エイプリルフールの時間が午前中まで?その発祥と理由、起源は何か

AF時間アイキャッチ 季節もの

 

にっしん(@nisi_otabloger)です。

 

1年で公式で嘘をついても良い日に「エイプリルフール」がありますが、今では有名企業もこの日に嘘をついたりするなど1つのイベントと化しています。

 

そんなエイプリルフールですが、実は時間制限があったのを知っているでしょうか。

 

僕も知ったのは2年前で、あまり気にしてなかったのですが、今回、実際にそうなのか色々と調べてみました。

 

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エイプリルフールの時間の期限は午前中

時計

エイプリルフールの時間の期限は午前中までです。正確には正午までで、正午までについた嘘が許されるそうです。

 

そしたら、4月1日の日付になってから、午前11時59分までがエイプリルフールの期限になっているということですね。

 

学生さんは春休みなので良いですが、社会人は普通に仕事なので、朝慌ただしく出勤して軽く仕事したらもう期限が過ぎていたなんてことになりそうですね。

 

ただ、この午前中システムはイギリスのみで(以下紹介するオークアップルデーより)、イギリス以外は1日中行われるそうです。

 

なので、日本は午後でもOKかもしれませんが、ネタバラシまで考えると、午前中に嘘をついて、午後にバラすというのが一番いいかもしれませんね。

 

そんなこといつから始まったのか?

そんな期限はいつから始まったのか気になりますよね。

 

結論から言うと先ほどのオークアップルデーが最初のようですが、そもそもエイプリルフール自体の起源は不明だそうです。

 

場所なども不明で、いつどこでその風習ができたかわかっていないそうです。

 

いくつか起源なのではと言われることがあるそうですので上げていきます。

起源説① イギリスのオークアップルデー

それはイギリスが発祥で、1660年のイギリス革命から1688年名誉革命までを王政復古期というのですが、これを受け1661年にできた、オークアップルデーという王政復古の記念日が元という説です。

 

5月29日にある記念日であり祝日なので、これがなぜ4月1日での扱いになったかは謎ですが、王政復古の象徴であるオーク(樫)の実や葉、オークアップルを身につけ、忠誠を誓うという習慣があります。

 

この日の午前中に身につけ忘れると叱られるそうですが、午後には何も言われなくなるようで、つけ忘れても「嘘だった」という感じで許されるそうです。

 

叱られる割に結構ゆるい決まりって事ですね(笑)

 

それが「嘘をつく」「午前中」という起源かもしれませんし、エイプリルフールという言葉も、つけ忘れて「バカだな~」と言われたのが起源かもしれませんね。

 

なぜオークアップルなのかというと、チャールズ2世がオークの木に隠れて助かったことに由来しています。

 

オークアップルはリンゴではなく、タマバチ(虫)の一種が作り出す「虫こぶ」と呼ばれるもので、タマバチの幼虫を育てるための住居環境を作る時にできた芽の組織が異常に膨らんだものです。

 

割ってみるとリンゴのように見えるので「アップル」とついていますが、人が食べるのはちょっと難しいもののようです。

 

「アップル」って響きだけで、むしろ元々が芽だし、虫がついているものだから食べたくないですよね^^;

起源説② 「嘘の新年」

昔、ヨーロッパでは3月25日を新年にして、4月1日を春の祭りを開催していましたが、1564年にフランス王のシャルル9世あ1月1日を新年にする暦を採用しました。

 

それに反発した人々が4月1日を「嘘の新年」として馬鹿騒ぎしました。

 

それに怒ったシャルル9世が、その馬鹿騒ぎをした人たちを片っ端から処刑しましたが、その中に13歳の女の子が含まれていました。

 

そのことにフランス国中から抗議が殺到し、このことを忘れないために毎年4月1日に「嘘の新年」を祝うようになりました。

 

そしてその処刑された女の子の年を受けて1564年から13年ごとに、4月1日を全く嘘をついてはいけない日とする風習も生まれましたが、この文化は次第になくなりました。

 

要は毎年開催の嘘の新年だけが世界に広まったようです。

 

かなり有力な説な気がしますよね。「4月バカ」も「4月の馬鹿騒ぎ」からきているのかもしれません。

起源説③ インドの悟りの修行説

インドの悟りの修行は春分(日本では3月20~21日)から3月末まで行われていましたが、修行後にすぐに迷いが生じることから、4月1日を「揶揄(やゆ)節」と呼んでからかったことが由来という説です。

 

ここまでくるとなにかと4月1日はバカにされやすい、バカになる日なのかもしれませんね。

起源説④ 4月の魚

日本で言われる「4月バカ」ですが、フランスでは「4月の魚」というそうです。

 

子供たちが背中に自らが描いた魚の絵をこっそり貼るいたずらからきている説です。

 

「バカ」じゃなくて「魚」でも、やっぱりからからかうんですね(笑)

起源説⑤ 主従関係の入れ替わり

古代ローマでは4月1日に主人と使用人が入れ替わるというお祭りがあったそうです。

 

ここから、この日だけは嘘をついても良いというエイプリルフールが始まったという説です。

 

古代ローマの頃から4月1日など日付の明確な概念があったのかが不明なのでなんとも言えないと思うのは僕だけでしょうか…?

 

豆知識 各国のエイプリルフールの呼び方

日本では「4月バカ」と呼ばれるエイプリルフールですが、世界では以下のように言われます。

アメリカ・イギリス:April Fools’ DayまたはAll Fools‘ Day

中国:愚人節、万愚節

フランス:「プワソン・ダヴリル(先ほどの「四月の魚」という意味)」

スコットランド:hunting the gowk(カッコウ狩り)

色々あるんですね。

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もともと不義理の日?

日本では4月1日はもともと「不義理の日」でした。

 

嘘をつくのとは逆とも言える日で、日頃からご無沙汰している人に手紙を書いて不義理を詫びる日だったそうです。

 

江戸時代の時は不義理の日だったようですが、大正時代に西洋文化が入ってからエイプリルフールに取って代わったようです。

 

でも新学期の挨拶として、お世話になっている人には何か伝えるといいかもしれませんね。

 

でも今なら

「エイプリルフールにそんなかしこまった文章送ってきて、逆にバカにしているのか?」

みたいに取られるかもしれませんが…(笑)

まとめ

エイプリルフールの説は数あれど、時間の説はイギリスのオークアップルデーの午前中までが有力でしょう。

 

ただ、イギリスの中のルールで、世界的に見ればローカルルールかもしれません。

 

午前中と言われても、日本では1日中有効なので、混乱をきたさない程度にやると良いでしょう。

 

あとはエイプリルフール自体は色々な呼び名や起源がハッキリしないみたいです。

 

ただ、4月1日自体は何かと世界各地でイベントなどがあったというのは面白いですね。世界的にユーモアたっぷりに盛り上がる日なのかもしれません。

 

なので、「4月バカ」でも楽しい1日になると良いですね。

 

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