【間違えた】ドライイーストとベーキングパウダーの違い。同じように見えて全く異なるものです

パン 衣食住
にっしん
この記事ではドライイーストとベーキングパウダーの違いについて解説しています。料理をする人ならわかるでしょうが、間違えて使うととんでもないことに…僕の経験を通じて紹介します

 

僕は昔、料理にはまっていたのですが、色々失敗もやらかしました。その中で、パンを作る際に特に大ボケだったなと思った事があります。

 

それは

「ドライイースト」

「ベーキングパウダー」

を間違えた事です。

 

パンを作る際に、これを間違えてとんでもないことになっていました。

 

要はどれも同じだろうと思っていたのですが、全くの別物だということです。今回はそれについて解説します。

 

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ドライイーストとベーキングパウダーの違いはなに?

違い

その2種類の違いについて解説します。もう成分から見ても一目瞭然だとわかります。

 

昔の僕は、商品名程度の違いだろうと思っていたのでおろかでした(笑)

ドライイースト

ドライイーストを使う代表的なものはパンです。

 

ドライイーストは「イースト菌」という酵母です。イースト菌などを乾燥させたのがドライイーストです。

 

パンの材料をエサとして、パンに膨らみを与えるもので、これがなければパンは絶対に作れません。

 

ドライイーストがないとドーナツも作れません。ちなみにドーナツは1次発酵で揚げれば作れます(作り方は様々だと思うのでこれは一例ですが)

 

見た目はグレーだったり、褐色の顆粒状のものです。

 

そして、よくコンビニのパンなどで用いられる「イーストフード」ですが、これは別物で、イースト菌を活性化させるための食品添加物でパンの大量生産ができるものです。

 

ドライイーストはイースト菌などの酵母そのもの、イーストフードはイースト菌の活性化剤といったところでしょうか。

ベーキングパウダー

ベーキングパウダーは「膨らませるための粉」です。パンケーキやシフォンケーキに入れたりします。

 

基本的に一般で売られているものには、「ガス発生剤」「酸性剤」「遮断剤」が含まれています。

 

それぞれ以下のようなものが含まれています。

ガス発生剤:重曹

酸性剤:酒石酸水素カリウム、リン酸二水素カルシウム、酒石酸、焼ミョウバン、フマル酸

遮断剤:でんぷん、小麦粉

 

ドライイーストと比べてどうでしょうか。全然違うというのが分かると思います。

 

似てるようで全く違います。用途に応じて使い分けるものです。本当に勘違いしないように注意してください。

 

そして実際に間違えるとどうなるのか?僕の経験談をお伝えします。本当に悲劇です(笑)

 

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なんでドライイーストとベーキングパウダーを間違えたのか!?

違い

僕はドライイーストとベーキングパウダーを間違えて作ってしまったパンの失敗談をご紹介します。

 

「パン作りにチャレンジしよう!!」

って思ってまずは料理本を見ました。そして道具や材料を集めるために買うものリストを作成。

 

それをもとに書いてスーパーに行った時に「ドライイースト」と恐らく書いていたんですが、目に留まったのは「ベーキングパウダー」。

 

ベーキングパウダーの方が安いんですよね。

「安い方が良いじゃん!どっちでも変わらんでしょ!」

って軽いノリでベーキングパウダーを購入。

 

にっしん
これが地獄の1丁目だったわけです(笑)商品名くらいにしか思っていませんでした

パンが石ころに変化

パンを作る工程は

 

材料を入れて生地を作る

1次発酵

ベンチタイム(生地を休ませる)

2次発酵

焼き上げ

といった流れで作ります。

 

発酵の段階で、生地は大きくなり、2次発酵では、1次発酵時の倍近くの大きさになります。

 

でもこれはドライイーストがあるからなんですよね。ベーキングパウダーでは当然こうなりません。

 

ここで問題です、じゃあベーキングパウダーを入れたらどうなるでしょうか?材料はドライイーストをベーキングパウダーに変えただけです。

 

 

 

 

 

にっしん
正解は、「石ころになる」でした(笑)

 

大きくなるのではなく、逆に水分が抜けるのか小さくなり、最終的に石ころになります。

 

冗談でなく、それでキャッチボールできるんじゃないかってくらいですし、当然噛み切れません。

 

1次発酵でも変な感じですが、噛もうと思えば噛み切れますが、2次発酵後、加熱したら本当に石ころです。

 

「これはたまたま失敗しただけだ」と別の日に再度作り直し。でも結果は当たり前ですが同じ。

 

2度同じことをやって、「自分には料理の才能がないのかも…」って勝手に絶望していました。勝手に材料変えたクセに(笑)

商品名でなく、材料の違いに気づいた

なぜ気付いたかと言うと、ある時に料理本を見返すと「ドライイースト」という文字が。

 

「あれ、ドライイーストって書いてるけど、使ってるのベーキングパウダーって書いてるんだけど?」って思いました(笑)

 

「もしやこれ別物なんじゃ?」って思い、ドライイーストで作る事に。

 

ちゃんとドライイーストにして、手順通りにして作ると、ちゃんと本通りのパンに!

 

この感動は今でも覚えています。

 

料理の才能がないのではなくて、このドライイーストとベーキングパウダーの違いを把握していなかったという初歩的なミスでした。

 

もしかしたら僕と同じミスをしている人がきっといるはず(笑)

 

同じミスをしていたら、それはあなたの才能がないとかではなくて、この違いが分かっていない、ただそれだけです。

 

もしお友達がパンを作るはずが石ころになっていたら優しく

「それベーキングパウダーだよ」

って教えてあげてください。

 

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まとめ

繰り返しますが、ドライイーストとベーキングパウダーは全くの別物です。

 

スーパーでの買い物の際は両方ともあると思いますが、これらはしっかりメモしてください。そして何となくあっているだろうという感覚で用意しないようにしましょう。

 

あとはパンなら薄力粉と強力粉も違うので、こういった細かな違いは間違えないように、特に材料は書かれている通り狂いなく揃えるくらいのつもりで用意して下さい。

 

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