッカーが上ですが実際の人気はどうでしょうか。
むしろファンによってスポーツは支えられている部分もあるので、ここも重要ですよね。
調べてみると、結構ランキングがまちまちで具体的な数字を出すのは難しそうですが、どのランキングを見てもサッカーの方が上ですね。
競技人口を見てもそうですが、競技人口が多ければ人気になりやすい、人気だから競技人口も多いと言えそうです。
もちろん、これは全ての球技に対して当てはまるわけではありませんが、ある程度の相関関係はあると思います。
調査によっては野球は10位以内にも入っていない、入っても7位あたりで、サッカーは3位辺りに入っています。
上位はバスケットボールや、卓球であったりもするようです。上に上がいますが、「サッカーVS野球」の図になった場合はサッカーの勝ちといったところです。
ただ、そう聞いてもピンとこないのは、やはり日本では野球人気が根強い証拠だと思います。
そして、アメリカでは野球やアイスホッケーを取り上げることが多く、サッカーを話題にする事は少ないようです。
アメリカはサッカーより野球大国ですから仕方ないですが、アメリカを見ると、人気はお国柄があるなと感じます。
スポンサーリンク
野球とサッカーの好感度
ニュースサイトの「しらべぇ」が、2015年に20代から60代の女性250名に「学生時代に所属していると好感が持てる部活動」について調査を行いました。
2014年当時の内容のようですが、1位から5位まで発表されています。
1位 野球部:20.4%
2位 バスケットボール部:18.0%
3位 サッカー部:17.6%
4位 剣道部:14.4%
5位 陸上部:13.6%
参考:ニュースサイトしらべぇ「女子にモテる部活動ランクで「野球部」が1位に!しかし、若い層ではやはり…」より(https://sirabee.com/2014/08/23/2050/)
そして年代別でも統計を取っていて
20代:サッカー部
30代:サッカー部
40代:バスケットボール部
50代:野球部
60代:剣道部
参考:ニュースサイトしらべぇ「女子にモテる部活動ランクで「野球部」が1位に!しかし、若い層ではやはり…」より(https://sirabee.com/2014/08/23/2050/)
という結果になったようです。
確認人数が250名なので、これが確実とも言いにくいですが、1つの目安になるはずです。
好感が持てる部活は、総合では野球部が上ですが、年代別だと若い層の人はサッカーをあげています。
50代が野球部ですが、この時の50代の方の学生時代で考えると、統計を取った2014年の35~40年くらい前だと1970年代。
アニメからはスポーツの感じは受けませんが、野球では読売ジャイアンツが1973年を最後に1974年では優勝を逃す、V9の時代が終わりました。
そして他のチームの選手の活躍、ルールの改定などがあった時代でプロ野球が盛り上がった時代とも言えます。
こういった、野球中継があれば多くの人が見ている時代であるなら野球は人気があっても不思議ではありませんよね。
40代のバスケットボールは、まだ日本ではバスケットボールはよく知られてはいなかったようですが、この時はマイケルジョーダンが現役だった時代です。
それが大きくニュースになって話題になった可能性があります。
ちなみにマンガの「スラムダンク」はそのあとの1990年代なのでちょっとずれている可能性があります。
30年代はそれこそ「スラムダンク」「キャプテン翼」などが流行った時代で、野球に拮抗するようなスポーツが登場した時代と言えます。
そしてさらにJリーグが開幕した時期でもあるので、サッカーはうなずけますね。
それでも根強い野球人気
野球が影を潜めつつあるように感じますが、調査によっては、好きなスポーツが野球が大差をつけてサッカーより多い結果もあるので判断は難しいように思います。
ただ、野球は昔からの根強い人気によって支えられている部分があるように感じます。
その影響で子供たちがその競技をやり始めるように感じますが、今の若い世代が親の世代になって今の40代以降になった時はサッカーが確実に上回っているでしょう。
ですが、国内だけでなくても、メジャーリーグで日本人選手が活躍しているのを見ても話題性はある点ではまだ大丈夫かなと思っています。
スポンサーリンク
サッカー、野球の長所と短所、魅力
サッカーと野球、共に人気のあるスポーツであることに変わりはないですが、それぞれの長所と短所を上げていきます。
色々見てみると様々な意見がありますね。今回上げるのは否定したくなるような内容もあるかもしれませんが、これがすべてではもちろんありません。一つの参考としてとらえてください。
ちなみに長所に「ルールが簡単」、短所に「ルールが難しい」という意見は両者にありました。ですので、特定のルールに対してのものを除き、「ルール」という一括りの意見に関しては除きました。
サッカーの長所、好きなところ
サッカーの長所は以下のような意見がありました。僕の考えも入っています。
「手軽さ」「カッコイイ」というのが見ていて感じるところでした。
サッカーはボール1つでできる、数人集まっただけでもミニゲーム方式でできる。
テンポが速くて終わる時間がハッキリしている
展開が早いのでドキドキ・ハラハラする、刺激的
サッカーの方がさわやかなイメージがある
カッコいい選手が多い、坊主頭にしなくて済む
国際大会ではナショナリズムを感じる事ができる
クラブチームは全都道府県カバーしつつある、
地域密着のチームが多い、ファン(サポーター)とチームとの距離が近い
1点1点に重みがある
男女関係なく楽しめやすい(なでしこジャパンなど)
室内でもできる(フットサルなど)
サッカーの短所、嫌いなところ
ここではサッカーの短所を上げていきます。
常にアクティブに動いている所や観客に対して意見している人もいました。
常に動いている、だらだらしている
時間が決まっているのはいいが短い
なかなか点が入らずイライラする
飲み食いする時間がない
休まる時がないので、トイレとかに行きにくくて楽しめない
チーム・リーグが多くて複雑、チームの入れ替わりが激しい
ぶつかり合いが痛そうで嫌
過激なサポーターが多く、野蛮なイメージがある
チャラいイメージがある、礼儀正しくなさそう(恐らく「野球と比べて」だと思います)
長所と短所は紙一重だなと見ていて感じます。
スポンサーリンク
野球の長所、好きなところ
次は野球です。長所からです。
駆け引き要素が多い、心理戦
礼儀正しい
伝統がある
試合の流れがゆっくりしているので気楽にできる
食事やお酒を飲みながら楽しめる
記録が多い(打率、打点、ホームラン、防御率など)ので、選手やチームを追いかけやすい
ピッチャーやキャッチャーなど役割がはっきりしている
盛り上がりがはっきりしている(9回の攻防など)
野球の方がやや紳士的なイメージが強そうですね。
そして、球場ではビールや飲み物の売り子さんやお店が多いように談笑しながら、お酒をひっかけながら楽しめるといったエンターテインメント性があるのも野球の魅力と言えるでしょう。
野球の短所、嫌いなところ
野球の短所を上げていきます。野球選手の不祥事についての意見もあり、イメージが悪い印象をあげた人もいるようです。
野球はバットとグローブ、ボールと用意するものが多い
ある程度の人数にならないとプレイできない
無駄にダラダラと長い
ダラダラ10時過ぎまでやられて見たいドラマがなかなか始まらず、迷惑
理不尽な縦社会、体罰やいじめ等といった事が多い
賭博 、暴力団などのイメージが強い
サッカーと違い、かっこいい選手が少ない
今はそうでもないですが、プロ野球中継は1時間延長、試合によっては終了までやっていたケースもあり、その後のバラエティー番組やドラマが繰り下げ、または次の週になったりなどしていました。
野球後の番組を楽しみにしていた人たちからの恨み節も散見されました。
当時は社会が野球優先で、巨人が負けると次の日家族の人や学校の先生、上司が不機嫌になるというのはよくありました(笑)
最近の野球の試合は、時間通り途中でも終わるケースも多く解消されつつありますが、延長で印象が悪くなったのは否めません。
あとは高校野球でのいじめ問題などが問題になったり、プロ野球選手の不祥事も話題になりましたね。
野球というスポーツそのものよりも、社会的にイメージを落としている印象が強いです。
野球そのものだと、プレーするのに道具が多い点でしょうかね。ボール1個でもやれると言えばやれますが難しいです。その点、サッカーはボール1個で出来るのは手軽と言えますね。
「昔やっていた、身近だった、マンガの影響」が影響する?
色々と意見がありますが、好きかどうかは
- 昔自分が、周りがやっていた
- 親が好きで影響された
- マンガを見て、ゲームをして
といったところがあるでしょう。
人それぞれですが、自分一人の意志で決定したのではなく、周りからの影響を強く受けているように感じます。
あとは、サッカーは、その場で即決、その場その場で処理するスポーツで休まる事がありません。ですが、それが刺激的でハラハラするような事が好きな人なら野球はつまらなく見えるかもしれません。
逆に野球はじっくり考える、思慮深く行動する部分があるので、表面では見えない心理的な事や、心理戦が好きだという人が好むかもしれません。
僕も野球のそういった所が好きですし、魅力だと思います。その点で見ると、サッカーは単調に見えてつまらない、よく分からないと思われるでしょう。
スポンサーリンク
まとめ
色々まとめましたが、競技人口や人気はサッカーに軍配が上がりました。
ただ、日本国内では同じくらいなので、ともに愛されているスポーツである事は変わらないでしょう。
どちらにも、片方にはない魅力を持っているので、それぞれ発見して楽しめると良いですよね^^