にっしん(@nisi_otabloger)です。
以前、貧乏ゆすりに関する記事を書きました。
今回はこの貧乏ゆすりの原因にフォーカスを当てて、さらにその治し方に付いて紹介します。
嫌われる癖ランキングを見ると1位、そうでなくてもベスト3にも入るくらいの貧乏ゆすり。まずは原因を知ることが大切です。
原因が分かればおのずと治し方や解決法が見つかるので、まずは原因から紹介します。
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貧乏ゆすりの原因は5種類!全てを紹介
貧乏ゆすりをする原因は、まだ完全に解明されていないようなので、根本原因は分かりません。
ですが、いくつかの説があります。どれか1つのものに特定できる場合があるかもしれませんし、複合的かもしれません。
ここを見ているということは、貧乏ゆすりを解決したくて、この記事を見ているでしょう。
実際に貧乏ゆすりをしている人の事や状態がある程度わかるなら、この先を見て当てはめることで解決策が見えるかもしれませんのでぜひご覧になってください。
原因① 何かのきっかけ(脚の後ろをイスに当てるなど)
何か同じことを繰り返したりすることは誰でもあるでしょう。
例えば、
- ボールペンをカチカチ出し入れする
- ペン回しをする
- リズムを刻んでいる(頭の中で何かの曲が流れているなど)
といった事は誰でもあるはず。
そういったことで貧乏ゆすりをしているかもしれません。
原因② 下半身の血流が滞ってしまうのを防ぐため
身体を動かさなければ血流が悪くなります。
そのため反射的に貧乏ゆすりをする。いわば生理反応とも言える状態で貧乏ゆすりをしているかもしれません。
原因③ 心理学的な不安を解消するため
要は「気を紛らわせるため」ですね。
これは次の原因④と関連もしているでしょうが、ストレスなどが関係しているかもしれません。
その人の環境や置かれている立場が原因で貧乏ゆすりをさせているかもしれません。
原因④ 何かしらの欲求不満、ストレスがある
満たされない思いや、プレッシャーや不安な事があってそれを和らげるために貧乏ゆすりをしているかもしれません。
イライラしている人が貧乏ゆすりをしているのは、そのイライラを少しでも解消させるためです。
原因⑤ 取りすぎたカロリーの消費
色々調べて、この説もあるようです。
ちょっと考えにくいとも思いますし、実際にダイエット効果があるほど脂肪を燃焼したりするレベルではないようです。
これは頭の片隅にでも良いので知っておくと良いかと思います。
原因⑥ 昔からの癖(くせ)
癖の人もいるでしょう。
10人の人間がいれば10個以上の癖があると思います。その癖の1つと考えることもできます。
『嫌いな「癖」』の中にランクインし、言葉として「癖」と使われているので一般的には癖と考えられているのでしょう。
原因⑦ 疾患の可能性
もしやめられない、貧乏ゆすりをする場面でもなさそうなのに頻繁に足をガクガクさせているなら疾患の可能性もあり得ます。
レストレスレッグス症候群(RLS)の可能性など疾患が関与しているケースがあります。
普通思っている貧乏ゆすりでない感じならば疾患の可能性を疑っても良いと思います。
これらをまとめると、貧乏ゆすりの原因は
- 身体的な問題(筋肉や血流)
- 精神的な問題(ストレス、不安、欲求不満)
- カロリー消費
- クセ
- 疾患
となりますね。
原因が5つに分かれました。治す方法はそれぞれ異なると思いますので、以上の5つに関しての改善方法を紹介します。
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貧乏ゆすりの改善方法・治し方
原因が分かったところで、次は改善方法や治し方について紹介します。
中には本人に注意したりしても、どうにもならないケースもあるので、
「貧乏ゆすりをする人=悪者、嫌なやつ」
という方程式で考えないようにすることが基本的な考え方として大切だと思います。
あとは周りと相談する事も大切です。もしかすると、自分1人だけ思っている事かもしれず、1人でやると悪者にされる可能性もあります。
今はハラスメントと言われることが多いです。貧乏ゆすりは足の方を見ることになるので一歩間違えばセクハラと言われかねません。
そうならないようにも周囲と相談して行動すると良いでしょう。
①身体的な問題(筋肉・血流など)
疲れや血流のためにそうなっているのであれば
- 休憩を取る
- 体を温める
- 気分転換する
- 座って作業している人は、たまには立って血流をよくする
- (上司やリーダー、管理者なら)上記内容を部下、メンバーに指示する
といったことが必要でしょう。
貧乏ゆすりはふくらはぎの筋肉を使用します。ふくらはぎの筋肉は「第二の心臓」とも呼ばれている筋肉です。
意外ですよね。ふくらはぎは筋肉の中でもかなり重要なポジションにいる筋肉です。
この「第二の心臓」のふくらはぎを活発にすることで血液循環もよくなるので、その働きをうながすために貧乏ゆすりをしているかもしれません。
その人の状況によって変わってくると思いますが、この場合は、これ以降の精神的なストレスも関与しているかもしれません。
これがもし飛行機や車などの中でそうなっているなら、貧乏ゆすりは必要なことかもしれません。
なぜかと言うと、エコノミークラス症候群の予防のためだからです。
エコノミークラス症候群は、車や飛行機などの座りっぱなしの状況で、血流が悪くなる事が原因で足の血管に塊ができ、それが血栓になってしまう事で起きる病気です。
貧乏ゆすりは、その血流を改善し、エコノミークラス症候群を予防する効果があります。
あまり目に余るようなら、乗務員さんなどに伝えたりする手もありますが、エコノミークラス症候群を考えたら、
- 寝る
- 目隠しをして音楽を聴く
- 違う方向を向く
など対策をしたほうがいいかもしれません。
②精神的な問題(ストレス、不安、欲求不満)
仕事ならどんなことでも精神的ストレスはつきものですが、
- 抱えている仕事(ノルマなど)
- 周りの人間関係(社員がどのくらいいるかなど)
- 役職(与えられている責任など)
と言ったことが関係してきますね。
家でも
- 人間関係(育児や夫婦関係など)
- お金(生活費や養育費など)
- 将来のこと(受験や資格の勉強、仕事の将来性など)
といったストレスとは切ってもきれませんね。「ストレス化社会」とはよく言ったものです。
そういった原因があるなら、不安をとり除くために
- 辞める、終わりにする
- 目標などを設定して、そこまで頑張る
- 解決する手段を考える、相談、行動する
といったことが必要です。月並みな意見ではありますが、頭がごちゃごちゃしているなら紙に書き出すといいです。
不安など感じると、頭の中で考えるとモヤモヤしたり、その不安が増大したりします。
ですが、紙に書いてみると、意外と「大したことないなー」と思えてくる事があります。僕も考えることが多くてごちゃごちゃして来たら全部紙に書きます。
「こんなこと書いてもなー」って事でも書いてみてください。意外と悩んでいる事と関連づいたりすることもありますよ。
さらに、解決策を書いて、
「今できることは何か」
ということも書いていくと、意外と小さなことだって気づくはず。
行動できない人の多くは、これをしていないからなんじゃないかなって思います。
「今ここで何をしていいかわからない」
でも、今することを教えてあげたら喜んで行動する人もいます。
もし、職場やあなたの周りで貧乏ゆすりをしている人がいたら、紙に書き出して見ることを勧めてみてください。
もしかすると、問題が解決して貧乏ゆすりが改善されるかもしれません。
③カロリー消費
これは少数派ではないかなと思いますが、少なくとも貧乏ゆすりは健康にも良い効果はあります。
詳しくはこの記事で書いていますので、なかなか当てはまるものがないなら1度ご覧になってみてください。
貧乏ゆすりの効果に注目!股関節には特にいい「健康ゆすり」のススメ
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④クセ
小さい頃からの癖かもしれません。
それとも特定の時にやってしまう傾向があるかもしれません。
例えば
- とある姿勢の時にやる
- テーブルのない席(イスだけの席)でやってしまう
- 足が浮いている時(つま先立ちしている時)にしている
といった傾向があるかもしれません。
その傾向を分析するのも面倒くさいかもしれませんが、もし特定ができるなら、本人に伝える時に伝えやすいのではないでしょうか。
クセや傾向なら、これといった原因は無いので、休憩をとってもらったり、ストレス解消しても根本解決にはなりません。
でも、クセですし、相手も悪気はないので相手を傷つけないように言えると良いですね。
僕なら、仲が良くて冗談の通じる相手なら
「ハッキリ言う」
か、
「テーブルめっちゃ揺れてるよ、ウケる(笑)」
とか言って、貧乏ゆすりの話に持っていくかなと思います。
仕事とかなら
「なんか嫌なことでもあったんですか?」
「どうしたんですか?」
とか聞くでしょうか。
何かしら返答がくるでしょうから、
「すごい貧乏ゆすりしてたので、何かあったのかなってちょっと心配になったんですよね」
って言うかなと思います。
これは僕の場合で、あなたと相手の性格やその人との関係性にもよるので参考までにどうぞ。
あとは、足を組んだり、イスの高さを変えたりする事で改善する事もあると思います。姿勢を変えれば貧乏ゆすりもおさまるかもしれません。
お願いするときは、
- できる限り傷つけない
- 別の人のこととして話したり、話題に出してみる
- やんわりお願いする、ストップしてくれると嬉しいと言ってみる
など、貧乏ゆすりをしている人を悪者扱いしないように心掛けると良いでしょう。
そうすれば、極力傷つけないような話し方ができるのではないでしょうか。
⑤疾患
先ほど紹介したレストレスレッグス症候群(RLS)ですが、これは普通の貧乏ゆすりとは違い、ゆすりすぎて逆に心配になるレベルだと思います。
「むずむず脚症候群」
「下肢静止不能症候群」
とも言われ、2~5%の人がその可能性があるそうです。
2~5%って、100人中2~5人なので、かなり高い確率ですね。6両編成の朝の電車の車内に10人以上はいても不思議ではない数です。
見分け方は難しいでしょうが、足以外にも腕も動かし、そうしていないと心地が悪い状態になるそうです。
もし肩こりとかでないにもかかわらず、そうしているなら可能性の1つとして、原因の1つとして考える必要があるかもしれません。
他の症状としては、ベッドで横になっている時も動かそうとするため、「貧乏ゆすり」の定義があるとしたら、そこには当てはまらない状態と言えるでしょう。
この場合は、病院にかかることをすすめるべきです。クセみたいに治すとかのレベルではないので。
選ぶと良い病院の科は
神経内科
睡眠専門(睡眠外来など)、睡眠に関して知識のある医師いる病院・クリニック
のようです。
原因は脳の問題なので、この科になります。
職場の人の場合、仕事に支障が出ているでしょうし、それ以上に本人も辛いでしょうから、早めの受診を勧めてあげるといいでしょう。
さらに、貧乏ゆすりは健康にも良いとされているので、こちらもご覧になれば、貧乏ゆすりへの見方が変わると思います。
まとめ
一言「貧乏ゆすり」といっても色々考えられる原因がありますし、その原因によってもアプローチする方法は異なります。
中々言いにくい時もあるでしょうが、原因がレストレスレッグス症候群のような病気だと早急に対処してあげることが大切です。
そして、頭ごなしに怒ったり叱るのも間違いです。
一度原因は何なのかを考えてみて対処の仕方を考える事が大切だと思います。
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