にっしん(@nisi_otabloger)です。
ネットワークビジネスは人と人との繋がりで成立するビジネスです。
要は「人間関係」が切っても切れないビジネス形態で、仲間内で形を作っていく以上、人とのかかわりを避けて結果を出すのはほぼ無理と言ってもいいでしょう。
チームとして機能すればこれ以上心強いものはないでしょうが、そうでなかったり、このチームから離れたいとなった時は面倒が起こります。
そしてネットワークビジネスを伝えに行った(勧誘した)場合、その時の人間関係や伝えた後の責任も伴います。
ネットワークビジネスは何ぞや?という基本的な所から解説し、なぜ人間関係が壊れるのか、そして僕が一番主張したい「責任」の重要性について重点的に解説していきます。
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そもそもネットワークビジネスとは何か?
MLM(マルチレベルマーケティング)と呼ばれる手法で、いわば人の紹介で成立するビジネスです。
Yahoo!や楽天のような、会員登録したいときに登録できるものとは異なり、ネットワークビジネスの会社に登録している人からの紹介が必須になります。
図的にはどんどん下に連なっていく形になるので、ねずみ講と間違われることがありますがそれとは異なります。
ねずみ講(無限連鎖講)とは?
ねずみ講は「無限連鎖講」と呼ばれるもので、ねずみ算式に増幅することの例えで、「ねずみ講」と言われます。
現在の日本では、無限連鎖講の防止に関する法律(ねずみ講防止法)によって該当するものを罰則を持って禁止しています。
ネットワークビジネスはねずみ講と勘違いされやすいのですが、異なるものです。
ねずみ講と勘違いされやすい理由① 図的にねずみ講と変わらない
人が拡大していく図を見ると、ねずみ講のそれと一緒です。親がいてそこから子会員、そして孫会員とどんどん広がっていく図。
何も知らない状態でネットワークビジネスの話を聞かされればそう思うのは無理ありませんし、アレルギー反応のように嫌悪感を感じる人もいるでしょう。
ですが、図的に言えばこれは会社の組織図と一緒です。
社長がいて、その下に副社長や専務取締役、その後に常務取締役、そして部長、課長、係長とどんどん広がっていくのではないでしょうか。
図を見るだけでの判断でいけば、会社もねずみ講になります。
ねずみ講と勘違いされやすい理由② 上だけが儲かるシステムではない
ねずみ講は、上位に位置する会員の方が下位の会員よりも儲かるシステムです。
どれだけ頑張っても、売上が上位に吸収されるので頑張りが報われません。
ねずみ講は「収入の逆転」がないという事です。この収入の逆転は、下位の人間が上位の人間の収入を抜く事です。
上位の人間より、その上位の人間が紹介した下位の人がどんなに頑張っても上位の人間を抜く事がねずみ講ではできません。
対して、ネットワークビジネスは、その下位の人が上位の人より頑張って成果を出す事で上位の人より多く稼ぐことが可能です。
まあ多くの会員を抱えている上位者であれば、収入を抜くのはかなり難しいのですが、理論的にはそれが可能な点ではねずみ講と区別することが出来ます。
ねずみ講と勘違いされやすい理由③ ネットワークビジネスは努力と結果が報われる
これは②と関連した話ですが、結果に応じて正当な報酬があります。
ルールに基づいた方法で報酬が支払われるので、不公平感がありません。
努力をしても結果がないと報酬にならない点はシビアですが、これはねずみ講も同じでしょう。
要は結果を出した後の見返りの仕組みがクリアで、結果に対しては大きな結果を作った人が1番報酬が得られるという、本当の意味での平等があると言えます。
例えば、会社でどんなに頑張っても、役職を持った人の方が給料が多いのを感じて仕事のモチベーションが下がった経験はないでしょうか。
僕がネットワークビジネスに響いた点の1つがこれだったのですが、会社でどんなに頑張って評価されても給料には反映されません。
対してネットワークビジネスは、立場に関係なく結果を出しさえすれば報酬に反映されます。
結果を出すために努力して、そして結果を出す。それに対して正当評価してくれるビジネスは最高だと当時思いました。
この点に関しては、ネットワークビジネスのシステムは非常に優れていると思います。
(誤解無いように言いますが、僕は今ではネットワークビジネスは肯定派ではありません。否定もしませんが、個人的にはすすめていません。理由は後述します)
ねずみ講と勘違いされやすい理由④ 在庫を抱える必要はない
ねずみ講は在庫を抱えて、その在庫をはくために販売していき、ビジネスの勧誘をします。
要は在庫を抱えた分、借金を背負っているのと一緒です。その返済のために物品を売ってるような側面もあります。
なので、在庫をはかないと売上に繋がらないのでやる側は必死になります。
それに対して、ネットワークビジネスは在庫を抱える必要はありません。
小売販売も可能ですか、基本的に勧誘した人に会員登録をさせ、自分で購入してもらいます。
そのため、在庫を抱える必要はなく、購入も仕入れ金額で購入できるので、勧誘する人、された人も損はありません。
誘う人はそこを売りにして勧誘して来ますし、僕もそう言ってました(笑)
このように色々な点でねずみ講とは大きく違います。
見た感じちゃんとしているようにも見えますし、僕がまるでネットワークビジネスをすすめているかのような文章に見えますが実際はそうではありません(笑)
実際は、お互いwin-winの関係のように見えて、なぜ人間関係が崩れるのか?そしてビジネスも上手くいかないのか?
この辺りに関して解説をしていきます。
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なぜ人間関係に問題が起きるのか
「ネットワークビジネスは友達なくすよ」と言われますが、それはなぜかを解説します。
これはネットワークビジネスをやる人によりけりですが、いくつかパターンを上げていきます。
結論から言うと、「関係は崩しやすい」というのが僕の持論です。
人間関係に問題が起きる原因① もともと関係性が薄かった
最初は仲の良いところから伝え始めますが、そこにも限界がでます。
そうなると、そんなに濃くない関係、例えば
- スマホのアドレス帳に載っている人
- FacebookなどのSNSで友達登録している人
- 卒業アルバムなどからの連絡
に伝えていきます。
そこも終わると
- 異業種交流会
- オフ会
- 趣味の集まり
などに顔を出し新しい人の発掘をします。
僕も昔はやってたんですが、かなり心苦しい感じでした。なんせネットワークビジネスに誘うのが目的ですからね。
友達作りの程で会いに行って、ビジネスに誘うわけですからね。本当に当時の僕はやらかしてたなと思います^ ^;
ご覧の通り、先に進めば進むほど関係性は薄くなります。会ったばかりの人にビジネスを誘われたらどうでしょうか。
もともと何かしらのビジネスチャンスを待っている人はいいですが、そうでないなら気持ち悪いと思うでしょう。
ですが、ビジネスチャンスを待っている人に出会う確率は、全体の1%いればいいでしょう。ほぼほぼいないと思っていいくらいです。
僕はネットワークビジネスを4年以上やって、毎月必ず1人は新しい人を出してきたので、50人以上は会っていたと思います。
ですが、どれだけ人数を重ねても、自ら人間関係を壊しに行ってるようなものです。
ただ、ある程度人間関係が出来ているにも関わらず、ネットワークビジネスをやってるだけで友達辞めたりするのであれば話は別です。
これは大した人間関係ではなかったという事で縁が切れて良かったかもしれませんけどね(笑)
まあとにかく、人間関係は薄い人にも力技ともいうべきやり方で伝えに行くので、関係性を壊しに行って、その中で残る人をゲットしていく形です。
なので「友達なくすよ」というのは当たり前で、それを前提でビジネスをしなければいけません。
人間関係に問題が起きる原因② 偏見が強い、イメージが悪い
これは伝える人の偏見やイメージが悪いケースです。
昔は今よりももっと勧誘がしつこかったので、昔勧誘されて嫌な思いをした、親がそういった事を経験しているのを見て「ネットワークビジネスはヤバい」的に思うと悪いイメージが付きますね。
ちゃんとビジネスシステムを聞けば問題ないですし、ちゃんと聞いて誤解が解けた人も多くいます。
イメージの悪さは、ネットワークビジネスをやっている人のイメージが悪いだけです。
ただ、悪い状態でネットワークビジネスの話をしていくと人間関係が壊れるのは必然ですね。むしろ壊しに行っているようなものです。
慣れれば切り返す術もつかめるのですが、この辺りも非常に難しいです。
人間関係に問題が起きる原因③ ビジネス自体に確実性がない
ネットワークビジネスの最大の欠点と言える点だと僕は思っています。
人の心を扱う点では、そのウェイトの重さが最たるビジネスがネットワークビジネスです。人に声かけしていくので、確実性がありません。
もちろん報酬が発生するためのシステムはちゃんとしていますが、「これをやれば確実に結果になる」ということはありません。
なぜなら、先ほども言った通り、人の心を扱うからです。そこにマニュアルは存在しません。
切り返し方法やその人にあった方法は、あると言えばありますが、それは人によりけりで確実な方法はありません。
ネットビジネスのように筋道があるわけではないので、失敗する人が非常に多いです。ネットワークビジネスはその失敗を重ねて結果に結びつけるビジネスです。
それゆえに、一緒にネットワークビジネスを始めても、上手くいかないのでだんだん人間関係が悪化していきます。
人間関係がビジネスでつながっているだけの関係であるケースが多いので、ビジネスから離れると関係性もなくなります。
要は「ビジネスが上手くいかない=関係性が壊れやすい」ということです。
そのため、ビジネス自体に確実性がないのは人間関係においては致命的と言えます。
人間関係に問題が起きる原因④ 人がお金に見えている
ビジネスである以上、どの仕事でも多少はそうなる部分はあるのかもしれません。その中でも、ネットワークビジネスの場合、それが露骨です。
通常の仕事をするみたいに、稼ぐために自らが行動するならまだ良いです。
たしかにネットワークビジネスも自らが行動はするのですが、ネットワークビジネスは人のアクションで自分にも利益が出る仕組みです。
そのため、人にアクションをしてもらうことが前提なので、時として行動を促していく必要があります。
報酬のために行動を促すのですが、もちろんこれが相手が納得した上であれば問題ありません。
ですが、相手が納得しなくてもとにかく話を進めてしまいます。普通なら相手が納得してなかったり嫌がってたら話を止めるものです。
本来そうなるはずが、これが「相手のためだ」と思って疑わないので、相手の反応お構い無しに話を進めます。
「あなたのためを思って」と言いますが、お節介を通り越しています。かなり悪い言い方ですが、稼ぐために人を利用しようとしているわけです。
これが先ほどもあげたように、結果の出る形が分かりやすく、誘った人を引き上げることが確実にできるならまだ良いですが、そうではありません。
無差別に人を巻き込んで、「あなたのためを思って」と言うんですからタチが悪いし、距離を置こうと思うのは無理もありません。
人がお金に見えてるけど当の本人は気が付かない。そんな痛い状態を続けるので人間関係が壊れるわけです。
「そんなの当たり前じゃん!」って思うかもしれませんが、実際にどっぷりつかっているとその辺が見えないんです、本当に。
人間関係に問題が起きる原因⑤ 取り組む人に責任感がない
僕はこれがネットワークビジネスで人間関係の壊れる最たる理由だと思っています。
ビジネス参加費である会員登録料も会社によりけりですが、僕がやっていたのは年3600円でしたので条件が合えば誰でも参加可能です。
3600円なんて、日雇いバイトを1日働けば稼ぐことが出来る金額です。
そのため、色々な人がビジネスに参加してきます。参加障壁が低いのは良いことですが、軽い気持ちで参加する人が多くなるということです。
ネットビジネスなどのような自分で作業する場合なら自分の問題ですみますが、ネットワークビジネスは人を巻き込むので自分の問題ではすみません。
誘われた人がビジネスをやる場合、その人の人生に影響を与えた以上、その人の人生に責任を持たなければいけません。
この辺りは重要とも言える点なので、後程少し突っ込んで解説します。そこに入る前に、再度人間関係についての内容に触れます。
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ネットワークビジネスは始める前の人間関係がはっきりします。
ここは重複する部分ですが、重要な部分です。
個人的に人間関係がはっきりする所は、ネットワークビジネスの良い所の1つといえます。
ネットワークビジネスを友達や今までの人間関係に伝えに行った場合、今までどういう付き合いをしていたかがはっきりします。
例えば、ネットワークビジネス1つ言っただけで「友達やめます」などと言われるのは、きつい物言いになりますが、その人はその程度の人間関係しか構築してなかったという事です。
本当の人間関係はそのくらいでは壊れないし、友達から誘われたんだからという事で多少付き合ったり、どこが良くないか否定するために話を聞きに行って友達を止めようと考える人もいます。
中にはそれでネットワークビジネスの事が分かって成功したという人もいます。それは友達のために行動するという人間想いの気持ちがあったのが成功した理由の1つです。
話も聞かずに否定する、人間関係を切るなどというのはその程度という事です。それは相手の性格の問題もあるでしょうし、自分の人間関係の構築の仕方にも問題があったのだと思います。
ネットワークビジネスはある意味、「人間関係の交通整理」になるといえますね。
まあ後付けの理由になるのかもしれませんが、この辺りが露骨にわかるのはネットワークビジネスの特徴の1つと言えますね。
次は実際にかかわってからの、ネットワークビジネスをやっている人たち同士の人間関係についてです。
ビジネスをやっている人同士のつながりはありますが…
共にネットワークビジネスをやっている人同士では、「同じビジネスをしている」という仲間意識が生まれます。そこから人間関係が出来ていき、人生を共にする仲間というような関係が出来上がっていきます。
よくネットワークビジネスの説明の時に大人気漫画の「ONE PIECE」の麦わら海賊団に例えて説明される時もあるくらいです。
仲間、チームというのがよく出て来て、自分はその中の一員という意識が生まれてどこか優越感みたいな感情にもなります。「こんなナイスな仲間がいるんだぜ!」的な。
端から見たらちょっと痛い集団ですね(笑)本当にナイスな仲間たちは自分たちの事そこまで思っていません。
ですが、こういった同じビジネスをやっている人間関係は探してもなかなかないので、ネットワークビジネスと言わなければうらやましがられる事もあります。
イベントや飲み会、パーティーを開催する事が多いので、確かに楽しいし、連れて来た人を楽しませる事もできます。
ただ楽しませることが目的ではなく、ビジネスに繋げられるようなアポイントや上位の結果を出している人と会う予定を取り付けます。
ビジネスをやっている者同士で、打ち合わせをしてイベントに挑むので更に連帯感が生まれますが、本当の人間関係かどうかはここから見えてきます。
イベントの打ち合わせで見えてくるポイント
先ほど書いた、パーティーなどからの次のアポイント。
ここは自分でアポイントを取りにいくことももちろん可能ですが、自分以外の誰かに言ってもらったり誘ってもらう方がやりやすいこともあります。
仲間内の中で自分が連れて来た人と気が合う人がいれば、自分が言うよりも話が通りやすいです。そこから色んな事に誘ってもらい、そうなるために連れて来た人を色々な人に紹介します。
そしてチームとして機能しているかはここがポイントです。要はビジネスをやっている者同士、人間関係が出来ているかが図れるポイントという事です。
例えば、事前に打ち合わせをして、「今日はこういう人を連れていくから、○○さんと合うと思うからよろしく」などしているかです。
そうする事で、その場の紹介とかの流れがスムーズになり、次のアポイントにつなげやすくなります。
ちなみに僕のいた所はそれがほぼなく、グループLINEで事前に情報を入れる程度。実際の場も自分のグループの人にそれぞれ張り付きますので、頼りたくても頼れない状態。
自分のビジネスを進めたいと思うのが当たり前だし無理もないでしょう。でもチーム全体のビジネスを進めるためには綿密な打ち合わせが必要です。
本当にチームとして機能しているグループは、この辺りはかなり綿密にやります。
人間関係が出来ていればチームとして機能するはず
もちろん、自分で何とかするのが基本です。ですが、ネットワークビジネスという形態の性質上、みんなで支えながらやっていくビジネスなので助け合いというのはごく自然なあり方です。
むしろチームとしてやっている以上、助け合う。ネットワークビジネスは野球やサッカーのような集団スポーツと似た所があります。
自分が成功しようと、自分の利になる事しか動かない。これはサッカーで言えばフォーメーションを無視してボールを追いかけるだけのサッカーです。
今では、フォーメーション無視は小学生のサッカー少年団でもないのではないでしょうか。フォーメーションがないのは体育の授業でやるサッカーのレベルですよね。
これをネットワークビジネスでやっては上手くいかないのは想像できるのではないでしょうか。
あくまでビジネスです。ボールの追いかけっこみたいなやり方で上手くいくなら、みんなネットワークビジネスをしています。
僕も今頃は大成功者になっていたでしょう(笑)
僕のグループの場合、リーダー格の人はチームと言ってましたが、チームとして機能していない。
体育の授業レベルのサッカーと同じことです。オーケストラで言えば、指揮者を無視して勝手に演奏するようなものです。
良く言えば放任主義だったのかもしれませんが、明らかに「放置」ともいえる感じがありました。それで伸びるほど甘くはありません。
もし人間関係が出来ていれば、放任主義でもチームとして機能し、作戦を立てるはずです。
逆にチームとして機能させようとすれば、連絡を取り合ったりするので人間関係が構築されていく。
ネットワークビジネスでは「チーム=人間関係」と言えます。
チーム、人間関係ができていない所は伸びない
僕が抜けてから、いまだに繋がりのある人づてで話を聞くと、そのチームはやはりあまり伸びでないようです。
以前、セミナーでの集合写真を見せてもらいましたが、明らかに人は減っていました。原因は色々でしょうが、1つの原因は今まで指摘した点です。
もちろん、時代的にネットワークビジネスが色々な意味で知られたというのもあるでしょうが、チームとしてのビジネスのあり方に問題があるのではと思います。
何か変わるきっかけがない限り、このグループが伸びる事はまずないなと言えるでしょう。かなり意地悪ですが、今後どうなるのかが楽しみです(笑)
このように、チーム、グループ内での人間関係がはっきりする部分は、パーティーなどの多数の人が参加する企画の時に際立ち、全員で成功しようという連帯感があるかという所だと少なくとも僕は考えています。
ビジネスを成功に導くには、チームになっていない、人間関係が出来ていない場合、作っていく必要があります。
これはネットワークビジネスをやる上での責任と言えるでしょう。上位の人やビジネスに誘った人は、ビジネスを上手くいかせるために努力する義務、責任があります。
それ以前にネットワークビジネスを「伝えた・誘った」責任があります。
それでビジネスをやらなければ問題ありませんが、やる事になった以上、その人の人生に少なからず影響を与える意味ではその責任が降りかかります。
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ネットワークビジネスでの人間関係と責任の関連性
ネットワークビジネスは簡単に自分が社長、独立事業主になる事の出来るビジネスです。
要は自分の責任で初めて、どう行動・対処するか決めるのももちろん自由です。ただ基本的な行動として、人に声をかける以上、その声かけした人の人生に影響を与える事になります。
その人がネットワークビジネスの提供元の会社の製品だけ使うならまだいいですが、ビジネスをやるところまでいった場合はお世話をしないといけません。
勉強会の参加の仕方、どういった流れで人に伝えるのか、製品の説明やビジネスプランの説明の仕方、覚えることはたくさんあります。それを二人三脚で教えていかないといけません。
時には作業報告を聞いたり、ビジネスとは関係ない話をしたり、関係性を深めていきながら作業をしていく感じです。
もちろん必ずそうしなければいけないわけではありませんが、性質上、人間関係が非常に重要になってくるビジネスなので、ビジネス以外でもプライベートの付き合いもないと成立しないでしょう。
これは成功して人生を共にしていく「仲間」「チーム」になる以上、当然の事だと僕は思っています。
責任を果たせないなら解約するべき
もし、自分が伝えた人がビジネスをはじめたのは良いけど、自分がビジネスを辞める場合。ここも責任が伴います。
ビジネスをやる人が出てきた場合、自分が無言で勝手に抜けるわけにはいきません。事情を説明して抜ける旨を伝え、適切な人に引き継ぐといった事が必要になってきます。
勝手に抜けるのは、無断欠勤の後、退職するのと一緒です。こんな人があなたの職場にいたら「なんて無責任な奴だ!」と憤慨するのではないでしょうか。
伝えた人間が抜ける行為はそれと同じです。参加する上でのハードルが低い分、軽い気持ちで参加するのでこういった事はネットワークビジネスでは起きがちです。
例え抜けたとしても、話を聞いたり、相談に乗ったりすることは出来るので、できうる限りのサポートは必須です。それが伝えた責任です。
ネットワークビジネスの性質上、自分から始まって伝わった人たちの製品購入分にかかるポイントは自分のポイントでもあるので、それに応じたキャッシュバックもあります。
キャッシュバックは受け取るけど、サポートはしない。そんな虫のいい話はあり得ません。
もちろん、もともと製品だけでビジネスには興味がなくて製品を伝えたら、その先にビジネスをやる人が出たといった場合は話は別ですが。あくまでビジネスをやっている人向けの話です。
ビジネスに巻き込んだ以上、その人が成功するために最善を尽くすのは当然です。なぜならその人の人生に影響を与えて、時間とお金を消費させている以上、形にできるようにサポートしていくのは義務です。
人に影響を与えている時点でごく当たり前の話だし、これができなければ伝えた人の人生を狂わせたといっても過言ではありません。
ネットワークビジネスは成功のノウハウははっきりしません。そういう成功の道筋がはっきりしない形態上、伝えた人がしっかりサポートをしていく必要性があるんです。
これができないのならネットワークビジネスはやめるべきです。むしろ責任を取って解約すべきでしょう。
人の人生に影響を与えるんだから、そのくらいの覚悟は必要です。
ちなみに僕の場合はこうでした
これは僕の場合でもあった話で、僕に伝えた人は病気を理由にビジネスの場から消えました。
「病気なら仕方ないじゃん」って思うかもしれませんが、その人は普通に仕事もしている状態でした。
百歩譲って、もし外に出られないような状況でも、メールとかでサポートは可能です。今の時代何かしらの手段はあります。
僕の考えとしては、そういうことなしにビジネスの場から去るのは責任感がなさすぎです。本当にこういう人がネットワークビジネスをやったら人の人生狂わせますよ。
僕に伝えた人は数ヶ月で病気を理由にビジネスを抜け、上のリーダー格の人に引き継がれました。リーダーの人はビジネスの話だけ、ビジネスに関係ない話は完全にスルーという塩対応ぶりでした。
人生一緒に作ってくのもネットワークビジネスですし、人間関係が基本で伝わっていくビジネスのはずなのにどこかおかしいと思っていました。
ですが、当時は「自分が大したことないから、そう思う自分が良くない」と自分に言い聞かせてきました。甘いですねー、昔の自分。今なら確実に頭はたいてツッコミ入れてます(笑)
当時は自分を責めてましたが、今なら確実に言えます。
ビジネスだけでの繋がりや関わり、要はビジネスを抜いたら何も連絡すらも取らないような関係になりそうな人とネットワークビジネスをやってはいけません。
確実にお金と時間を削って何も残らないっていうケースもあり得ます。
自身が確実に結果を出して、その通りにやればある程度の結果も期待できるような実力のある人。そうでないならハッキリ言ってついて行く価値はないと思います。
まあそんな確実な結果を保証してくれるようなやり方は、ネットワークビジネスでは存在しないんですけどね。
会社の仮病のような理由は通用しない
あくまでビジネスなのでドライにいくべきです。僕の場合、伝えた人の「病気」も程度によりますが、基本的に言い訳になりません。
「そんな殺生なー」と思うかもしれませんが、これは言い過ぎではありません。
実際にあった事で、白血病になりながら飛行機に乗って、聞きたい人の勉強会まで参加した人もいるくらいです。情熱のある人はそこまでします。
伝えた側のサポートも、意識不明とか物理的に動くことが不可能なケース以外は言い訳になりません。
携帯・スマホなどのない昔ならともかく、家から出れなくても、今はメールやLINE、SNSなど連絡手段はあるはずです。
人の人生に影響を与えて、時間とお金を削りながら共にビジネスをやっている以上、途中で放置するというのはあり得ません。仕事で言えば、無言で出社拒否をして、黙って辞めるのと同じです。
会社で「風邪で休みます」といって、行きたいライブに参加するなどという理由はネットワークビジネスでは通用しないという事です。
(別に会社は仮病使っていいと言っているわけではありませんよ。念のため)
繰り返しますが、このネットワークビジネスは責任感が特に重要なビジネスだといえます。
「自分はこのままネットワークビジネスを進めていいんだろうか…?」って思いながらこのページに来られた方もいると思います。
このページも参考の1つになると思うのでぜひご覧になってみてください。
→ネットワークビジネスを辞めるタイミングや方法はどうすればいいか?(ページ整備中)
ネットワークビジネスと人間関係の問題のまとめ
ネットワークビジネスは他の仕事以上に人のつながりや関係性が重要になってきます。
誰かに伝わった以上、途中で投げ出すという事は許されません。1度出発したら停まる事の出来ないビジネスと言えます。
ただ、これはかなりつらいと思います。辞めたくても辞めれない。情熱がなくなった人や「無理だ」と思い辞めようと思っても難しいです。
もちろん投げ出す事もできますが、「人」が関わり、その人が時間とお金を割いている以上、投げ出すなんて選択肢が選べるでしょうか。少なくとも僕は出来ません。
もしあなたがネットワークビジネスをやりたいなら、やること自体は僕は否定しません。自分の理想が叶うと思うならすればいいと思います。
ですが、やる以上、人に伝える事をする以上、この「責任」が他のビジネスよりも強くのしかかってくることは絶対に意識しておくべきです。
これが出来ないならやめた方が良いです。あなたのせいで犠牲者を出すのがオチです。
1度はまると正常な思考が出来なくなってしまう部分もありますが、ネットワークビジネスをやっていて迷っている人がいるなら1度考えてみてください。
本当にこのまま続けて大丈夫なのか。
相談する人がいなければ、よろしければコメント欄に書くなり、僕に連絡ください。わかる範囲でお答えします。
あと、勧誘がしつこくて困っているなどあれば、その辺りでもどうぞ。やっている側の人間の心理なども踏まえて対処法を教えます(笑)
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