にっしん(@nisi_otabloger)です。
僕は過去にネットワークビジネスをしていたのですが、今は辞めていて、この記事を書いている頃はもう2年以上経ちます(2016年末に辞めています)
ただ、僕が辞めた頃いた、僕の周りの人たちはほとんど残っているのですが、上手くいっている人は少ないようです。
今でも残っているつながりから色々話は聞きますが、やはり結果がふるわない話しか聞きません。
もちろん、絶対結果を出せないビジネスとは思っていませんし、結果になる人はなると思っていますが、ずっと上手くいかないなら考えものですよね。
そんな上手くいっていない状態なのになぜ続けるのか疑問に思った人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、過去やっていた人間の目線でなぜ辞めないのかという事について色々と紹介します。
もちろん、これは個人の見解ですので、参考意見のひとつとしてとらえてください。これが絶対ではありませんので。
スポンサーリンク
辞めない理由① サークル的な感覚でとらえている
ネットワークビジネスは人と人をつなげるビジネスです。
そのため、色々な人がビジネスに参入してきます。年齢、性別、職業、置かれている環境、全てが違います。
同じ人を探す方が逆に難しいです。普通に会社に出勤して仕事をするなら似たような環境の人が多いので全く異なる人を探すのは難しいですが、それとは逆です。
ですので、自分の人生上、会うことのない人たちにも会うことができます。
それも自分から会いに行かなくても、誰かが連れてきたりするので必然的に出会いが生まれます。
そこでプライベートで仲良くなったりすることもあるでしょう。
これがサークルや社会人交流会なら問題ないし、最高の集まりだと思います。そして、そう割り切ってネットワークビジネスと付き合うなら全然アリです。
むしろ良い付き合い方と言えますね。
ですが、ビジネスとして考えるなら、結果が出ていないなら「何してるの?」って話になります。
仲良しクラブをしたいなら良いですが、ビジネスなら結果にこだわらないといけない。
この仲良しクラブで満足して「自分は充実している」という自己満足に浸っている人が多いです。
そしてネットワークビジネスをやっている人は、SNSとかでかなり「リア充」アピールが多い人も多いですが、ここに満足している人も多いです。
まあ「ビジネスリア充」の人もいて、戦略のひとつとしてとらえる考え方もあるので一概に「満足している」とは言えませんけどね。
あくまでビジネスなら結果にこだわる、しつこいですがここに注目しなければいけないのに、そこを見てません。
むしろ、「見たくない」というのが正しい考えかもしれませんが、サークル活動と割り切っていない限りここに満足するのはアウトと言えます。
ビジネスをやっている人で
「こういう関係が手に入っただけでも、ビジネスが上手くいかなくても儲けもの」
と言っていた人もいましたが、それは単なる言い訳です。
辞めない理由② 意地や恐怖心
どの人でもそうですが、自分のやっていることを否定されるのは嫌なことでしょう。
ネットワークビジネスの場合もそうで、なかなか上手くいっていないことはわかっていても、
- それが認められない
- いつか上手くいくと根拠のない思いがある
- 心のどこかでうまくいかないと思っていても、他の可能性を見たくない
といった理由で意地になっている人もいます。
僕としては、うまくいっていないと思うなら、期間を決めて、それまでにうまくいかないなら手放した方が良いと思うんですが、それができないんですよね。
ちなみに僕はこの3つ目の「他の可能性を見たくない」というものでした。
ネットビジネスなどの可能性があっても、
「ネットワークビジネスが一番だ」
と思い込んでいて、他の可能性を意図的に無視していました。
ネットワークビジネスの可能性を手放すと、2度と手にできないかもしれないという恐怖感もあるかもしれません。
今から言えば、戻りたければいつだって戻れるんですけどね(笑)
ですが、何かしらの理由で意地になっていることは十分にあり得ます。
加えてネットワークビジネスを行っている人たちは、情報の遮断も上手く行うので余計です。
悪い言い方、一種の洗脳に近いですが、それを意図してやっていないケースが大半でしょう。
本当にネットワークビジネスが最強のビジネスと信じて疑わないので、勧める相手にも良かれと思って紹介しています。
そして、他の可能性に目を向けて浮気しないように動く、これも相手のためを思って行っています。
そうなると、やっている人にも罪はないのですが、結果的には相手の行動を封じていることになります。
この辺りは自分で気づいて、自分の心に正直にならないと抜け出せないので、周りが説得しても効果は薄いでしょう。
スポンサーリンク
辞めない理由③ ランニングコストが少額なのでダメージが少ない
ビジネスをする上での出費、要はランニングコストとしては、ビジネスをやっている人なら月3万円以上は製品にかけています。
もちろん、サプリメントなど自分が本当に必要と思って摂っているなら良いですが、我慢して購入している人も非常に多いです。
色々話を聞くと借金までしている人もいるようですね。
そしてビジネスでの金額を具体的に計算すると…。月3万円使うと仮定すると、年間36万円です。
これだけではありません
勉強代:月約2万円
人と会う、パーティーやイベントの費用:約2万円
交通費など:5000円
これだけでも合計4万5000円です。
製品代と合わせたら7万5000円。1か月の費用なので年間90万円です。
「これじゃ高いよ!」って突っ込む人もいると思いますが、それではすべて半額にしても年間45万円です。
これで収まれば良いですが、製品購入で与えられるポイントがたまっていなければ自分で製品を購入してポイントをためるように言われます。
「ビジネスやってるんだからそれくらい当たり前」といった具合に言われるので、だんだんそういった行動になります。
それで上手くいくなら良いですが、保証はありません。もちろん収入が自動化するわけではなく、毎年活動が必要です。
グループが出来れば、自分が休みたくても、グループの仲間たちの成功を手伝わなければいけません。
それをしなければ自分のグループが小さくなり、自分の収益も縮小します。
要はうまくいってもいかなくても、毎年の費用は定額でかかるようなものです。
ネットワークビジネスは毎月少額なので、かなりの出費になっている事を認識している人が少なすぎるんですよね。
毎月どのくらいかかって、毎年どのくらいお金がかかっているのか計算してみて、今までの活動でどのくらいの費用を使ったのか考えてみると良いでしょう。
その上で活動するなら否定する気はないです。実際にネットワークビジネスで結果を出し続けている人は今もいますので可能性はゼロではないでしょう。
辞めない理由④ 辞めたくても辞めれない
③でも触れましたが、ビジネスをスタートしてからグループができ、ビジネス意識で取り組む人が出たら、下手に辞められなくなります。
自分発信から始まったビジネス意識の人が出たら、それを手伝わなければいけません。
もし上手くいかないなどという理由で辞めたくても、ビジネスメンバーがいる以上辞めるのは無責任です。
ちなみに僕の勧誘者は、僕が登録してビジネスを始めた数ヶ月で病気を理由にビジネスから抜けました。
そこから音信不通です。
もちろん病気なら仕方ないと思うかもしれませんが、病気でもその人は普通に仕事に出勤はしていました。(職場は同じではないし職種も全く異なりますが、そういった話は聞いていました)
仮に外に出歩かなくても、メールなどで連絡のやり取りをすることは可能です。
実際僕がビジネスをやっているときに、白血病で飛行機に乗らないように医師から言われていた人がいました。
にも関わらず、その人は飛行機に乗ってわざわざ勉強会まで行っていました。この例は極端ですが、「責任」というのはそういうことです。
さすがにここまでしなくても良いとは思いますが、仕事にも行ける状態でメールもできないというのはただの言い訳です。
ですが、ネットワークビジネスは参加障壁が低いので、こういった無責任な人が多いですね。
そんな人に勧誘されたら不幸です。
言いたいのは、伝えて、ビジネスでともに取り組む仲間ができたら、簡単に「もー辞めた!」ってことは気軽に言えなくなることです。
ただ、辞めるなとは言いません。中にはアップ(組織図の中での上位者)から「無責任!」と言われる人もいるようですが、それは間違ってはいませんがひどい話です。
「辞めるなとは言わない」というのは、もし辞めたいならグループの人にはしっかり説明した上で、しかるべきサポートはすると約束したうえで辞めるなら辞めたら良いと思います。
急にいなくなったりするのは無責任だから辞めて下さいという事であって、辞めたらいけないという事ではありません。
他にも、ネットワークビジネスをきっかけにできた人間関係があれば、辞めるのは心苦しかったり複雑な思いや引き止めにあったりするでしょう。
そのため、うまくいかなくてもズルズル続けていってしまう人もいるでしょうが、こういった場合は思い切って行動する事です。
僕も、辞める時は勇気がいりましたが、自分が行動する時に何かを失ったりすることは仕方のない事です。
手放してからの自分の人生と、手放さずに過ごす自分の人生。それを天秤にかけて考えてほしいなと思います。
スポンサーリンク
辞めない理由⑤ 説得されて上手くいっていると思っている
周りから
「あなたはこれから伸びるよ」
「あともう少しのところ」
「この勉強会やセミナーに行けば成功間違いなし」
と言われたりしている人もいます。
他にも、最後の勉強会やセミナーの参加は、アップ(系列上位者)から、
「このセミナーいかないと成功できないよ」
みたいなことを言われたりします。
そして周りも
「ビジネスでやっているなら参加しないのはおかしい」
ような雰囲気でいるので、自分もそうしないといけないと思い始めます。
一種の強迫観念ですね。
僕はこの思考にもまっていたのですが、そうしないと成功できないから参加を促している時点でアウトだということに気づいていません。
なぜなら、もし本気でそのビジネスで成功しようと思ったら、参加をためらうなんて事はしないはずです。
自分の好きな芸能人やアイドル、スポーツ選手、自分が好きな対象が自分の地元にやってく来るといったイベントがあったら、なんとか都合をつけて参加しますよね?
本気でビジネスをやっているなら、セミナーくらい参加するはずです。
もちろん、セミナー以外に勉強したりスキルアップする方法があって、そちらの方が効果的だというなら話は別です。
ですが、そうでないなら、そのセミナーに参加しないなんて選択肢はないと思うのは僕だけでしょうか。
そして、ここで説得されている時点でおかしいと思わないといけません。
もし説得するなら、成功できるという言葉だけでなく、成功できるようにサポートするとアップが意識していないといけないでしょう。
アップがその人の人生の責任を取るくらいのつもりで
「セミナーとかに来い!」
と言っているなら別ですが、そうでなく
「上手くいったらアップのおかげ、上手くいかなかったら自身の責任」
というなら誘うのも無責任です。
ネットワークビジネスは、人と人が関わるビジネスだからこそ、誘うならその人の人生を背負うのと一緒です。
いろいろ良いことを言われて、良い気分になっている人もたくさんいます。
それが続くと
「今は上手くいっていないけど、どんどん良くなるはずだ!」
と自分に言い聞かせたりもしますが、実際の結果を冷静に見ると良いです。
「その先、上手くいく見込みがあるのか?」と冷静に見直して、かつ期限を決めると良いでしょう。
僕も
「2016年までに考えているような、最低でも先が見える結果が出なければネットワークビジネスは自分の中では辞めにしよう」
と思って取り組んでいました。
期限を決めてしっかり自分にけじめをつける、ダラダラやらない、ここは大切なポイントだと思います。
そうでないと、後ろ髪引くような事がたくさんあるので、ネットワークビジネスはなかなか辞めることができません。
まとめ
上手くいっていないのにもかかわらず、ネットワークビジネスをずっと続けている人の心理を紹介しました。
これらはすべての人に当てはまるわけではないですし、複合的に合わさってなかなか辞めることができないといったケースもあると思います。
ただ、どういった場合でも、結果にフォーカスして、自分の時間を有意義に使ってもらいたいなと思います。
少しでもお役に立てたら幸いです。
スポンサーリンク