春休みといえば、新しい学年が始まる前の季節ですが、気持ちは人それぞれでしょう。
- より成長して、視野が広がる
- あんなことやこんなことができそうで楽しみ
- 今学期はこんな事をするぞ!
といったポジティブな気持ちになっている人もいれば
- これから就活しないといけない
- 今回の学年から勉強が大変になる
- 国家試験が控えているからもうゆっくりなんてできないな…
って思っている人もいるでしょう。
僕も4年生あたりからは国家試験の勉強で大変な1年になると思い、憂鬱な気分でした。
そして、大学生は自由な分、その自由が仇(あだ)になったりするでしょうか。
高校生までは長期休みでも講習や部活動に明け暮れていて、予定に追われていたり予定が組み込まれていて、それをこなしていく生活。
ですが、大学生になって、部活もしなくなり、何かに追われる生活から脱することができても、何をしたらいいかわからない。
自由になった途端、野に放たれた状態になって戸惑ってしまう人もいると思います。
やりたいことがある人からしたら問題ないんですが、そうでない人にとっては困りますよね。
そうなっては外に出るより引きこもっていた方がいい。というか、動こうにもどこに行っていいかもわからない。
それならスマホのアプリゲームをしたり、YouTubeやニコニコ動画など見ている方が楽しいから結果的に家の中に引きこもってしまうでしょうか。
今回はそんな引きこもってしまう場合に向けた内容で考えていきます。
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大学生の春休み、引きこもる人は多い
大学生にとっては嬉しい長期休みで、期間は長ければ2か月はあります。
暇だったり引きこもる人は非常に多いようです。
やっと春休みやー!( ^ω^ )
飲み会に温泉にバイクにシェアハウス。いや寒いし引きこもりやな。— きよ君@shadow400 (@0430_inori) 2019年1月26日
そうえいば。最近。
長い春休みに入ってしまって、うたプリ以外にも新しい音ゲーもを始めてしまった。
今までやっていたゲームにプラスして、増えたゲームも並行してやりつつ、YouTubeも見ている。
バイトの時にしか外に出ていない。
完全に引きこもりである。
— AOI (@AOI_Prince0526) 2019年1月25日
というように、春休みの入ると引きこもりになりがちな人が多く、色々探しても引きこもりになる人は多いようです。
大学生になると束縛からの解放される、けど…
高校生までは部活動に勉強とやることは限られてきます。
おまけに親の監視の目もあるので、かなり行動範囲やできることは制限されるでしょう。
この点を考えると「束縛」された状態と言っても良いかもしれません。
そして、「束縛」から解放されて「自由」になったと少しは思うでしょう。
もっと成長して自分がやりたい事、好きな事をしたいと思うのは不思議ではありません。
ですが、この自由がくせ者です。
自由だからこその苦しさもある
大学生になり
- 授業は自分で選択し講義を受ける
- サークル活動をするもしないも自由
- 人間関係もある程度自由
- バイトをすることもできる
- 飲み会など、行動範囲や交友関係が広がる
といった、高校生と比べると「束縛」から解放された生活になっていきます。
大人への階段を一歩登るような感覚になりますし、以下のような目的がある人はとても有意義に感じるでしょう。
- 何かやりたい人
- 達成したいことがある
- 目指しているものがある
ですが、特別それがない人はどうすればいいでしょうか。
自由のネガティブな側面
高校生までは行動範囲が限られていて、人間関係やコミュニティもクラスメートや部活動の部員との関係に限られます。
ですが、大学生になると、「クラスメート」という概念がなくなり、人間関係もある程度自由に構成することができます。
これもコミュニケーション能力が高い人からしたら、問題なく、むしろ楽しく思える状態と言えますが、そうでない人からしたら困ったことになります。
むしろ、高校の時のような、クラスルーム、悪い言い方ですが「鳥かご」のような場所の中にいる方が楽だったかもしれません。
特別何がしたいなどない人にとっては「自由」は苦痛な空間と言えるでしょう。ある意味「自由」という呪縛にも似た束縛を受けているようなものです。
その「自由」から解放されるためには、自らが考え、行動しなければいけません。
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人間関係を作るのが苦手な人には辛い環境
高校までは必然的にクラスメートと顔を合わせることになります。
でもそれが楽で、コミュニケーションを取る上では支障のない環境と言えたでしょう。
ですが、大学生の場合、先ほどの部分と重複しますが、自由な人間関係を作れます。
「なんとなく」というレベルで人間関係を作れる人はいいですが、そうでない人からしたら辛い環境です。
ある意味、「教室」という鳥かごが人間関係を作るお膳立てをしてくれる状態でした。その状態が大学では取り払われます。
どんな人と付き合って、仲良くしたりを学ぶ上では、自由に人間関係を作れるのは大きなメリットです。
ですが、その人間関係を作ることが苦手であれば、そこから始めなければいけません。
僕の場合ですが、僕もそうで、人間関係をどう作るか考えるところから始まりました。
今はいい年なので割り切っているのと、引きこもりのような生活になっても、ある程度の人間関係と家族がいるので問題ありませんが、大学生の時は常に孤独を感じていました。
基本的に1人が好きなので、精神的におかしくなりそうになったりなどはありませんでした。
ですが、コミュニケーション能力は社会人になったら必要と考えていたので、そこで大学生活の3年間は悩んでいました。
3年生ごろから割り切れてきて、そこから開けてきた気はしますが、それまではかなり苦しんでいたのを覚えています。
もし、途中で諦めていたら、確実の自分の世界に閉じこもって学校の日以外は引き持っていたのではないかと思います。
いろいろな事を考えざるを得ない状況にもなる
それが簡単に答えが出ればいいですが、大抵は答えが出ないし、熱くなれるものもなかなか見つからない。
僕も大学生の時は「自分が熱くなれるもの」を探していた時期がありました。
いろんなところに顔を出したり、勉強したり探し回す毎日。
でもその時には見つからなくて、悶々としていた時期はありました。そのうちに実習や国家試験の勉強の必要性があったので途中で探すのはやめました。
ある意味、忙しさに追われて忘れることができましたが、でももし、そうでなかったら当時は探し回っていたのかなと思います。
僕は将来の方向性が決まっていたので将来の事に関しては迷っていませんでしたが、そこまで考える必要があったら不安で迷いのある日々だったでしょう。
今は外に出なくても済むことが多い
さらに言えることは、今は家の中で成立することが多いですね。
パソコンやスマートフォンがあれば、ある程度のことはできてしまいます。
僕も何も用事がない日は家に出ずに過ごすこともあったりするように、家の中だけで生活が成立してしまいます。
大学生も食料があれば、特別家に出る必要がなければわざわざ家から出る必要もなくなります。
それに僕もそうですが、ゲームなどインドアなことが好きであれば、より家の中でも成立してしまいます。
これが続けば「引きこもり」と言われても仕方ない状態になります。
そのほかの原因
他にも人それぞれ事情や理由もあるでしょう。
1つの例として、大学入学が目標だったケースがあるでしょうか。目標の大学を入学するために勉強をする。
合格したまでは良いものの、目的の大学に合格した、その時点で追いかける対象がなくなってしまいます。
本来なら、大学は新たな知識やより深い知識を学ぶ場なのに、大学に入ることが目標になってしまっている。
これでは本末転倒ですが、将来なりたい、達成したいことが不明瞭なら、大学入学が目標になってしまうのは仕方ないところはあると言えます。
一番わかりやすくて、大学に入ってから方向性を決めるという考え方もできますよね。
そして、ある研究で高校の時に立てた目標を達成した人は全体の2%しかいないという結果があります。
そこから考えても、大学合格を目標にするというのは、ある意味現実的と言えるかもしれません。
ですが、そうして燃え尽きてしまう人がいるようですね。実際に用語もあり「スチューデントアパシー(学生無気力症)」というそうです。
これは、入学したての学生だけでなく2年生以降にあらわれることもあるそうなので、大学生は他人ごとではないと言えます。
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引きこもらないようにするための対策
好きで引きこもっているなら話は別ですが、そうでないなら対策は必要でしょう。
僕の経験も踏まえてそれをクリアにする方法を紹介します。
大学の人間関係が全てではない
大学生はある程度行動が自由ですが、「大学」という枠の中に囚われていると言えます。
そして大学生はまだ高校の時の延長線上にあるような感じなので、人間関係も狭くしがちのように感じます。
自由と感じながらも、行動は高校の延長。そうだとするなら根本は変わっていないと考えることもできるのではないでしょうか。
本当に自由と考えるなら、
「大学の人間関係だけでない、もっと外にある」
と考えるのが本当の自由です。
「人間として」と僕が偉そうに語る資格もないかもしれませんが、大学生は高校生の延長で人として未熟です。
どんなに人間関係を作るのが上手いといっても、失礼ながら所詮は子どもです。
人間の見方も以下のようなことで判断しがちです。
- 見た目、容姿
- 身振り手振り
- 喋り方
本当の大人は、それらをある程度は判断材料にしますが、それで人間を決めつけるようなことはしません。
社会人になって身なりを気にしないなどがあれば、それは問題ですが、大学生のうちはこれからなので、それで判断するのは間違っているように思います。
それで人間を簡単に判断するような人と付き合うのは僕は正しくないと思います。
もしそんな考えの人がいるなら、そんな人からは離れるのが正解と言えます。
「自由」というのはそういう選択をするために使うためにあるのだと思うのは僕だけでしょうか。
もっと広く見て社会人と関わる機会を持つことを考えましょう。
でも、そのための方法ってどうしたらいいの?って話ですよね。
- 資格を取ろう!
- サークル活動に精を出す!
- 旅行に行く
という提案もあるし、それは否定しません。
でも「それができたら苦労しないよ!」って話ですし、答えがシンプル過ぎて悩まないと思います。
資格を取るにしても、将来の方向性が見えてない中、資格を取るための勉強は苦痛以外の何者でもありません。
サークルに精を出すにしても、それができれば悩んでいません。
旅行に行くにしてもお金がなければどうしようもありませんね。
個人的に提案する方法は
- アルバイト
- イベントに参加
- ボランティア
- その他
です。
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大学生が比較的簡単に人間関係を作る方法
ここからは、あまり苦労せずに人間関係を作りやすい方法を紹介します。
アルバイト
学生さんはとにかくお金がない。ならお金を稼ぐ方法はアルバイトです。
お金を稼げるし、人と関わらなければいけないことですから、嫌でも人間関係ができます。
積極的に関わることで、自分のやりがいなど新しいことが発見できるかもしれません。
そして、社会勉強にもなるので、社会に出る前の勉強としてもいいでしょう。
今はアルバイト情報誌、アプリのLINEでも見つけられるので、自分ができそうなことを探すといいでしょう。
イベントや勉強会に参加
イベントは至る所でやっています。
スターバックスのような全国区で有名なカフェのお店でも、「コーヒーの淹れ方講座」などのイベントがあります。
他にも個人でやっているカフェはいろいろなイベントをやっていますし、ネットでちょっと探してみれば見つけられるはず。
参加費も1000円くらいから参加できるのがあると思うので、参加してみましょう。
自分から話しかけなくても、話しかけたりしてもらえますし、実践型のものだとそれを機にコミュニケーションができてくるでしょう。
ボランティア
ボランティアに参加するのも方法の1つです。
もちろん無料でできますし、作業も1人でやっても良いし、基本指示通りにやれば良いので、何かを考える必要もありません。
そこから自然とコミュニケーションが取れるかもしれませんし、なにかタイミングが合えば参加してみてはどうでしょうか。
その他
そのほかの方法としては、ブログで自分の知っていることなどを発信しても良いと思います。
反応はすぐには取れないでしょうが、自分の考えを整理したり、何かを発信することで発見があるかもしれません。
ブログも無料でできる方法もあるので、失敗しても良いから気軽にやってみてはどうでしょうか。
そのほかにワンコインレッスンも方法です。
イベントと重複している部分もありますが、ワンコインレッスンとイベントの両方を探せばかなりの数が見つかるはずです。
自分が興味ある、面白そうと思えることを選んで申し込んでみましょう。
あとは実家に帰ることで、原点に帰るような気持ちになれるかもれません。
2、3日予定を合わせて地元の友達と遊ぶなどしても気が晴れて良いかもしれません。
そこで近況報告をして一緒に過ごすだけでも気持ち的に大きく変わると思います。
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まとめ
方法も書いていきましたが、極論、僕は引きこもりでも良いと思っています。
僕自身がインドアだからかもしれませんが、引きこもる自分をそこまで低くみなくて良いのではないでしょうか。
「引きこもり」=「ダメ」みたいな雰囲気があるのはどうかなと。
もちろん現状に不満があったり、今のままではいけないと思うなら変えなければいけませんが、否定的にならなくていいと思います。
大学が全てではないし、今置かれている状態で未来の全てが決まるわけでもありません。
現状を変える意識は大事ですし、必要とも思えますが、あまりネガティブにはなってほしくないなと思います。