にっしん(@nisi_otabloger)です。
今は景気が上向きと言えど、会社員にとっては上向きとはとても思えない状況ですよね。
- どれだけ頑張っても給料は上がらない、報われない
- 給料の割に仕事内容がきつい
- 残業しても給料が出ない
なんて事はどこでもあるかと思います。
働き方改革などで働き方に変化があっても、社員に鞭打つような扱いは変わっていないように感じます。
僕は昔働いていた所は福利厚生は良い方でしたが、残業しても含み残業で、あまり残ると叱られるので虚偽報告してより残ってた事もあります。いわゆるサービス残業です。
そんな中で、他の仕事の可能性を探るようになるのは当たり前だし、そうでなくても、本業とは別に副業がないか考えるのも無理ないと思います。
今回は
「正社員だけど、バイトなどの副業をしたい」
という人であったり、そうでなくても
「そもそも副業は可能なのか!?」
と思っている人にも参考になるような内容にしたいと思います。
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正社員で副業したらダメ?実際はどうなのか
結論から言うと、正社員が副業する事は自由です。
建前上の話ですが、社則に盛り込まれていようとも、憲法で「職業選択の自由」がある以上、法的に罰せられるような事はありません。
極論、会社が個人の仕事にとやかく言う権利はそもそもありません。「副業禁止」はあくまで日本の慣習でそうなっていて、それが根強く残った結果です。
今となっては経営者に都合が良いだけのシステムだと思うので、なくすべきだとは思うんですけどね。
ですが、仮にそうでも特に問題なくて実際にバイトしても、そういった情報はどこからともなく発覚し、会社にばれてしまいます。
「じゃあ結局バイト出来ないじゃん!」って思うかもしれませんが、なぜバレるのか発覚してしまう理由を紹介します。
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正社員なのに副業していると発覚してしまう3大要因
いろいろ要因はあるようですが、いくつか原因を上げていきます。
ザックリ言うと
- バイトしているのを見られる
- 自分で暴露 or ばらされる・リークされる
- 税金で発覚
が大きな要因です。
バレるバレないとどこか悪い事をしている感じですが、そうではなく「会社の目」が基準という意味合いだと考えてください。
会社の目がなければ、悪い事でも何でもなく、個人の判断に任されている事で法律違反でもありません。
要因①バイトしているのを見られる
これは心臓が止まるかと思いますし、見られて声をかけられた瞬間を想像しても怖いでしょうね。
声をかけられなくても、後日こっそりと言われる可能性も十分にあります。
ですが、接客など人の前に立つ仕事をしていたら、お客として来て遭遇したなんてケースは十分考えられます。
それ以外にも、単発のバイトでビラ配りやティッシュ配りもそうですね。着ぐるみでも着ない限り、「見つけてください」って言っているようなものです(笑)
誰かに見つかっても問題ない、という自信があるなら気にせずやってみたらいいと思います。
中の調理の仕事や、内職的な事が最適かと思います。
要因②自分で暴露 or ばらされる・リークされる
会社の同僚などに飲み会などで自分で暴露するという、いわば自爆行為によりばれて、上に報告されたり、聞いた人が周りに言ってどんどん広がってしまうパターン。
仮にお酒の席で良い気持ちをしていても、口を滑らせるような事をしてもいけません。
会社とは関係ない友人、親族に話したことで発覚するケースも可能性としては低いでしょうが考えられますね。
「壁に耳あり障子に目あり」とはよくいったものです。どこで誰が聞いていて、見ているかは分かりません。
ここも前回と同じで、言うならバレても良いくらいの気持ちでやると良いでしょう。
あとは会社に直接カミングアウトして理解を求めるというのも方法だと思います。
意外に理解のある会社で、認めてくれるなんて事もあるかもしれません。実行するかは自己責任ですがやってみても良いと思います。
そんなワガママなんて通用しないと思い、辞めるつもりで最初に辞意を伝えましたがそんな感じだったので辞意を取り下げました。
ここで会社の懐の深さを知って、「会社」というものに良いイメージを持っていませんが、「ああ、こんな会社もあるんだ」と関心したのを覚えています。
ちなみにですが、この会社、ネットワークビジネスも認めてて、正社員でネットワークビジネスをやっている社員もいたそうです(笑)
懐が深すぎて逆に怖いって思いましたね(笑)
そういった会社はなかなか少ないかもしれませんが、自分の将来のビジョンを描いてそれを伝えるのは意外と悪い方法ではないと思っています。
ただ、辞めるつもりで伝え、会社から引き留められるくらい仕事を頑張っていたり、優秀であることがポイントかもしれません。
あ、ちなみに僕が引き留められたのは単純で、業界的に人手不足だからです(笑)余程仕事が出来ない、人間的に問題のある人物でない限りは引き留められる業界です。
要因③税金で発覚!「住民税」は特に注意が必要
もしかすると、これが副業がばれる原因ナンバー1かもしれません。
基本的に仕事をしている人は、住民税を会社に払ってもらうという「特別徴収」で支払っているはずです。
例えば、電気料金や水道料金のように、毎月請求されて、コンビニなどで支払える形になるような「普通徴収」とは異なります。
住民税の場合は3か月分をまとめて納付するのが「普通徴収」です。
この住民税を「特別徴収」したがために発覚するのが、住民税でバレる主な原因です。
ただ、これはあくまでアルバイトの収入が年間103万円を超えた場合であり、超えなければ問題ないでしょう。
その条件を満たした上で、簡単な流れをまず解説すると、
- アルバイト先の会社が給与支払いの申告をする
- これにより、正社員とアルバイト両方に収入があるという事が分かる
- 所得が変わるので、翌年の住民税の金額が変わる
- 特別徴収なので、正社員側の会社から住民税を天引する
- 天引きの金額を見て「何かおかしい」と思われる。
- 結果的に「他に副収入があるんだな・・・」と感づかれる
こんな流れになると思います。
もしかすると、バイトを始めて下手をすると1年くらいたってから、上司に呼び出され、事情聴取されるなんて事があるかもしれません。
当の本人は「なんでいまさら!?」って思うかもしれませんが、これは先ほどの解説の通りです。
3の部分の「所得が変わるので、翌年の住民税の金額が変わる」という部分です。
どんなに周りにばれないようにアルバイトをしても、税金のあたりでの対策をしていなければ自動的にばれます。
もちろん大した金額でなかったり、あまり住民税に関してチェックしていない会社であればスルーされてバレずに済むといったケースもあるでしょう。
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発覚する可能性別に対してのそれぞれの対策方法
いろいろ気を使わなければいけない正社員でのアルバイト。
もちろん、副業を禁止していなければ問題はないですし、大手企業でも副業を認めたり、ある企業では「副業推奨」の会社もあります。
ただ、報告義務があったりと縛りがあるのがネックな気もしますが…。
「でもウチはそんな会社ではない!」といった場合は対策が必要です。ではどうするのが良いか解説します。
人によって発覚するケースの場合
もうこれはそうならないような仕事を選ぶしかないですね。
工場勤務や事務関係の建物の中にいて外部の人から見られない仕事ですね。これなら内部の人がリークしない限りは発覚しません。
あとは親族や友人の会社や、つてで仕事をするなども方法としてはありですね。
少額で良いのなら、在宅でやるのが一番良く、自分のペースで出来るので良いかもしれません。そういった内容は過去に記事にしていますのでご参考までにご覧ください。
あとは先ほども僕のケースも交えて紹介しましたが、カミングアウトして会社に理解を求めるのも良いかと思います。家庭を持っている人なら収入面でのアピールはしやすいかもしれませんね。
極力労働に労働は重ねるべきでない
余談ですが、正社員としてはどんな仕事であっても労働収入でしょうし、もしバイトをするなら労働系は極力なら避けるべきだと僕は思います。
仮に土日休みでその土日をバイトに当てるにしても、そうなると休みがなくなります。
「そうなっても構わない」って人はそれでいいですが、そうでないなら肉体的にきついし、それが精神的にも来てしまいます。
経験はないでしょうか。残業で夜遅くまで働いて、最初の1週間はまだ良いですが、これが2週間、3週間と続いたら…。
それが正社員側の仕事にも支障が出て、それによりバイトの存在が発覚したら、本来している仕事に影響が出るのではないでしょうか。
それで「副業は辞めなさい!」と言われてしまったら何にもならないし、それであれば会社側に分があるでしょう。
であるなら、在宅で自分のペースで出来る内職などをやるのが無難と言えます。
もし税金対策するなら
ちなみにバイト収入が年間103万円を超えると所得税も発生します。所得税は勤務先に一括して請求されるので、源泉徴収で発覚します。
そのため、所得税が発生するほどの収入のアルバイトなら、源泉徴収しないようにして、自分で確定申告して納税する形を取らなければいけません。
住民税に関しても、特別徴収から普通徴収にして、自分で納税すれば税金で分かる事もなくなるでしょう。
ただ、自分で納税する形となった時に、会社側から突っ込まれる可能性もあるので、なにか言葉は用意しておいた方が良いかもしれませんね。
まとめ
- アルバイトするなら人に会わなくて済む、見られなくてむバイトを!
- 税金は、所得税と住民税。自分で納税する形をとる
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正社員をしながらアルバイトをするメリットとデメリット
正社員の身分でアルバイトをするのにも賃金以外にもメリットはあります。
僕も派遣を2つ掛け持ちしてやっていた時期がありますが、今となってはやって良かったと思っています。
メリット① 色々な仕事を見ることが出来る
同じ業界でアルバイトするならあまり機会はないかもしれませんが、異なる職種の場合、違う世界を見ることで視野が広がるメリットがあるでしょう。
それにより、正社員側でやっている仕事で生きる部分もあるかもしれません。それを期待して、副業を認めたり推奨している起業もあるくらいです。
むしろそうしても良いくらいかもしれないですよね。そうすれば生産性が上がって、仕事へのモチベーションが上がる事で、日本の経済にも好影響を与えるかもしれませんし。
メリット② 新しい人との人間関係が広がる
仕事面でなくても、人間関係でも今まで会った事の無いような人に出会えるチャンスもあるでしょう。
プライベート面での充実も図れる可能性がある点では決してバイトが悪いとは言えません。
僕も本業が医療関係だったので、知り合う人は当然医療関係です。
ですが、コールセンターで派遣でやっていた時は、もちろん医療関係外。
医療関係でコールセンターをやったのは珍しがられましたが、色々な年齢層、立場でやっていることが分かったのは収穫でした。
中には、コールセンターの仕事が好きでやっている人もいて、そこは驚きでした。失礼な言い方ですが、時給が良いからやっているだけで、仕事が好きでやっている人なんてほぼいないと思っていたので。
どの業界にも、自分のやっている仕事が好きで、いろいろ考えてやっている人がいるんだなぁと感心したのを覚えています。
次はデメリットです。
デメリット① 自由な時間が無くなる
当然ですが、仕事に時間を使う事になるので、プライベートの時間が減ります。
その分仕事に当てるので肉体的・精神的疲労があります。
もし会社の人に飲み会に誘われても、断らざるを得なくなります。ボロが出ないように断り方を考えておかなければいけません。
デメリット② 人間関係、ノルマなどでストレスが増える
肉体的な疲労からくる精神的なものもありますが、人間関係やノルマなどの精神的な負担も増えます。
良い職場であればいいですが、そうでないなら、その人間関係などに困る事になるかもしれません。
それが本業に悪影響が出る事も十分にあり得ます。
ノルマを課す所もあります。特にコールセンターでの架電(電話をかけてセールスを行う側)のような営業色のある仕事なら特にそうです。
そうでないと、契約を切るなどと発破をかけられたり、圧迫されたりなんて事もあります。
僕もコールセンターでそれを経験し、「お金を払ってやってるんだから」程でくるので、雇用側の闇が見える瞬間もあり、そこは嫌な部分でした。
このように良い点も悪い点もあります。そこを両てんびんにかけて自分にとってベストと思えるような選択をしましょう。
まとめ
メリット① 色々な仕事を見ることが出来る
メリット② 新しい人との人間関係が広がる
デメリット① 自由な時間が無くなる
デメリット② 人間関係、ノルマなどでストレスが増える
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正社員だけどバイトしたい…他に行える対策方法はないのか?
いろいろな問題があってもバイトをしたい。
目的は「お金」だと思いますが、根本的な方法が1つあります。それが「転職」するという方法です。
似たような業界や同じ業界の他社へ転職、全く異なる業種への転職などいろいろ方法はあります。
同じような仕事内容でも、年収が大きく違ったりするケースはザラにあるでしょう。僕も何度か会社を変えていますが、「給料が安すぎる」という理由を言って辞めた所もあります。
自分の市場価値がどのくらいなのか、転職をあっせんしてくれる所で教えてもらうのも1つの方法でしょう。
もしかしたら、今のところよりも時間的に楽で、多くの給料をもらえる職場が見つかるかもしれません。
そうすれば、アルバイトや副業なんてしなくても、プライベートの時間も確保しつつ生活を楽しむことが出来る可能性も十分にあります。
以下は転職に役立つおすすめ情報サイト運営、転職支援15年以上のジキルさんがまとめた比較表です。
評判の良い転職サイト、転職エージェントの特徴がまとまっているので、バイトや副業などを考える前に一度「転職」を考えてみてはどうでしょうか。
まとめ
自分の市場価値を転職エージェントなどに確認する事で新たな発見があるかも!?
アルバイトする事だけが選択肢ではない
正社員だけどバイトしたい!まとめ
正社員にプラスして仕事をする際のポイントを色々解説しました。
色々とあるリスクをクリアして、あなたに最も合ったベストな選択をしていけたらいいですね。
中には「副業」という選択肢ではなく、「転職」という選択肢があるという事も忘れないでください。
ひとつの考えにこり固まると選択を見誤る可能性もあるので、広く可能性を探ると良いでしょう。
何か参考になれば幸いです。