「オタク」というと何か特定の物に情熱を燃やしている人を指します。
- アイドルオタク
- アニメオタク
- ゲームオタク
このあたりはよく一般的に「オタク」と言われるでしょう。
他にもスポーツやワインなどのお酒、骨とう品やカメラなど好きで色々集めている人も「オタク」と言えますね。
こういった人は、その好きなものにとにかくお金をかけます。生活費を削っても、何かを犠牲にしても捻出するのでその情熱は相当なものです。
でも、傍から見たら以下のようなことを思うはず。
- そんなお金どこにあるの?
- こんなグッズとかにお金かけて、生活できんの?
- なんか夜の仕事とかでもやってるのかな?
こう思うのも無理ありません。
その「オタク」と「お金」の関係性についてと、僕の場合はどうしていたかについてもできる限り紹介します。
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実際にオタクの人はお金をどこから生み出しているのか?
前提条件として、ここでは
アニメ
アイドル
など、一般的に「オタク」と呼ばれやすい場合を対象にして考えます。
これは僕の経験や周りの友人の話が主になっているので、参考までにご覧いただけたらと思います。僕が好きだった対象は、上記2点の中に入るジャンルです。
その層としては、以下のような感じ。
- 好きな対象のグッズはとにかく買う
- 遠方にあっても、どうしても欲しいなら直接行く
- 握手会・イベントには参加し、そのためには写真集などを何冊も買う
- ライブなど大きなイベントには参加する
- そのための遠征もいとわない
ちなみに、あくまで僕の周りが「そういった行動をしている」ということであり、僕がすべてをやっているわけではありませんのであしからず。
アイドルオタク、いわば「ドルオタ」と呼ばれる人たちは、すべて満たしているかもしれませんね。
職業について
結論から言うと、少なくとも僕の周りは普通の仕事です。
「何をもって普通というのかわからん!」って突っ込まれそうですが、ごくごく普通の会社員です。
もちろん、職業はバラバラですが、ほとんどは会社員です。中には学生さんもいます。学生さんはバイトで趣味に充てるお金を捻出していますね。
役職とかも特についている人はいませんし、公務員もいませんでした。
ただ、過去にいてびっくりしたのは、友人の友人(共にオタク)で政府の省庁にいるという人はいましたが超レアケースです。
月収も手取りで15~25万円程度です。あとは地域性やボーナスの有無で年収は変わってきますが、そんな感じですね。
どうでしょうか。特別稼いだり、特別な仕事をしているわけではない事が少しでもわかるのではないでしょうか。
どこから荒稼ぎしたりしているわけではない、ということです。
中には同人誌を出したりしている人もいますが、これもあまりないケースなので考えなくても良いのではと思っています。
「裏で、夜のお仕事しているんでないの?」って思う人もいるかもしれませんが、本当にごくまれにいるかもしれませんが、オタクの人は大半はコミュニケーション能力は高くないです。
あなたがオタクなら傷つく発言かもしれませんが、僕も含めてメチャクチャコミュニケーション能力高い人は見たことがありません。
周りを見てもそうだし、いわば「リア充」が少ない、むしろリア充は嫉妬の対象になる事から見ても高いとは言えないでしょう。
「リア充爆発しろ」って言葉を聞いたことないでしょうか。この言葉がそれを物語っています。
オタクの方すいません…。でも僕もそうだったので、これ見ても怒らないでください…。
少し脱線しましたが、そういった人たちが夜の仕事を選択するという事はありません。女性なら可能性はあるでしょうが、基本的にはありません。
まとめると、最初に書いたように
みんな普通の仕事をしている
ということです。
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じゃあオタクはどこからお金作ってるの?
無理もない疑問だと思います。
これも結論を言えば、
普段はお金を使っていない
ということです。
例えば食費。通常ならお昼は500円くらいでランチをしているでしょうか。安くても300円くらいでしょうかね。
オタクの人は生活費をギリギリまで絞る人が多いです。
昼はスーパーで安売りのカップラーメン100円で済ませたり、おにぎりを自分で持ってくるならせいぜい30円くらいでしょう。
500円で昼食を済ませている人と比べると、100円で済ませているなら、その差は400円です。
単純に30日で計算すると12000円になりますね。この12000円をグッズとかにかけているわけです。
12000円あれば何が出来るかあげてみましょう。
- CD6~10枚
- Blu-ray1~2点
- ぬいぐるみ・フィギュア1~5個(大きさなどにより前後)
- ゲームソフト1~2個
- ライブのチケット1~2枚
- 写真集やファンブック3~5冊
- マンガ(単行本)20~25冊
このくらいは買えます。これはこの特定の物であって、全てではありません。
あくまで食費のケースなので、他にも削れるケースを上げます。
交際費
通常なら、友人と飲みに行ったり、ご飯を食べたり、男性ならキャバクラなどに行くでしょうか。
基本的に、オタクの人はオタク同士との集まり以外で外出はしません。
人によりけりでしょうが、交際費は月に約1万円程度は使うかなと思いますが、これがまるまる浮くわけです。
服・美容代
女性は特に化粧品や服など綺麗になるために費用をかけている方も多いでしょう。
これも人によりけりでしょうが、5000円は使っているのではないでしょうか。色々見て見ると3000円くらいって人もいるし、数万円の人もいるようですね。
はい、オタクの人はあまりお金はかけていないケースが多いので、そこも最小限にするでしょう。
もし、これが男性ならよりかかりませんね。
僕は「オタクこそ服装など見た目にできる限り気を遣うべき」という考え方なので、気を遣っていますが(センスが良いかはさておいて(笑))、そうでない人が大半です。
そこを考えると、そのあたりの費用も浮くわけですから費用は捻出できていますね。
住居費
オタクは実家暮らしの人も多いです。家賃や光熱費がかかりにくい分、家にお金を入れていても、一人暮らしよりかは確実にお金はかかりません。
月収手取り13万円程度でも、実家で家に入れるお金も数万円なら、自由に使えるお金はかなりありますね。
おまけに先ほどの食費もお弁当を作ってもらえば限りなくゼロに近いし、服に関しても最小限にすれば毎月かかるものではありませんね。
以上、おわかりでしょうか。上手くやればお金はかなり捻出できるんです。
要は、お金の使い道の違いであり、「たくさんお金を持っている」というのは錯覚です。
中には、ボーナス全てをオタクの活動に当てたという人もいるので、何が違うかと言えば、好きなものに対してかける「情熱」だけです。
中には借金をしている人も…
僕の周りにはそういう人はいませんでしたが、中にはいるかもしれません。
好きなもののためには、ちょっとくらいの借金を背負うならいとわない人もいるでしょう。
これは返せる見込みがあるなら良いですが、そうでないならかなりまずいですね。
年利や返済計画を立てた上なら良いですが、そうでないなら安易に借りるのは危険すぎます。
「オタク」という言葉は、1970年代に日本で呼ばれるようになった言葉です。
当時、おもちゃのコレクターなどが相手の事を「お宅」と呼ぶ事から「オタク」と呼ぶようになったようです。
別の言い方で「ヲタク」と呼んだりもします。実際のところ明確な定義はないようです。
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基本的にどういった買い物をしているのか?
一口に「オタク」といってもどこにこだわるかで変わってきます。
- 特定の人、キャラクターにこだわる
- ライブやイベントなど、直接会えることにこだわる
- グッズなら見境なく買う
ここは人によりけりなので、変わってきますし、ライブのチケットなら、抽選権はCDやBlu-rayに入っているので、当選するために何枚も買ったりします。
アイドルの総選挙で、とんでもない枚数を買って投票する人がいるのは知っている人も多いですが、この辺りに興味はないけど、そのアイドルが好きという人もいます。
実際、買うものにも基準がある人もいますので買い方は人それぞれなので一概には言えません。
そして、実際に上手くやりくりするにはどうすればいいのかを考えるとポイントは3つになります。
これは、オタクの方でなくても参考になる部分かと思います。
似ている言葉に「ファン」「マニア」がありますね。
それぞれ
「ファン」:特定の者に対する熱心な愛好家。「熱狂的な」を意味するファナティック(fanatic)の略
「マニア」:普段から自己の得意とすることに没頭する人。特定の事柄に熱狂的な情熱を注いだりなどの様子に対しての言葉。英語では「mania」とそのまま
となっています。
「どれも同じじゃないの?」と思うかもしれませんね。
そもそも語源が違う所からして、それぞれを明確に区別することは難しいと言えるでしょう。
ただ、例えばアイドルで言えば
ファン:CDとかを買って、曲が好きで聞いている
オタク:ライブや握手会などの大きなイベントに参加する
マニア:知識などではだれにも負けたくない、関連商品などはすべて手に入れるなど極めようとしている
と定義づけるとどうでしょうか。
ファンから始まり、好きの度合いが強まる事で、オタクかマニアに分かれるのではないかと思います。
マニアはオタクを含めたような言葉であるようにも思いますし、マニアはどこか「研究者」といった印象を受けます。
オタクよりな形でそれぞれまとめると以下のようになりそうです
ファン:好きで手の届く範囲で見たり知ったりが好き
オタク:好きの度合いが強まって、好きを超えて「愛」になる
マニア:好き・嫌いを超越して、そのことを研究・考察していろいろ考える
というと分かりが良いかもしれません。あくまで僕の定義なので、違うと思ったらこれはスルーしてください。
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上手くやりくりするための3つのポイント
オタクの活動を上手くするための方法はいくつかありますが、大きく分けて3つでしょう。
個々の部分はどの人にも当てはまる部分なので参考にしていただけたらと思います。
やりくりポイント ①生活費
これは先ほども上げた通りです。
- 食費
- 服や化粧品などの生活品
- 住居費
これらを改善すれば、かなり抑えることは可能です。
しかしながら、抑えるといっても、食費は場合によっては健康を害するので、そうなるとオタク活動どころか、仕事に支障が出るので要注意です。
ですが、すぐに取り組めて、効果が出やすい部分と言える点では、バランスを考えてうまく取り入れたいポイントではありますね。
やりくりポイント② 通信費
これも生活費に入れても良いかもしれませんが、あえて分けました。ざっくり言うと「携帯代」ってところでしょうか。
- プランを見直す
- Wi-Fiを利用できるなら利用する
- 割引料金などの内訳の把握
これらの事をするだけでも劇的に変わる事もあります。僕の場合はこの辺りを徹底してやって、毎月2000円の節約に成功しています。
大した金額でないように感じるかもしれませんが、年間24000円なので馬鹿にできません。
安いプランへの移行、電話かけ放題は本当に必要なのかなど考えることでプランの変更が可能になるでしょう。
Wi-Fiをフルに活用して、アップロードやダウンロードもWi-Fiを介すことで容量に影響なく使えます。
この辺りを維持すれば1か月1GBも十分に可能です。
加えて、割引もチェックすべきでしょう。機種変更からの割引は基本2年間ですが、2年経つとその割引がなくなるので少し割高になります。
そのタイミングで機種変更すれば月額が安いままで使用可能です。
ちなみに僕は、2年ごとに取り換えていて、機種代は一括で払っています。その時に獲得したポイントカードのポイントでカバーなどを購入しています。
やりくりポイント③ カードのポイント
今やAmazonやYahoo!ショッピングで買い物をするのは当たり前の時代になりましたね。
手頃に安く手に入るのが当たり前になっていますが、買い物によるポイントまで考えたことがあるでしょうか。
例えば、Yahoo!ショッピングは、専用のクレジットカードのYahoo!カードを利用すれば、Tポイントになりますし、5のつく日はポイントがかなりもらえるのでそこを狙ったりすると良いでしょう。
あまり割り引かれない商品も、1割分ポイントになったりすることもあるので上手く活用すると良いでしょう。
ちなみに、僕の場合はAmazonとYahoo!ショッピングを比較して購入しています。
意外と、考えて活用している人って少ないんですよね。この辺りを気を付けることで節約につながるのではないでしょうか。
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なんでここまでお金かけるの?っていう質問への回答
オタクでない人からしたら、「オタクってなんでこんなことにお金をかけれるんだ?」って思うでしょう。
これの回答は色々あるでしょうが、
- その好きなものに触れている時間が幸せ
- 現実逃避できる、自分の世界に浸れる
- 逆に毎週飲みに行ったりすることの方が理解できない
辺りでしょう。
好きなものの為なら距離なんて関係ありません。人によっては海外だって行っちゃいます。
その行動をすることで、自分の心が満たされるんです。悪い言い方、キャバクラに行くのと同じ心理ではないでしょうか。
僕はキャバクラのような夜のお店にはいかないし興味もないのでわかりませんが、好きな人は高いお金を払ってでも行くでしょう。
それはなぜでしょうか?これも人によりけりではあっても
- 癒し
- 話を聞いてもらいたい
- 現実逃避できる
- かわいい・きれいな人と一緒にお酒が飲める
- 単純に女性が好きだから
ではないでしょうか。
これオタクが何か特定のものにはまる心理と全く同じです。
人の心にフォーカスを当てると結果的に行き着くところは変わらないと思います。
それを満たす対象がどうなのか、つまるところ、これだけの違いです。
だから「オタクこそかっこよくあれ」と思うんです。
少し脱線しますが、オタクが「気持ち悪い」とか思われるのはどうしてでしょうか。
理由の1つは、「見た目に無頓着」これがあると僕は思っています。
僕も学生の時に、自分の服装のヤバさに気づいて、ファッション誌毎月3誌を乱読してそれなりになりましたが、「人は見た目が9割」だと思います。
あ、でも僕はそんなハイセンスなおしゃれさんではない事は言っておきます(笑)マシになっただけです。
オタクほどこれを軽視するんですよね。そうでなくても、どうしたらいいか分からないから着手しない。
だから、馬鹿にされる対象になるのだと思います。
ここはファッション講座の記事ではないので、この話はここまでにしますが、「自分がどう見られているか」を気にすることは大切だと思います。
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まとめ
「オタク」と「お金」の問題は少しでもお分かりいただけたでしょうか。
実際にお金を作り出す方法は色々ありますし、そういった内容は過去に記事にしました。
僕が理想的だなと思うのは、オタクが稼いで、「実際このオタク、お金をどこから手に入れてるんだ!?」って思われるようなオタクになることです。
そうすれば、オタクである事を隠している人も、自分をさらけ出せるきっかけになるのかなと思っています。
お金の問題で結論を言うと『「オタク」は特に特別な事はやっていない』です。
お金の使いどころや考え方が少し違うだけです。今回の記事が少しでも参考になれば幸いです。