ネットワークビジネスはねずみ講⁉︎元実践者が語ります

ねずみ講 ネットワークビジネス

 

にっしん(@nisi_otabloger)です。

 

2016年いっぱいまで僕はネットワークビジネスをやっていましたが、今はやめています。

 

アンチってほどではありませんが、オススメしないという立場です。

 

よく

「ネットワークビジネスはネズミ講」

というのに対して

「MLM(マルチレベルマーケティング)だからネズミ講でない」

という反論があります。実際に僕もそう言い聞かされてきました。

 

そして、論理的にそれは正しいのですが、実際はどうなのかについて書いていきます。

 

あくまで僕の個人的な経験と見解によるものなので、一意見として捉えてください。

 

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ネットワークビジネスは本当はネズミ講なのか?

結論から言うと、

「人やグループによる。スタンスによってはネズミ講になる」

と言えるでしょう。

 

どういうことかと言うと、ネットワークビジネスは会社によってシステムは異なるものの、自分から発生したグループは全てポイント化して、それに応じてキャッシュバックがあるというものです。

 

なので、利用する人などが多い方が自分に対するバックがあるということです。

 

ということは、できたグループから人が抜けることは、人によっては死活問題になります。

 

察しのいい方ならわかるかもしれませんが、もし辞めそうな人がいたら引き止めるために働きかけをします。

 

なぜなら、自分の収益が減りますからね。

 

自分の収益のために引き止めているなら、それは手下のようなもので、

「自分はそんなつもりでビジネスはしてません!」

って言っても、製品を使うだけの消費者と異なり、ビジネスでやっている時点で

「抜けられるとポイントが減る」

といった発想になると思います。

 

常にポイントとお金がちらつく状態になるので、その点を考えれば「ねずみ講」と言われても仕方ないのではないでしょうか。

 

「ねずみ講じゃない」と言う上で必要なこと

もちろん、厳密にはMLM(マルチレベルマーケティング)というシステムなので、ねずみ講とは異なります。

 

「厳密にはねずみ講ではない」という事だけはしっかり押さえてください。

 

ですが、先ほども言ったように、ポイントとお金がちらつくなら、それはもうMLMではないでしょう。

 

本当にそうだと言い張るなら、

  • その人のために自分の時間などを犠牲にしてでも成功させたいか
  • 期限を持って成功させることを約束できるのか

ということにハッキリYesと言えなければ、ねずみ講だって言われても仕方ないでしょう。

 

気持ちを煽って、やる気にさせるだけさせて、いざ実践して上手くいかなくても知らない。

 

そして、実際にいう言葉は

  • あなたの選択で選んでいるんだからそれはあなたの責任
  • こちら(煽った側)のせいにするの?
  • 事業主としての自覚が足りない

などと言います。

 

聞こえは良いし、決して間違っていないように思えますが、選択するように誘導したのは誰でしょうか?

 

もし、誰からの促しもなく、自分の選択で選んだなら間違ってはいないと思いますが、促したり、引き止めてやる気にさせたりしている時点で、その引き止めたりする人間にも責任が発生するはずです。

 

「楽しいことを誘っているんだから責任なんて感じなくて良い」

っていう人も中にはいます。

 

それなら製品を買ったり、サービスを受けることを勧めるなと言いたいです。

楽しいことを勧めるのに、

「製品使わないと成功しないよ!」

っていう人はいないはず。矛盾してますね。

 

ビジネスの現場に誘っているなら、少なからず責任は発生するし、連帯責任です。

「自分が成功して引っ張り上げるからついてきて!」

くらいでないと誘われた人も奈落の底に落ちます。

 

「自分のポイントや報酬のために人を誘う」

こういったスタンスならねずみ講と言われても仕方がないでしょう。発想がねずみ講です。

 

やっていることはビジネスではありません。極端な話、悪徳業者と差はありません。

 

その人の幸せを祈っているなら態度が変わる

中にはネットワークビジネスをやっていてこの記事を見た人は

「いやいや、私はグループのことを考えています!」

って思う人もいるでしょうか。

 

本当にその人の幸せを願うなら

  • 上手くいかなかったら金銭面などで責任を取る
  • 期限を設けて集中して取り組んでもらう
  • 実践している人のヘルプにいつでも駆けつける
  • 将来どうなりたいか理解している
  • ネットワークビジネス以外に合う方法があるなら、それを紹介する

といった行動になるのではないでしょうか。少なくとも僕はそうしますね。

 

 

人と人が関わるビジネスで、一緒にビジネスをやりたいならその人と近い距離にいなければいけません。

 

ビジネス以外にも飲みに行ったりなどして、本音や考えていることの把握が大切だと僕は思います。

 

要は「その人のことが本気で好きか」というのにYesと答えられる人でないと誘うなってことです。

 

その人を1人の人間として見れているかということです。

 

「本気」というのは、自分の時間を投げ出して、その人を優先できるかってことです。

 

それができないなら、繰り返しますが、やはりねずみ講と言われても仕方ないですね。

 

それならビジネスとしてやらないで、自分がいいと思う製品やサービスだけを必要としている人にだけ教える消費者でいた方がいいです。

 

消費者なら「教えてあげた」というだけなので、責任も何もないですね。

 

先ほどあげた覚悟がないなら、すぐにでもネットワークビジネスはやめるべきでしょう。犠牲者を出すだけで迷惑です。

 

ネットワークビジネスは難しいビジネス

ここまで考えると、ネットワークビジネスは非常に難しいビジネスです。

 

決して簡単じゃない。選択して取り組んだ時点で、人生超ハードモードになります。

 

もちろん、人が好きで先ほどの条件をクリアできるなら問題ないかもしれませんし、そういう人はネットワークじゃなくても成功しているでしょう。

 

それに人を巻き込むのが上手い人も結果を出しやすいですが、ビジネスでやる人がいる以上、その人のお世話をして人生の責任を取るくらいでいないといけません。

 

ビジネスをやると選んだのはその人自身です。ですが、ビジネスをするように促したのは、誘った側です。

 

それに、誘われた側が上手くいかないと、「熱意や努力が足りない」と片付けてしまう。

 

その一言で逃げることもできるんですから、すごいビジネスだなとは思います。

 

誘った側に成功させる義務があるのは僕だけでしょうか?

 

そういった空気を感じなかったのが、僕がネットワークビジネスをやめた理由の1つがこれです。

 

まとめ

これは僕個人の関わった中からの意見です。

 

ですが、ほとんどのネットワークビジネスをやっている人はポイントとお金がちらついています。

 

よくないとはわかっているんですけど「これは相手のためだ、人助けだ」と自分に言い聞かせています。

 

本当に、自分の人生を犠牲にして、多くの人に尽くせるなら間違ってないと思いますが、そうではなく

  • 旅行に行きたい
  • 自由になりたい
  • 自分の望む生活がしたい

と思っているなら、嘘でしょうね。

 

自分の気持ちに正直になって、自分はどうなのか?そこをもっと突き詰めて考える必要があると思います。

 

かなり挑戦的でしたが、僕が実際にかかわって言える事です。

 

この記事が何かの参考になれば幸いです。

 

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